◆月と闇の戦記
著者(盛岡浩之)、イラスト(草河遊也)
◆第1巻「退魔師はがけっぷち。」2
著者(盛岡浩之)、イラスト(草河遊也)
というわけで、あの「星界の紋章」の盛岡浩之による、「月と炎の戦記」の続編である「月と闇の戦記」
ちなみに「月と炎の戦記」はまだ読んでません。
で、今巻は貧乏退魔師である菊名隆生は、ある幽霊屋敷の調査依頼を受ける。
そしてその幽霊屋敷には、どこかで会ったような美形兄妹と、やたら説教臭い幽霊たちが、節操なく同居していたのだったって話。
まあ、そこそこ面白かった。
正直、「星界の紋章」を知っていたら、がっくりするような出来ではあった。
星界の時のような、SF的キレや、キャラの魅力や、ストーリーの妙技みたいなのが全然ないんだもんなあ。
なんか、あまりオリジナリティないお約束の「退魔もの」って感じで、ダラダラと話が続いていて、ちと疾走感に欠ける。
特に、話が今巻で完結してなくて、3章と4章でいきなり話が飛んでいるせいか、尻ぎれ感も強いのも辛い。
せめて、4章は「番外編」にすべきだったのではないかと・・。
でも4章は一番面白くて、今後に期待持てそうな展開ではあったな。
こっちも完結してなかったけど(笑)
なんつうかしかし、、普通のライトノベルな感じだからなあ・・なんか同じ作者とは思えない(笑)
まあでも、キャラクターと設定はそこそこ良さそうだから、今後の展開に期待かな?
あと、「魔術師オーフェン」の草河遊也さんのイラストもまあまあ良いです。