2003年12月

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2003年12月20日(土曜日)

◆セラムン(実写)第11話「Act.11」4
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、監督(高丸雅隆)

というわけで今回は、愛野美奈子の入院してる病院に行くうさぎって話。
ついに、うさぎ達と美奈子が邂逅。
今回は、うさぎとまことというコンビでの描き込みで、相変わらず幅広い視点からの多彩なカップリングなおかげか、短い話数だというのにそれぞれのキャラに深みが出ていてて良いね。
で、やっとでの(というかアニメ版に比べば随分早いが)美奈子の話で、美奈子は誰よりも早く戦士として覚醒しており、他の4戦士がそれぞれの「孤独」を抱えていたのと同じく、「孤高の戦士としての孤独」を抱えている辺りが、燃える。
そのおかげか、「戦士」として「プリンセス」としての自覚のないうさぎへの「いらだち」を見せている辺りが、これまた原作を小林流の「ヒーローもん」視点で見ていて、アニメ版にはなかった「ヒーローもの」っぽさがあって、面白い。
それにしても、美奈子役の役者さんは、やっぱりちょっと下手だな(笑)
でも、うさぎ達もドンドン上手くなっているので、今後の成長に期待だな。
特撮ものは、初々しい新人の役者さんの成長を見届けるのも醍醐味だからな(笑)
しかし、アルテミスは高戸靖広さんじゃないのか・・ちょっと残念。
で、次回はついに愛の戦士、ヴィーナス登場!


◆ワルQ「最強超女アキドラ」4
脚本(月村了衛)、絵コンテ(詰村宏明)、演出(花井信也)、作画監督(塩川貴史)

というわけで今回は、秋菜とハイドラが合体するって話。
「二人の友情が壊れた時に合体する」って・・逆バロム1状態(笑)
相変わらず、微妙に特撮作品からのネタ出しが多いな。
コーラスの、
「駄目だよ〜!、そんな設定はひねり過ぎだよ!、読者がついてこないよ!!」
っていうツッコミが爆笑・・読者って誰だよ(笑)
で、今回は演出作画のレベルも高めで、「難儀」な合体状態のドタバタのテンポも良く、クライマックスの戦闘シーンもまるで別番組のように迫力があり、なかなかに面白かった。秋菜とハイドラの合体状態の戦闘が格好良くて、特に、日本神話と北欧神話を融合させた感じの呪紋詠唱がイかしていた。
変身バンクシーンも気合いが入っていて、作画レベルも高かった・・3回も使ってはいたが(笑)
今後も再合体はあるのかな?
で、次回はゴーストと対決?


◆まぶらほ「つかっちゃった……」3
脚本(白根秀樹)、絵コンテ(小滝礼)、演出(鎌仲史陽)、総作画監督(新田靖成)、作画監督(日高真由美)

というわけで今回は、魔法の回数を増やすために玖里子と山の温泉に行く和樹って話。
温泉ネタのはずなのに、なぜか野球ネタ(笑)
といった感じで、所々微妙にトンデモな展開で、ちょっと「ギャラクシーエンジェル」を思わせ、なかなか面白かった。
でも、やはりもう一押しの話や演出の押しが欲しかった所だったな。
どうも、突き抜け方がいまひとつ足りないからなあ、このアニメ。
萌えにしろ、馬鹿にしろね。
で、次回はのびちゃった。


◆十二国記第25話「風の万里 黎明の空 十二章」4
脚本(曾川昇)、絵コンテ(森脇真琴、斎藤哲人)、演出(吉川浩司)、作画監督(長谷川高志)

というわけで今回は、武器の買い付けを頼まれた鈴は祥瓊と出会うって話。
ついに錯綜する運命・・話のクライマックスに向けて転がり始めて、なかなかに面白くなってきた。
連続した大河ドラマ的展開なんで、こうやって群像劇が収束してくると、話に重みとスピード感が出てきて、やはり良いね。
やはり曾川昇は、なかなかに原作を上手くまとめているな。
それにしても、鈴も祥瓊も最初の駄目っぷりに比べて、ホント二人とも成長したなあ。
今後の彼女らのドラマがなかなかに楽しみである。
で、次回はついに決起。


◆君望第9話3
脚本(金巻兼一)、絵コンテ・演出(高柳滋仁)、作画監督(石井久美)

というわけで今回は、遥のために絵本を探す孝之って話。
なんかもう、孝之の心は完全に遥の方に傾き始めているようで、孝之の心が離れ始めているのを知って乱れ始めてる水月が、なんか可哀想すぎる。
そういうドラマ的な描き込みを、じっくりと淡々とやっていってるのは良いんだけど、やはり今は展開的に地味なせいか、ちょっとダル目な感じだな。
っていうか、感情向きだしな濃い水月に比べると、どうも孝之は感情表現なんかが薄めな感じで、いまいち魅力に欠けるよな。
あんな男のどこがいいんだろう、遥も水月も(笑)
あと、就職どうのこうのの描写とか、会社や上司ががどうのうこうの描写とかは、世界的なリアリティや重みを与えるので、結構良いね。
プライベートで難題抱えながら、きちっと社会人やるのって大変だからねえ。
それにしても、大空寺さんは・・いったい何者なんだろうか(笑)



◆一騎当千「九」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(浅見松雄)、作画監督(杉山了蔵)、作画監督補(飯島弘也、矢上孝一、浅野勝也)

というわけで今回は、山奥の温泉へとやってくる伯符たちって話。
閑話休題の温泉ネタ話。
でも、温泉ネタってわりにはサービスなパワーは薄めで、ストーリー的にも、それぞれのキャラも話も薄めなためか、あまり興味も持てず。
前半戦の武闘大会も、あっさり盛り上がりもなく終わっちゃったしなあ。
こっからは、大盛り上がりの後半戦となって行くのであろうか?
そもそも、「三国志時代の武将たちが現代の関東に復活」ってネタだけが一人歩きしすぎてるんだよなあ。
で、次回はプールネタ。


◆フィギュア17第1話「今の自分は好きですか」3
脚本(米村正二)、絵コンテ(高橋ナオヒト)、演出(矢野博之、村田和也)、作画監督(沢田正人、斉藤英子、佐藤陵、原将治)

というわけで、オリジナルアニメ「フィギュア17 つばさ&ヒカル」。
スタッフは、監督に高橋ナオヒト、シリーズ構成に米村正二、キャラクターデザイン・総作画監督に千羽由利子、モンスター・メカニックデザインに西中康弘、アニメ制作はO.L.Mといった構成。
で、今回は内気でおとなしい性格の少女・椎名つばさ(矢島晶子)は、父の都合で北海道に移り住んでいた。
そんなある日の晩、つばさは満天の星空から謎の赤い発光体が近くの森へと落ちて行くのを見かけるのであったって話。
う〜ん、なんつうか地味なアニメだな。
「ToHeart」で見せた高橋ナオヒト&千羽由利子の、情感あふれる淡々とした描写力で、つばさの心情とその状況を、TVドラマと同じ尺である一時間(正確には50分か)丸まるを使って、徹底的にこれまでかと描く日常的、情景的描き込みは非常に良いとは思うのだが、一時間ず〜っとそれなんで、結構一時間が退屈な感じであった。
TVドラマと同じ尺である一時間枠で、TVアニメをやろうって試みは高く買うのだが、三十分アニメ枠に慣れているせいか、淡々とし地味に展開しすぎていて、どうもテンポが非常に遅く感じたな。
バトルも結構地味目で、話的にもコレっていうインパクトやキャッチーさも少ないしねえ。
まあ次回からはひかるの対となる少女・ツバサも登場するようなので、もうちょっとアップテンポなドラマが見れるかもしれないな。
それにしても、OP・EDにアルフィーが歌ってるのは、なんか結構衝撃的で、そっちの方がインパクトがあったかもしれない(笑)
で、次回はつばさの対となる少女・ヒカルが登場。


2003年12月12日(金曜日)

 

◆一騎当千第7話「七」3
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ(持丸タカユキ)、演出(秋田谷典昭)、作画監督(矢上孝一)

というわけで今回は、ついに関羽と対決する呂蒙って話。
宿命の対決といっても、案外あっさり決着がついた感じだったかな。
バトル方面はそこそこ頑張ってはいるのだが、やはりいま一つのバトルの迫力が足りないって感じだしね。
そもそも、「関羽と呂蒙の宿命の戦い」ってのを自分は知らないせいもあってか、どうも感情移入できないものあるしなあ。
っていうか、「三国志」なんていう一部の人間のとっかりしかなりにくいネタを絡めないで、普通に「ギャル萌え格闘」してた方が良かったのではないかと思ったり(笑)
まあとりあえず、関羽の姉ちゃんは格好良くて結構良かった・・再びの大活躍に期待である。
で、次回はなぜだゴエイの裏切り。


◆一騎当千第8話「八」2
脚本(吉岡たかを)、絵コンテ・演出(上原秀明)、作画監督(田中基樹)

というわけで今回は、伯符たちは夏侯惇と戦うことになるって話。
なんつうか・・バトルも話もはしょりまくりで、あっさりしまくりで、どうもいまいち面白みに欠けるよなあ。
つか、全然盛り上がらないな(苦笑)
多分、原作の話を次々とこなしていってるせいなんだうけど、どうも話もキャラもバトルも深みがなくてなあ。
パンチラしかないアニメになってるねえ。
吉岡たかをにしては、おそまつな脚本になってるな・・残念。
で、次回は温泉旅行・・まあ、こういのこそ本筋かもしれないな(笑)


◆ダカーポ第20話
「すれ違う気持ち」3
「サイドエピソード」3
脚本(鈴木義嗣)、絵コンテ・演出(阿部雅司)、作画監督(山本佐和子)
構成・絵コンテ・演出・作画(もりやまゆうじ)

というわけで今回は、ついに結ばれた二人の前に、さくらが立ちはだかるって話。
ラブラブ、そして修羅場・・もてる男は辛いな(笑)
ってな感じで、今までのドラバタコメディ展開が嘘のようなシリアス展開で、淡々とながらきっちり描かれるそれぞれの心情の吐露はなかなかに上手く、面白かった。
しかし、純一ってばもてもてだな・・そんな魅力のある男には見えないんだが(笑)
まあ、そーいうのはこーいう作品のお約束だから、言わぬが華ではあるな。
で、今回の総集編もどきのサイドエピソードも、相変わらず独自の世界を逝きまくりであった(笑)
多分、なんらかの「過ぎ去った季節への憧憬」みたいなノスタルジーを表現しているのであろうが、やり方が微妙すぎて、よくわからないね(笑)
こっちも、なんかオチみたいのはあるのかな?
で、次回は音夢が倒れてって話。


◆ダカーポ第21話
「サイドエピソード」3
「さくらの決心」
構成・絵コンテ(寺東克己)、演出(福本潔)、作画監督(野田康行)
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(宮崎なぎさ)、演出(嶋崎敏)、作画監督(田頭しのぶ)

あ、EDが変わってるな・・。
というわけで今回は、音夢が倒れて、さくらは動揺するって話。
淡々と描かれて行くクライマックス。
口から桜の花びらが漏れ出て意識不明って、結構猟奇的だな(笑)
ってな感じで、さくらの決心によりおばあちゃんのさくらの魔法が解けるようである。
さて、どうなることか。
で、いきなり初っ端だったサイドエピソードは、あの謎の猫の人、ふしぎさんを探すって話。
やっぱ、一応繋がりのある話だったんだな。
で、ふしぎさんも島を去って行くようで、これでサイドエピソードも終わりかな。
思えば、ホントに不思議な外伝だったなあ・・感想書きにくいのなんの(笑)
まあ、こういう実験テイストは嫌いじゃなかったけどね。
で、次回は頼子さんとデート。


◆ダカーポ第22話「すてきな思い出」5
脚本(長谷川勝己)、絵コンテ・演出(後信治)、総作画監督(田頭しのぶ)、作画監督(古賀誠、丸山隆)

というわけで今回は、純一は、頼子さんと学校で真夜中のデートをするって話。
いつものようにサイドエピソードなどもなく、丸々一話を使った頼子さんの締め話で、なかなかに出来が良かった。
基本的にこのアニメは、演出作画の安定度は結構高いんだけども、今回は頭ひとつ抜けた良さがあったな。
純一と頼子さんの真夜中の学校でのデートを情感たっぷりにメルヘンチックに描いていて、この辺り、サイドエピソードの方の演出作画の名残があった。
特に一番上手かったのは、やはりクライマックスの桜の花びらを使ったテンポ良いカットの切り替えで、クライマックスを盛りに盛り上げてくれていた。
どうやら、こういう感じでラストに向けて一人一人のキャラのエピソードを解消して行くようである。
で、次回はことりの話。


◆ワるQ「猫耳八甲田山」3
脚本(月村了衛)、絵コンテ・演出(岩崎太郎)、作画監督(堤弘子)

というわけで今回は、冬山に登山する、真田さん率いる猫耳侍女部隊って話。
前期の慰安旅行と同じく、猫耳侍女部隊ネタ。
お約束のドタバタでまあまあ面白くはあったのだが、全体的に前期よりもキレのある今期ではあるが、今回の話は前期の慰安旅行ネタの方が、キレがあった感じだったな。
ここの所、どうも普通な感じがしてしまうのは、やはり今期最大の当たりキャラであるコーラスが、出番などがおとなし目な所にあるのかもしれないなあ。
それにしても、「八甲田山」って相変わらず微妙にネタが濃いな(笑)
で、次回は秋菜とハイドラが合体。


◆十二国記第34話「風の万里 黎明の空 十一章」3
脚本(曾川昇)、絵コンテ・演出(佐藤真二)、作画監督(遠藤裕一)

というわけで今回は、蘭玉達を襲う昇紘の魔の手って話。
相変わらず、陽子にとっては辛い展開が続くな。
つうか、ホントに景麒って頼りにならないよなあ(笑)
で、役者も揃い始めて、話もそろそろ収束し始めて来た感じである。
さて、陽子、祥瓊、鈴、三人の娘たちの運命やいかに。


◆まぶらほ「やっちゃった……」3
脚本(佐藤勝一)、絵コンテ(しまづ聡行)、演出(柳伸亮)、総作画監督(藤井昌宏)、作画監督(大河原晴男)

というわけで今回は、仲丸のネックレスを狙う男の子を助ける和樹って話。
相変わらず、押しに欠けるっつか、平板っつうか、普通っつうか、可もなく不可もなくな感じだなあ。
あの男の子のオチに何かこれといった、特別さもなかったしねえ。
で、今回は夕菜、玖里子、凜、それぞれが、あの男の子への和樹の「優しさ」を起点にして、それぞれが和樹の「優しさ」を思い返しって感じの、節目的な話ではあったのだが、やはりあの程度の「優しさ」で、女の子達がなびくってのはやはり考えにくいものがあるよな・・まあ、こういうもののお約束とはいえ。
どうも、和樹の「優しさ」ってのは「お人良し」とか、本編でも言及されてるけど「馬鹿」に見えるからな。
まあ、そこがいいのかもしれないが(笑)
で、次回はつかっちゃったって話。
ホント、よく適当に魔法使うヤツだな(笑)


◆セラムン(実写)第10話「Act.10」4
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、監督(鈴村展弘)

というわけで今回は、うさぎはママとケンカして、レイの神社に転がり込むって話。
かぐや姫と母親の話と、でもってうさぎ達の前世の宿命話を絡めながら上手いことまとめた、ちょっぴり良い話であった。
今回はレイとうさぎの話で、ちゃんと各キャラをバランス良く掘り下げつつ、話もドラマも展開させて行ってる辺り、やはり上手いね・・なかなかに隙のない構成。
で、今回はうさぎ達の前に、クイン・ベリル様御大もついに姿を現し、今後はうさぎ達の前世話も絡んでくるようで楽しみである。
それにしても、うさぎたち女の子たちはなかなかに演技が上手くなっていってるな・・頑張ってていいね。
無論、一番上手いのはクイン・ベリル様であることは間違いないのだが・・あと、ルナも(笑)
で、次回は美奈子が本格登場!


◆ピッチ「愛(いとし)のベビー」3
脚本(高橋ナツコ)、絵コンテ・演出(岡嶋国敏)、作画監督(亀田義明)

というわけで今回は、るちあと海斗は、迷子の赤ちゃんの面倒を見ることになるって話。
やっぱり、ピッちは馬鹿話がよく似合うなあ(笑)
今回も、相変わらずのお馬鹿ぶりで、何と言っても「海斗の赤ちゃんを産む!」と意気込むるちあのお馬鹿ぶりが萌え萌えで最高(笑)
人魚って、胎生なんだろうか?
しかし、るちあだけ「人間との子供の作り方」を知らない辺りは、結構あってるよな。
あと、ダークラバーズのお馬鹿4人組も、いつもながらヒマをもてあましているのかひょっこり現れての、結構いい所を見せつつの馬鹿ぶりも笑えた。
作画もまあまあ安定してきて、これで2年目も安泰かな?(笑)
で、次回はるちあと海斗が喧嘩。


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