2004年4月

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2004年4月26日(月曜日) 

◆ケロロ軍曹 第1話5(85点)
「我が輩がケロロ軍曹であります」
「ケロロ大地に立つであります」
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(佐藤順一)、演出(山本裕介)、作画監督(小栗寛子、西田亜沙子)、作画監修(追崎史敏)

というわけで、少年エース連載中の吉崎観音の「ケロロ軍曹」がアニメ化。
自分は、原作の方は名前しか知らないです。
スタッフは、監督は山本裕介、シリーズ構成は池田眞美子、キャラクターデザインは追崎史敏、総監督は佐藤順一、アニメ制作はサンライズって構成。
今回は、日向家に宇宙人のケロロ軍曹(渡辺久美子)が侵略してくるって話。
流石は佐藤順一と「オコジョさん」の山本裕介コンビと言おうか、非常にテンポ良い画面作りでケロロ軍曹と夏美達がコミカルに動き回っていて、すごく楽しかった。
特に、藤原啓治のナレーションに、テンポよく入る漫画風書き文字がさらに画面に動きを出していて良いね。
どうやら「サンライズ公認」での「ガンダムネタ」とやらも入るようで、その辺も楽しみである。
OPEDもテンポ良くていいね。
で次回は、桃華&タママが登場。


◆ぴちぴちピッチピュア 第3話「水色の旋律(メロディ)」3
脚本(早川正)、絵コンテ・演出(後信治)、作画監督(立田眞一)

いやあ、濃い作画だな(笑)
というわけで今回は、太郎ちゃんがドイツに行くことになり、波音は自分の想いをつげるって話。
波音と太郎ちゃんの別れの話であり、主役の話。
この頃はシリアス展開でどうもピッチ特有の「馬鹿」が足りなかったんだけども、「馬鹿」ぶりがちょっと復活し、エンジンかかって来た感じ・・ツッコミ所があってこそピッチ(笑)
やっぱり、「ピッチには馬鹿話がよく似合う」からね(笑)
で、どうやらBBSも今度からは「怪人生産」できるようで、今回の馬鹿水妖・ガレオス(武内健)の馬鹿ぶりを見る限り、「セーラームーン」のような馬鹿水妖ぶりが見れそうで楽しみである。
しかし、「歌合戦」は先に歌うか歌わないか、邪魔が入るか入らないかの状態になって来たな・・まあ、これでヒッポも役に立てるからいいか(笑)
でもって、波音と太郎ちゃんとの別れ。
馬鹿っぽい「追いかけっこ」「歌合戦」を経てからの、「別れ」というのがいかにもピッチっぽい展開ではあるのだが、波音と太郎ちゃんの別れはまあまあ良かったかな。
正直、もうひと盛り上がり欲しかった所ではあるが。
しかし、太郎ちゃんに別の曲のレパートリーがあったのはびっくりである(笑)
あと今回は1期の50話の演出作画の方だったのだが、前の時に比べると切れがやっぱ足らないかな。
まあ2期も始まって色々大変だろうから、仕方なしか。
で次回は、リナ姐さんの恋の予感が・・姐さん相方がいるって本当ですか!?(笑)


◆ぴちぴちピッチピュア第4話「幸せの予感」3
脚本(笹野恵)、絵コンテ・演出(高橋滋春)、作画監督(徳倉栄一)

というわけで今回は、北大西洋に帰ることになったリナは、浜崎雅弘(古島清孝)という少年に出会うって話。
とうとうリナ姐さんにも、恋の予感が・・リナ姐さんだけは、色ボケしないって信じてたのに(笑)
まあそれはともかく、リナにも春がやって来きそうで、めでたいです。
今後は、あの浜崎雅弘と絡みが多くなってくるんだろうな。
で、どうやらシリアス展開が多かったピッチピュアではありますが、結構「馬鹿分」が戻ってきて、今回も、
波音の「必殺マーメイドデコピン!」(波音にそんな特技が)とか、
BBSの「所詮雑魚(じゃこ)は雑魚ね!」(そのまんまかよ)とか、
笑える小ネタもあり、今後の馬鹿ぶりが楽しみです。
水妖は今後も笑わせてくれそう。
で次回は、るちあにマエストロが接近。
海斗もやっとで復活かな?


◆ふたりはプリキュア「悪の華・ポイズニー参上!って誰?」3
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(生田目康裕)

というわけで今回は、新しい敵ポイズニー(雨蘭咲木子)が現れ、なぎさからメップルを奪うって話。
新たなる敵・ポイズニー登場であり、ちょっと話も展開。
どうやらやっぱり、敵には完全にその所在やら正体やら特性やらは知られてるようで、その辺はセーラームーンとかとは違うパターンだな。
それならそれで、なぎさやほのか達にもっと危機感や緊張感が欲しいところではあるのだが、まあ子供向けアニメだから仕方ないわな。
ちょっとでも敵側が頭が回れば、いくらでも方法あるもんな・・それこそ「人質」とったり(笑)
で、第3の敵ポイズニーだが、キャラ的にはやっぱいまいち弱いかな。
なぎさ達のことを調査したうえでの戦術は良かったが、やっぱ詰めが甘いし。
まあ、「とっととおウチに帰りなさい!」で、ホントに帰ってる辺りは笑ったが(笑)
つうか、前回とは違う今回は丸まる戦闘シーンはしょったりする辺り、潔いというかなんというか・・。
でもって、ついにほのかのおばあちゃんもなぎさ達の正体を知り、やはり過去に何か秘密がある模様・・やはり初代プリキュア?
まあ、切れるのかおとぼけなのかいまいち判断がつきにくい所ではあるが、まあその辺りは今後に期待かな。
しかし、「今のままでいたい」「ずっとこのままよね」という「日常」を大切にしたいという思いがあるようだが、コレって後からの「日常」の崩壊へとつながる伏線なのかな・・でも、子供向けアニメでそこまでドラスティックな展開はやらないかなあ、やっぱ。
まあ、これも今後に期待か。
で次回は、年下の転校生!・・どうやら今回は敵は二人構成で来る模様。


◆ふたりはプリキュア「ご用心!年下の転校生」4
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(小村敏明)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、謎の転校生キリヤが転校してきて、ほのか達の研究会が狙われるって話。
「セーラームーン」と同じく、まったりと面白いって感じだな、やっぱ。
で、今回からは謎の転校生キリヤ(木内レイコ)もやって来て、プリキュアを密かに狙う敵という緊張感も少しづつ出て来ており、面白くなって来た感じ。
キリヤもポイズニーも良い感じキャラが立ちそうで、今後が楽しみだな。
特に今回は、演出作画もほどほど良く、バトルもほどほど面白いと、バランスの良い作り・・特に、今回はラストがちょっと泣けた。
いやそれにしも・・なぎさの「汚れ」っぷりはいいね・・まさしく黒(笑)
弁当をふたつたいらげるは(あれで腹八分かよ!)、電柱に顔面からぶつかるは、藤ピー先輩の前での百面相ぶりや、もう可愛いのなんの(笑)
キャラ自体のパワーが大分出て来た感じだな。
で、どうやらプリキュアの姿を二人に見られたようで、次回はにせプリキュアが登場!
やっぱ、これはそのうち正体ばれるパターンかな・・楽しみだ。



◆ブレイド第13話「金色の糸の罠」4
脚本(今井詔二)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)

というわけで今回は、カテゴリーエースとその適合者を巡ってバトルが繰り返されるって話。
今回の剣ちゃんは、ちょっと格好良かったな。
普段は「ダーク街道」まっしぐらな橘さんと、「孤独街道」まっしぐらな始さんの影でいまいち影が薄く、「馬鹿街道」まっしぐら(笑)なイメージしかないんだけども、なんだかんだときっちり「守るため」の戦いはしてるんだよな。
なんか今回は初めて「ライダー」っぽく感じた(笑)
頑張れ、剣ちゃん・・一応主人公は君の・・はずだ(笑)
で、話の方は今は「カテゴリーエース」とその「適合者」を巡る戦いとなっているわけだけども、まあこの辺はあっちやこっちで三つ巴のバトルが行われていて、バトルロワイヤルしていて良いな。
複数ライダー制の長所はそれぞれのライダーのドラマが描かれることと、複数がゆえのバトルロワイヤルができることだな。
今は剣ちゃんチーム、伊坂・橘さんチーム、始さんチームの三つ巴だし。
さて、「カテゴリーエース」の権利はどこに・・。
で今回は、「カードバトル」っぽい戦闘がわかりやすく描かれていて、結構良かった。
アンデッドを封印したカードにはそれぞれの「特性」があり、そのカードをスラッシュすることでその「特性」を組み合わせて使えるんだな。
そういう「デジモン」的なとこは面白くて格好良くていいんだけど、自分が設定などを読んでなくて、いまいち描き方もわかりにくいせいか、ちょっとわかりにくいんだよな。
今回みたいに生かした描き方はもっとして欲しいところである。
で次回は、橘さんが伊坂に反乱?
「俺は、この番組を気に入ってますから」・・ヒーロータイムの終わり方、おもろいな(笑)


◆ブレイド第14話「」4
脚本(今井詔二)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)

というわけで今回は、剣崎は始を助け、橘はカテゴリーエースを倒すって話。
カテゴリーエース争奪戦は、やはりエースのカードは伊坂の元へ行く模様。
でもって女医さん小夜子も殺されてしまい、橘さんは復讐の戦士に。
あと、始さんも天音ちゃん達を謎のアンデッドに拉致られて、奔走。
と、正直「大味」っぽい作りは多々あるのだが、、ギャレン、カリスの二人のライダーのドラマはなかなかに熱くて良い感じである。
つうか、相変わらず剣ちゃんだけが、なんか置いてきぼりな気がする(笑)
「過去のトラウマ」方面の描き込みが少ないせいで、二人のライダーと違って剣ちゃんだけが「背負うもの」がなくて、明らかにドラマ方面で負けてるからなあ。
頑張れ、剣ちゃん・・(笑)
で次回は、橘さんが伊坂に戦いを挑むって話。
ついに4人目のライダーも登場かな?


◆デカレンジャーEpisode.10「トラスト・ミー」4
脚本(武上純希)特撮監督(佛田洋)、アクション監督(石垣広文)、監督(坂本太郎)

というわけで今回は、マイラに嘘をついた伴は正体がばれ、捜査の任務から外される事になるって話。
伴は「馬鹿」ではあるけど、無闇やたらと熱いとこがいいね・・流石はレッド。
特に今回は、
「俺は約束を守る!、君を守り抜く!!」
という感じで、気合い変身するとこがが格好良かった・・相変わらず銃撃ちまくりだし(笑)
それと、「嘘」というネタを使った話作りもなかなかに良く、梅子とスワンさんのフォローなんかもいい感じだったな。
立ったキャラで話を動かしてるんで、勢いがあっていいね。
で次回は、宝児の親友がデカベースにやって来るって話。
しかし、キャラ話多いなあ・・まあ、それだけキャラを中心に話を作ってるって所か。


◆デカレンジャーEpisode.11「プライド・スナイパー」4
脚本(荒川稔久)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(石垣広文)、監督(中澤祥次郎)

というわけで今回は、宝児の親友であるヴィーノがデカベースにやって来るって話。
キャラ掘り下げ話第2シーズン突入で、今回は宝児の話。
デカレンジャーは、キャラ方面の描き込みを重視しているせいか、やはりそれぞれのキャラの立ち方が光るね。
でも、そのためにロボがいまいち印象薄めなんだけど(笑)
今回も宝児と、そのかつての親友であったヴィーノの話が熱く格好良く描かれていて、面白かった。
で次回は、梅子の話で、赤ん坊育てである。


◆ダフネ第8話「スピードに体を張れ!」4
脚本(山田靖智)、絵コンテ(池端隆史)、演出(浅見松雄)、作画監督(沖田篤志、桜井木の実、松本好弘、岩倉和憲)

ゲロを吐くヒロインって、素敵だと思う(笑)
というわけで今回は、マイアはホバーカーで事故に会ったミリィ(野田順子)の代わりにコンペに出る事になるって話。
全キャラの紹介話が終わって、今回からはキャラ掘り下げはなしって感じで、今回の主人公はヘタレ不幸街道一直線のマイアが主役。
ネタはまあいつも通りのお約束っぽいネタではあるが、前回とは違い演出作画になかなか気合が入っていて、スピード感あるレース描写はなかなか良かった。
でも、チーフが内通者であることがわかった時の描写がちと極端すぎて、ちと引いたな。
そこまでやったら普通・・逮捕されるし(笑)
そういえば、あの写真の人は最後まで謎だったようだけど、これは伏線ってことかな、やっぱ。
で次回は、グロリアの話。


◆ダフネ第9話「オレだけに明日はない」4
脚本(砂山蔵澄)、絵コンテ・演出(上原秀明)、作画監督(コヤタマサヒサ、金田栄二)

ダフネには馬鹿話がよく似合う・・。
というわけで今回は、ガンで余命一週間となったグロリアに恋人を作ってあげるマイア達って話。
もう、初っ端からネタ自体はバレバレだったわけだけど、お約束の「勘違い」を巡ってのドタバタは面白かった。
ダフネはやはり、こういうキャラを前面に押し出した馬鹿話が一番面白いよなあ。
で、マイアの友達でもあるつかさ(野川さくら)も再登場をしていて、今後の活躍にも期待したい。
で次回は、シベリア超特休。


◆セラムン(実写)第27話「Act.27」3
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、監督(舞原賢三)

ルナだったのか〜!!
というわけで今回は、謎の少女がうさぎ達につきまとうって話。
前情報とかのネタばれを全く知らなかったので、まさかあれがセーラールナだったのにはどビックリ。
つうか、ちょっと・・キツイな(笑)
三次元の幼女はやっぱどうも萌えないよなあ(爆)・・それが「正常」なのかもしれないが(笑)
まあ、一応セーラールナの活躍にも期待したい。
で、今回はついにうさぎとダーク亜美ちゃんも決戦。
そういや、この所何か足りないなあ足りないなあと思っていたのだが、「亜美ちゃん分」が足りなかったんだな(笑)
どうやらそろそろ亜美ちゃん復活のようなので、亜美ちゃんの笑顔が見れるかもしれない・・。
で次回は、亜美ちゃん復活?


◆セラムン(実写)第28話「Act.28」4
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、監督(舞原賢三)


というわけで今回は、うさぎと亜美は謎の異空間に閉じ込められるって話。
OP、EDと変則的であった今回は、なかなかの盛り上がりであった。
なんだか、とっても最終回っぽい感じだったな。
特に、「ありがと、ただいま!」のとこにOPがかかるのは泣かして良いね。
とりあえず、これで亜美ちゃんも復活って事で、めでたいね。
しかし、ネフライトはどうやら亜美ちゃんに懸想してるようで、今後の展開が楽しみかもしれない。
つうか、なるちゃんとネフライトってパターンはやっぱないのな、ちょっと残念(笑)
で次回は、美奈子のライバルが転校してくるって話。


◆逮捕しちゃうぞ FILE.23「墨東署ベストパートナー」3
脚本(面出明美)、絵コンテ(近藤信宏)、演出(佐藤照雄)、作画監督(斉木タロヲ)

というわけで今回は、違反者を取り締まるため交通課をあげての一大作戦を行うって話。
結構いい話ではあったのだが、クライマックスだというのにどうにも作画がヘタレのためか、いまいち盛り上がらなかったな。
最後の展開のクライマックスなんだから、もうちょっとレベルの高い演出作画が欲しかったところ。
それにしても、美幸も結構鬱陶しい性格してるよな・・剣ちゃんも大変(笑)
で次回は、夏実の送別会。


◆ヒット第7話「ひとり…。」4

というわけで今回は、天知刑事から冷たい言葉を浴びせられた美月は、前にも増して頑張り始めるって話。
ここのとこ、ちょっと段取りっぽくなって来て心配だったのだが、この展開はいいね。
天知刑事の言葉、刑事をやめて帰国した兄貴、そして「コスプレイヤー」の打ち切りの話と、美月に訪れる苦難。
そのことによって美月は一層頑張るが、それは古都役の八神菜摘と同じく「空回り」とも呼べるものになっていて、それが「コスプレイヤー」の古都ともシンクロしてる辺りが上手い。
そして先輩であるドラキュラの、
「夢はみんなで作るものだ、一人でじゃない」
がまたいいね・・泣かす・・ドラキュラ格好良い。
で次回は、「コスプレイヤー」が打ち切りになるようである・・。
果たして、美月のあしたはどっちだ!?・・楽しみである。
しかし、ああいう「クレーム」ってのはくだらないクレームが大半ではあろうが、「さもありなん」と思わなくもない(笑)


◆花右京メイド隊 第3話「シンシアとグレース」4
脚本(花田十輝)、絵コンテ・演出(くるおひろし)、作画監督(きみしま幾智)

というわけで今回は、太郎はマリエルからシンシアとグレース(金田朋子)の秘密を聞かされるって話。
結構いい話ではあったのだが、ちょっと3話目に持ってくるには重すぎな話だったかもしれないな。
シンシア自体のキャラがそれほど描かれてなかったせいもあってか、ちょっと唐突だし、深みに欠けるからね。
もうちょっともたせてから持って来た方が、感動できったっぽいし。
とはいえ、演出作画も相変わらず丁寧だし、話の作りもしっかりしてるんで、なかなか面白かった。
キャラ的には、過不足なく立たせて行ってるな。
個人的には、影でドンドコ「肉体ボケ」をかましてくれている、イクヨちゃんがいい感じである(笑)
で次回は、コノヱさんの話である。


◆モンスター CHAPTER.2「転落」3
脚本(裏畑達彦)、絵コンテ(小島正幸)、演出(中村亮介)、作画監督(山本貴雄)

というわけで今回は、テンマは少年の命を先に救ったことで、転落するって話。
この辺りの展開は、原作を読んでるせいもあってか、なんとも語りにくいな・・まんま一緒だから・・。
まあなんつうか・・ホントに原作どおりの展開なのは良いと思う。
しかし、「長編ドラマ」って感じで長いスパンで語るべき作品だからな、まあ今後に期待ってことで。
で次回は、殺人事件。


◆修羅の刻第3話「烈風の鎖鎌」3
脚本(早川正)、絵コンテ(湖山禎崇、工藤柾輝)、演出(湖山禎崇)、作画監督(工藤柾輝)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、詩織は城を抜け出し、武蔵を鎖鎌の使い手宍戸梅軒(金子はりい)が襲うって話。
武蔵と鎖鎌の使い手宍戸梅軒との戦い。
う〜ん、可もなく不可もなくで、普通だな。
作画の枚数的問題やら、時間枠がゆえの規制などもあってか、ごく普通の戦闘描写って感じだな。
作画うんぬんではなく、カット割りうんぬんでの活劇描写の労力は評価はするが、やはりもうちっと血なま臭さやら泥臭さやらの「重さ」「迫力」が欲しいところではある・・まあ、仕方なしか。
つうか、バトルがあっさりしすぎてるんだよな、やっぱ。
で、どうやら詩織は城を抜け出し、八雲を追って行くようである。
なんか、そっちの方が気になるかもしれない・・詩織萌えるし(笑)
で次回は、詩織と八雲が再会するって話。


◆マドラックス第3話「蒼月(moon)」
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(澤井幸次)、演出(守岡博)、作画監督(津幡佳明)

というわけで今回は、マドラックスはガザスソニカで軍司令のグエン・マクニコル(有本欽隆)の暗殺の依頼を受けるって話。
う〜ん、やっぱ面白いな。
流石は「雰囲気アニメ」の大家だけあってか、どこか不条理である情念と観念の入り交じった画面を脚本演出音楽が一体となって作り出していて、なにかビリビリする緊張感があり、画面に引き付けられる。
もう、これでもかと退屈な画面を作っていた「アベンジャー」とは偉い違いだな。
この「雰囲気作り」の上手さは、押井、庵野、幾原、アニメを思い出させる感じである。
で、どうやらテーマとしては「狂気」というものが主題となっているようで、内戦の続くガザスソニカという国を中心に話は描かれて行く感じだ。
マドラックスの「MAD」にもそういうメタファーが絡んでるのかな?
しかし、「狙撃ポイント」やらのリアリティ描写を積み重ねていたりするわりには、マドラックスの「潜入描写」やら「狙撃描写」とかにはたいした理屈づけがなく(多分、長距離射撃なんだろうけど)、その辺はちょっとバランスが悪いというか、どうも腑に落ちない感じはあるのだが、まあようは第1話の「ドレスで大立ち回り」と同じく、「描くべきポイント」はそこではないってことなのだろう。
戦いの駆け引きやら戦術といった「バトルそのもの」などではなく、そこへと至るまでの観念や情念、その「雰囲気そのもの」が重要なのであろう。
「バトルなんておまけですよ! 偉い人にはそれが(略」
ということだ(笑)
あの「ヤンマーニ(笑)」がかかった時点で、すべては「そういう状態」に入り込むのだな(笑)
それにしても、今回暗殺されたグエン・マクニコルにどこか既視感を覚えると思ったら、声優の方が、これまた妻を殺されたことで狂気への道を歩むことになった「ガンダムSEED」のパトリック・ザラの有本欽隆さんと同じだった・・キャラかぶってる(笑)
しかし、
「お嬢様、そのニュース面白いですか?」「ううん、つまんない」
というマーガレットとエレノアのやり取りは、なんか萌えいいな(笑)
で次回は、誘惑。


◆美鳥の日々 DAYS3「発見no日々」
脚本(池田眞美子)、絵コンテ(鴨野彰)、演出(新倉つばさ)、作画監督(小林理)

というわけで今回は、正治の姉である凜(湯谷敦子)が帰ってくるって話。
なんか、やっぱちょっとどうも普通かな・・原作どおりに話も展開し、ちゃんと上手く作画もよく動くし、テンポも良くてバランスも良くて、悪くはないんだけども。
もう一押しの派手さやドタバタさ加減が欲しい感じである。
それにしても、凜さんは豪快だな・・流石はU局だけあってか、乳も出しっ放しだし(笑)
この辺とかも、きちっと原作準拠でいいね。
で次回は、フィギュアオタクの高見沢登場。


◆天上天下 FIGHT.3「執行人」3
脚本(犬飼和彦)、絵コンテ(そえたかずひこ)、演出(有富興二)、作監(SHIN JOONG DUK)、レイアウト(SIM SANG IL)

というわけで今回は、執行人・竜崎(浜田賢二)の襲撃を受ける宗一郎とボブって話。
バトルシーンは、結構頑張ってるね・・そこそこ動きのいいカットもあるし。
でも、まだ彼我兵力差がデカイためか本格的なバトルではなく、まだ「前ふり」みたいな感じだから、物足りなくはあるな。
まあ、本格バトルになってからが見物かな。
で次回は、修行編。


◆ダンドー 第3打「優香」4
脚本(篠崎イサミ)、絵コンテ(大森英敏)、演出(三家本恭美、山口美浩)、作画監督(飯田宏義)

というわけで今回は、ダンドー、優香、弘平、それぞれの戦いって感じ。
第1話の吹っ飛ばし加減で不安タラタラだったのではあるが、試合が始まってみると結構っまったりときちんとゴルフしてて、なかなか面白い。
特に今回は、優香へのセクハラ攻撃がエロくて・・萌え萌え(笑)
万乗先生はダンドーだけでなく、優香もいじめてたんだな・・ひでえなあ(笑)
もう、あのクソガキどものムカつく事といったら、マジ殺意が沸くね(笑)
しかし、原作では「スパッツ」ではなく、「BPパンツ」だったのかもしれない。
テレ東だから、まあ仕方ないか(笑)
で、なんかトンデモゴルフ演出の片鱗も見えていて、ちょいと今後が楽しみだな。
とりあえず・・今回は凌辱される優香に萌えました(笑)
で次回は、ダンドーにピンチが。


◆ナディア第3回「謎の大海獣」4
脚本(大川久男)、絵コンテ。演出(摩砂雪)、作画監督(鈴木俊二)

というわけで今回は、海へと不時着したジャンとナディアは、アメリカの最新鋭戦艦エイブラハム号に助けられるって話。
あ〜畜生、面白いなあ(笑)
パリ、ル・アーブルと来て、今度は海上のアメリカの軍艦。
舞台を常に移動させながら話が展開しており、「冒険活劇」という感じで非常に良い。
もちろん今回の主役は「軍艦」であり、ガイナックスらしい格好良い軍艦描写が非常に燃える。
グラタンとの戦闘で笑わせながらも、きちっと「謎の大海獣」との戦闘では燃えさせてくれてるし、「謎の大海獣」の正体に関しても引っ張ってくれるし、いやはや面白い。
で、今回はナディアの「悪癖」である「戦争嫌い」や「肉嫌い」が出てきて、また少しづつ糞女ぶりの片鱗が・・今後が楽しみである(笑)
で次回は、万能潜水艦ノーチラス号。


◆ハム太郎「とっとこじっけん!ふしぎなタネ」3
脚本(三浦浩児)、絵コンテ(前島健一)、演出(尉斗谷充孝)、作画監督(小林ゆかり)

というわけで今回は、ラズリーちゃんがふしぎなタネの実験をするって話。
小林ゆかりの作監は、可愛くてコロコロ動いて良いね。
で、次回はどうやらリボンちゃんがラピスちゃんとハム太郎の関係に動揺するようで、ちょっと萌え。


2004年4月24日(土曜日)

◆ビートのディシプリン第1巻「SIDE1[Exile]」4
著者(上遠野浩平)、イラスト(緒方剛志)

というわけで、「ブギーポップは笑わない」の上遠野浩平の「ビートのディシプリン」の第1巻。
今巻は、フォルテッシモから、「カーメン」という謎の存在の調査を命じられた統和機構の合成人間ピート・ビート。
しかしそれは、正体不明の敵に次々と襲いかかられる、危険の始まりだったって話。
なかなか面白かった。
もう「ブギーポップ外伝」って感じで、ブギーポップキャラが総登場の「オールスター夢の共演」って感じである。
これだけでも一応楽しめる作りではあるが、やはりブギーポップ既刊(ホーリィ&ゴースト)読んでた方が、より一層楽しめるわな。
それにしても、ブギーポップ以上に荒木飛呂彦なジョジョテイスト満載で、主人公ビートによるアクション&バトルが格好良い。
もちろんブギーポップキャラ総登場というのも良いね・・死神や炎の魔女は出ないですが(笑)
しかし、「カーメン」ってよくわからないな・・相変わらず抽象的な作りである・・馬鹿にはきつい。
まるで、「セクシーコマンドー外伝 すごいよマサルさん」の、「メソ・・」のようである(笑)
まあ、あまりそ自体に深い意味はなく、物語に躍動感をもたせるための、単なる舞台装置のひとつなだけかもしれないけどね・・物語作りとして、確かそういう概念があったな・・。
やっぱ、自らで見つけだした、誰かに与えられたものではない「生きようとする意志」とか「生きる意味や目的」、「存在意義」、「乗り越えるべき存在や敵」ってヤツすかね・・自己確認、自己実存、自分探しとしての、「そういう何か」。
「そういう何か」に気づかせるのが、浅倉朝子なのかもしれないなあ。
だとしたら、自分も「カーメン」を見つけないとねえ(苦笑)
まあ続刊で、明かされると良いなあ・・まあ大切なことは言葉で語ってはいかんのではありますがな・・小さい枠に収めてしまうから。


◆アリソン 第1巻「アリソン」4
著者(時雨沢恵一)、イラスト(黒星紅白)

というわけで、「キノの旅」の時雨沢恵一による、初の長編「アリソン」
巨大な大陸が一つだけある世界・・その大陸は二つの連邦に分けられていて、長い間戦争を繰り返していた。
その東側の連邦に暮らす学生のウィルと軍人のアリソンは、ホラ吹きで有名な老人と出会い、「宝」・・「戦争を終わらせる事ができる、それだけの価値がある宝」の話を聞く。
しかし二人の目の前で老人が誘拐されてしまい、そして二人の冒険の旅が始まることになったって話。
なかなか面白かった。
「キノの旅」と同じく、どこか古めかしい感じのする童話的世界観の中で、まるで往年の宮崎駿のような冒険活劇的な話の展開が、淡々とかつテンポ良く語られていて面白かった。
ジブリで映画にして欲しいって感じである(笑)
特に、空軍パイロットの暴走少女であるアリソンのキャラが非常に生き生きしていて魅力的で、アリソンとヴィルの二人の楽しい掛け合いが面白かった。
しかし、ちょっとのんびり屋学生であるヴィルの影が薄くなってしまったけどねえ・・題名も「アリソン」だしねえ・・。
アリソンが「肉体労働」、ヴィルが「頭脳労働」って感じだからな。
なんか「星界の紋章」のラフィールとジントを思い出しました
男の子より、女の子の方が強いってのは、やっぱ時代ですかな。
あと、オチの「宝」は、まあまあかな。
予想できていた範囲ではあったし、あれだけで戦争がそう簡単に終わるかなあ、っていのもありましたしね。
でも、躍動感ある冒険活劇を描き、解放感あるハッピーエンドへと収束させたのは、やはり良かったです。
アリソンとヴィルの未来に幸あれ。
そいや恋愛関係では、もう一押し欲しかったかな(笑)


◆こちら地球防衛軍 全1巻4
著者(さとうまきこ)

というわけで、さとうまきこの「こちら地球防衛軍」。
小学6年生の少年・明彦は、学校の休日の日に、駅の伝言板に書かれていた、「2000年10月2日に 世界は終わる」という書き込みを見つける。
そしてその日から、カウントダウンが始まるのであったって話。
なかなか面白かった。
なんでもない「日常」にやって来た、ちょっとした「非日常」。
それをきっかけにして、少年たちに訪れる小さな冒険って感じで、「引きこもり」やら「学級崩壊」などの、「今」の匂いがきちんと描かれていて、時事ネタなどもあって風化してしまうかもしれないが、それだけに臨場感や空気感があって、主人公である小学生6年生の明彦の「気持ち」が丹念に描かれていた。
自分にもこういう時代があったんだなあと、思い起こされた・・まあ、自分はもっと馬鹿だった気はするけど(笑)


◆粛正プラトニック第1巻「少女と嘘とボストン・バッグ」2
著者(秋口ぎぐる)、イラスト(たけひと)

というわけで、秋口ぎぐるによる「粛正プラトニック」の第1巻。
今巻は、北摂高校2年の少路桔平はドイツでの修学旅行の途中で、マフィアの一員である少女と出会う。
しかも桔平の悪友である竜介の暴走で、大金入りのバッグは行方不明となり、彼女は仲間から命を狙われることになるって話。
ハリウッド映画的な、事態が転がり始めてクライマックスを迎えるという、お約束の展開やネタ自体は悪くないのだが、どうも平板すぎるキャラクターや文章やイラストやらが弱過ぎで、かなりパっとしない印象であった。
特に、ライトノベルにしてはキャラクターに魅力が感じられないのは痛いな。
何と言っても、全ての元凶であり自分勝手過ぎるキャラである竜介が好きになれないなあ。
そのせいで、展開が強引でいい加減な印象が出てきてるしねえ。
「ドイツ」という異国ならではの魅力が出てないのも痛いかな。
漫画やらアニメやら映画なら、その辺り絵で表現できたりもするんだけどね。
どっちかっていうと、ビジュアル的に見せた方が良かった小説って感じでした。


◆粛正プラトニック第2巻「南国少女の海底戦艦」3
著者(秋口ぎぐる)、イラスト(たけひと)

というわけで今巻は、日本からはるか離れた南の島国に、祖父の乗っていた奇妙な戦艦「和泉」の引き上げ作業を見学にやって来た桔平達は、浅黒く日焼けした少女キキと出会う。
しかし、その南国でのおだやかな日々の中、桔平の持っている懐中時計を狙う謎の美女が現れるのであったって話。
まあまあ面白かった。
謎の戦艦「和泉」の秘密をめぐりテンポ良く話が進み、アクションなどもそれなりに派手なのは良かった。
あの和泉の秘密である「アイデア」も、ちょっとトンデモな感じではあったが面白い。
クライマックスの、お約束の宮崎駿的空中決戦も熱かったしね。
でも、スートリーの良さに比べると、やはりキャラクターの魅力が薄い。
どうも好きになれないキャラが多いしね・・特にいつもながら竜介。
あと、たけひとさんのイラストも、薄めで魅力に欠けるのはやっぱり痛い。
ライトノベルでは絵は重要だと思っているので、やはりもっと読者の想像力を喚起する魅力ある絵が欲しいところ。
なんかメカとか全然描いてないしねえ・・まあ、この頃の同人系やネット系のイラストレーターには多いんだけどね(苦笑)
相変わらず、ビジュアル向けな小説って感じでした。


◆円盤皇女ワるきゅーレ第1巻 「美女の惑星☆大混戦!」3
著者(雑賀匡)、原作(介錯)、イラスト(介錯、藤井まき、イトカツ)

というわけで、原作・介錯でTVアニメ化もされた「円盤皇女ワるきゅーレ」のノベライズ。
ある日、和人達はワるきゅーレが福引で当てた宇宙温泉旅行に出発することになったのだが、またまた大騒動に巻き込まれてしまうって話。
まあまあ面白かった。
オリジナル展開のノベライズで、原作の雰囲気をなかなか表現していて、そこそこの出来って感じでした。
まあ、ノベライズだとこんなもんでしょうね(笑)
でも、挿絵のような温泉シーンがなかったのはちょっと納得いかないかも(笑)


2004年4月22日(木曜日)

◆十二国記第6巻「風の万里 黎明の空(上)」4
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)

というわけで、十二国記の第4部(前作が外伝らしいので実質は3部らしいが、便宜上4部ってことで)、「風の万里 黎明の空」の上巻。
今巻は、慶国の陽子は王たる己に苦悩し、芳国の祥瓊は王と王后である父母を目の前で殺され泣き、才国の鈴は海客となり仙のもとで苦行をしいられ涙する。
そんな苦難を前にした、3人の少女たちの話。
陽子を中心にして語られる、苦難を背負う3人の少女たち。
陽子自体はすでに「化けて」いて、きちんと自らの弱さに打ち勝ちながら前へと進んでいるが、まるで「使用前」といった感じの不遇で苦難を受けまくる祥瓊と鈴はちょっとデジャブ・・っていうか「月の影 影の海)」の前半頃の陽子を思わせるすさんだ卑屈ぶりと不遇さは、相変わらず非道い(笑)
でもそんな二人も、相変わらず「いい人」ぶりが全開である楽俊と、前向きな少年・清秀との出会いと別れによって変わって行くって展開はやはり、お約束だが良い。
上巻はフラストレーションたっぷりの暗い展開だったので、後半の3人の少女たちの成長に期待である。
それにしても、やはりこの世界のシステムは結構無茶である。
一見合理的に見えなくもないのだが、国を統べる王様が愚かな人間が多すぎるような気がするような・・。
「天帝」って人もちゃんと人見て選べよなあ、って感じではあるな(笑)
陽子だって、楽俊にあってなかったらかなりやばかったもんなあ(笑)
まあ、それこそが「すべては人の心のありよう」というテーマにつながってはいるのではあるけどね。


◆十二国記第7巻「風の万里 黎明の空(下)」4
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)

というわけで、十二国記の第4部(前作が外伝らしいので実質は3部らしいが、便宜上4部ってことで)、「風の万里 黎明の空」の下巻。
今巻は、陽子、祥瓊、鈴の3人の少女たちは、ついに邂逅を果たし、戦いの渦中に巻き込まれていくって話。
うむ、上巻のフラストレーションを払拭するかのようなカタルシスに満ちた展開で、なかなか良かった。
3人の少女たちの道がそれぞれ交わり合い、それぞれの苦難と葛藤を乗り越えたどり着いた場所での偶然の邂逅、そして戦いってのは、ご都合的な所もあるがやはり良いね。
やはり十二国記の主人公は陽子という気がするので、陽子の話は面白いしね。
それにしても、「人としての生き方」という「主題」を語り、3人の少女や人々のドラマやストーリーという「物語」を紡ぎ、細かい部分まで作り上げられた「世界」を描く、というこの三身一体な作りはやはり上手いよな。
やたらと長いけど(笑)


◆十二国記第8巻「図南の翼」4
著者(小野不由美)、イラスト(山田章博)

というわけで、十二国記の第5部「図南の翼」
今巻は、恭国の豪商の娘である珠晶は、日ごとに混迷を極める国を憂い、王を選ぶ麒麟に天意を諮るために、ついに蓬山を目指すって話。
今までは胎果とか将軍とか、結構「一般人(笑)」とはかけ離れた人物が王となっていたが、今度の話はそんな一般凡衆が昇山して王になる話。
とはいえ、主人公の珠晶は流石に王となる器があるだけに、なんというかその筋(どの筋だよ)には人気がが出そうな「いかにも」なキャラで、非常に個性溢れる活躍はやはり見所であった。
前巻の「風の万里 黎明の空」でもちょっと出てきた時でもインパクトが大きかったが、今回はその魅力と個性を大発揮していた。
今後の珠晶の話は、気になるのでまた見たいところである。
で、今回は恭国の王である珠晶の話であると同時に、妖魔の群れる黄海の昇山の話でもあり、その黄海のおどろおどろしさや昇山の厳しさも丹念に描かれており、なかなか面白かった。
少しづつこの世界のピースが埋まって行っていて良いね・・まだまだ先は長そうだけど(笑)
しかし昇山とは大変なのだな・・まあ、それだけの試練などを乗り越えられるからこその王の器なのだろうが。
そのわりには駄目な王様も多いんだよな(笑)
それにしても、最後のオチである利広が秦国の公主っていうネタばらしより、犬狼真君がかの「東の海神 西の滄海」のあの更夜って言う方が驚いたのであった(笑)



◆GA短編第1巻「ギャラクシーエンジェルEX」3
著者(水野良、柘植めぐみ)、イラスト(重戦車工房)

というわけで、ギャラクシーエンジェルの短編集「ギャラクシーエンジェルEX」
水野良の長編と違い、こっちは柘植めぐみが書いていて、ドラマガで連載されたものに、書き下ろしと水野良の特別編も収録しての全7本。
で、内容はまあまあ面白かったかな。
正直、アニメのような殺伐とした毒気たっぷりのエンジェル隊ではない、ノーマッドも中佐もいない「いい人」ばっかりのエンジェル隊はやっぱり、ちょっと退屈ではあるが(笑)、まあこういうエンジェル隊もたまにはいいかなってことで(笑)


◆すてプリ第11巻「路地裏の挽歌」3
著者(榊一郎)、イラスト(安曇雪伸)

というわけで、WOWOWノンスクランブルでTVアニメが好評放送中のすてプリの第11巻。
今巻は、スキッドを戦略級攻性魔法により攻撃され、パシフィカは記憶を失ったまま王都をさまよう。
そして、そんなパシフィカをどこかシャノンを思わせるフューレと名乗る青年が助けるって話。
やっとこ「王都編」に突入し、今までのキャラも総登場しはじめて、クライマックスへとあともう少しって感じで、なかなか面白かった。
で、今巻のキモは「読者キャラクター」であるフューレだが、まあまあ良かったかな。
やはり、「シャノンと似ている」という設定のせいか、どうもいまいちキャラが弱い感じがしたからなあ。
まあ、最後は格好良かったけども。
で、アニメの方もちょうど折り返し地点となり、アニメも原作の方も、あとはクライマックスへとひた走るだけである。
どちらも、どんな結末が待っているのか楽しみにしたい所である。


◆すてプリ第12巻「反逆者の多重奏」4
著者(榊一郎)、イラスト(安曇雪伸)

というわけで、WOWOWノンスクランブルでTVアニメが好評放送中のすてプリの第12巻。
今巻は、聖都グレンデルへとやって来たパシフィカ達はなにものかに捕らえられ、そしてシャノンは王都ザウエルで秩序守護者との決戦を迎えるって話。
「フューレ編」が終わっての「逃亡編」。
今回の目玉はやはり、王都ザウエル上空での、竜騎神(ドラグーン)、竜巨人(ギガス)、秩序守護者(ピースメイカー)の3者による怪獣大決戦。
なかなかにド派手な決戦が格好良く、なかなかに面白かった。
しかし、連載版を読んでない自分は、竜巨人のビジュアルがわからないのはちと残念だったな。
で、今回もうひとつの目玉はパシフィカと、母・エルマイアの偶然なる再会。
正直、もうちっと色々感動の再会が欲しかったところではあるのだが、可哀想すぎるエルマイア王妃は泣けた。
そして、役者は揃いまくって、あとはクライマックス一直線の「聖都編」へと大突入である。
果たして、パシフィカ達の運命やいかに。


◆銀河観光旅館宙の湯へいらっしゃい第3巻3
著者(あらいりゅうじ)、イラスト(みさくらなんこつ)

というわけで今巻は、短編5本を収録した短編形式で、
お客さんが忘れた忘れ物により大変な騒動になる「迷惑な忘れ物」
サエコ先生が作った惚れ薬を鬼姫が飲んでしまう「ロマンスの薬」
宇宙のゴキブリ・モウソウチクが暴れまわる「旅館ハザード」
鬼姫が、宙の湯旅館へとやって来る「夕子、宙の湯へ」
ルカの誕生日を迎える「ルカの誕生日」
の5本であった。
まあ、いつもながらまあまあ面白いって感じかな。
長編とかもいいけど、こういう短編がたまに入るのも良いって事で。


◆気象精霊ぷらくてぃか第1巻「サクラサクラン」4
著者(清水文化)、イラスト(七瀬葵)

というわけで、ドラゴンマガジンで連載中の「気象精霊記」の外伝話である「気象精霊ぷらくてぃか」の第1巻で、ドラマガに連載されたものに加筆修正され、書き下ろしも加わったものである。
で、今巻は気象精霊になるために、ミリィはイツミの開く修行場へとやって来るって話。
うむ、なかなかに面白かった。
ミリィやユメミの幼少の修行時代の話であり、今と昔の違いがあったりで、興味深い・・特に全然キャラの違うユメミとか(笑)
「今こうなってる」理由なんかは書いてくれるのかな?
あと、それぞれのキャラも可愛く描かれていてなかなかに良かったのだが、やっぱりちょっとキャラが大過ぎで、ちょっと判別がつきにくかったかな?
単行本では、それぞれのキャラにちゃんと名前がついて書かれていて、わかりやすくなってはいるけど。
それにしても、どこか「説教臭さ」のある学問に対する姿勢の描き方とかは、人を選びそうな感じではあるな。
その辺は作者さんの主張のひとつではあるのだろうけど。
まあ、これから幼少時代のミリィ達がどんな活躍を見せるか、楽しみです。


◆ガンダムSEED第2巻「砂漠の虎」4
原作(矢立肇・富野由悠季)、著者(後藤リウ)、イラスト(大森英敏、小笠原智史)

というわけで今巻は、クルーゼ隊の執拗な攻撃を振り切り、地球へと降下したアークエンジェルはアラスカを大きく外れ、アフリカ北部へと降り立つ。
しかし、そこはザフト勢力圏の真っ只中であり、その前にはザフトの名将「砂漠の虎」こと、アンドリュー・バルトフェルドが立ち塞がるって話。
第1巻が「宇宙編」だとすれば、第2巻は「砂漠編」・・そして敵はラウ・ル・クルーゼから、「砂漠の虎」・アンドリュー・バルトフェルドへと移行。
相変わらず、小説版はアニメ版の説明不足や、描写不足を追加補足る感じの作りとなっており、話のテンポもバランスも良くわかりやすく、なかなか面白かった。
特に、アニメ版ではわかりにくかった「砂漠の虎」が、「変人」って感じで描かれており、アニメ版より好感が持て、結構格好良かった(笑)
ランバ・ラルとはまた違った「味」があるな、虎。
あと今巻のキモは、「少女」を守り切れなかったことにより、苦悩し葛藤し、そして虎との出会いにより「戦う」ことの意義に迷うキラなのだが、その辺りもわかりにくかったアニメ版が補足されてあり、結構心の流れがわかりやすくて良かったな。
映画版やる時は、この小説を元に「砂漠編」を再編集して欲しいかもしれない(笑)
それと、今巻から「はっちゃけお姫様」カガリんも登場。
でもやっぱカガリんは、アニメ版の方が勢いがあり、馬鹿で可愛いよな(笑)
で、次巻からは海編、そしてオーブ編か・・楽しみである。


◆ガンダムSEED第3巻「平和の国」4
原作(矢立肇・富野由悠季)、著者(後藤リウ)、イラスト(大貫健一、小笠原智史)


というわけで今回は、砂漠の虎バルトフェルドを倒し太平洋上を進むアークエンジェルは、中立の国・オーブへとやって来るって話。
相変わらず、なかなかに出来の良いノベライズである。
はっきり言って、アニメ版は大まかな流れ自体は悪くはないのだが、細かい部分での説明や描写などの不足などが多く、流れが唐突な印象になることが多いのだが、このノベライズはきちっとそれらの不足部分を補完する形での描写が多数あり、話がバランス良く再構成されており、流れ自体のおかしさはほとんど感じない。
流石にバトルやドラマなどの迫力はアニメの映像的パワーには負けてはいるが、アニメに
足りなかった補足描写や心理描写によって、ドラマやストーリーは密度が濃くなっておいてグっと良くなっている。
特に今巻は、それぞれの心理描写などがきちっと描かれていて、アニメ版よりもそれぞれのキャラクターに深みが出ている。
この「細やかさ」がアニメ版にもあればなあ(笑)
アニメ版はどうもそれぞれのシチュエーションごとのインパクト重視で、ストーリーやドラマの流れや動きがチグハグだったからねえ。
まあそれはともかくとして、第1巻の「宇宙編」、第2巻の「砂漠編」に引き続き、海上が舞台の第3巻「オーブ編」である。
「平和の国」オーブを主軸に、カガリとアスランの出会い、キラとアスランの再会、そしてキラとアスラン、それぞれの友達の死によりもたらされる激闘が描かれる。
「戦争」という悪夢がもたらしたそれぞれのキャラの悲劇や、オーブを「日本」の比喩として描いている内容によって、ドラマ的にもテーマ的にも、テンションは高め。
特に、トールやニコルに美味しいところをふりながらも、ラストにその二人の死によってもたらせた衝撃がキラとアスランの激闘をもってくるのは、お約束だが上手い。
続きを知ってるのに、続きが気になる作りになってるのは凄いね(笑)
それにしても、巻末の石田彰のあとがきは、なかなかに知的で、でもって読ませる文章で素晴らしいな。
石田彰って、賢いんだねえ。



◆マリみて第9巻「チェリー・ブロッサム」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、私立リリアン女学園に入学した仏像鑑賞が趣味の少女・二条乃梨子は、桜の下で白薔薇さまの藤堂志摩子と出会い・・って話。
サクラサク・・って感じで新学期での、新展開。
まずは新キャラである仏像マニア・乃梨子と、悩める少女・志摩子さんの出会いで幕を明ける新学期。
「何だ、そんなこと悩んでいたの?」
というあとがきの言葉に象徴されるように、引っ張りに引っ張った志摩子さんの悩みは、あとがきでも本編でもそうであるように、結構あっさりと解決してしまい、流石に拍子抜けではありました。
もっと、すげえ複雑で深い悩みかと思ってたからねえ。
まあ、これまたあとがきでも触れられているように、こーいう悩みってのは本人は結構真剣だったりするけど、他人からすると結構単純だと感じたりしますからねえ。
とはいえ、元白薔薇さまこと、佐藤聖さまがいなくなってしまった志摩子さんに、幸せがやって来たので良しとします。
で、今巻は相変わらずなかなかに面白い構成で、乃梨子と志摩子さんの出会いである「銀杏の中の桜」が前編であり、その裏話でもある「BGN(バック・ラウンド・ノイズ)」が後編という展開。
前編の方は乃梨子と志摩子さん中心で、山百合会の皆様方の活躍が少なかったのですが、後編の方は祐巳を中心とした山百合会の皆様方の、いつもながらの活躍が見れて、前編のちょっとしたフラストレーションは一気に解消してくれました。
で、今巻からの新キャラである仏像鑑賞が趣味の乃梨子に、裏由乃といった感じの小悪魔キャラである瞳子は、なかなかに一癖も二癖もありそうで、今後の活躍が楽しみな感じです。
それにしても元白薔薇さまである、聖さまはきちと登場しまくりで、相変わらず美味しい役ですな(笑)


◆マリみて第10巻「レイニーブルー」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、志摩子、由乃、祐巳、三者三様の雨模様って話。
山百合会2年生トリオ、白薔薇さま・志摩子、黄薔薇のつぼみ・由乃、そして紅薔薇のつぼみ・祐巳の話で、それぞれの姉妹の関係の「雨模様」をテーマとした今回。
同じ時間軸で、それぞれの視点での「雨模様」が語られていて、相変わらずそういう構成はなんだか「ブギーポップが笑わない」を思わせて、なかなかに上手い。
で、全部今巻で片が付くかと思いきや、最後の祐巳と祥子さまの話である表題作でもある「レイニーブルー」だけは時間への引きもたっぷりに続くのであった。
それにしても、卒業しても聖さまはやっぱり美味しいところを取るのが上手いなあ(笑)


◆マリみて第11巻「パラソルをさして」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、雨の中、祥子さまにおいていかれたずぶ濡れの祐巳は、聖さまの傘に入れてもらいって話。
前巻の第3話「レイニーブルー」の続きとなる今巻。
「雨降って地固まる」といった感じの、雨のち晴れの見事なる解決編。
前巻では、「祥子さま、ひどーい」等とも思ったりしたわけではあるが(笑)、そこはそれ、ちゃんと理由もあり、そしてなにより祐巳の心情を中心に丁寧に語られる「復活」がきちんと描かれており、最後はカタルシスいっぱいでした。
で、今巻は相変わらず聖さまは美味しかったのですが、今巻は元・紅薔薇さまの蓉子さまもきちっと美味しいところを取っていきました。
つか、元・黄薔薇さまの江利子さまは、ちゃんと出番あるのかな?(笑)


◆マリみて第12巻「子羊たちの休暇」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、夏休みを前にして、祐巳は祥子さまから避暑地の別荘へと誘われるって話。
雨模様から晴れ模様と、雨降って地が固まってより強固な絆となった紅薔薇姉妹の、ラブラブでまったりな夏の避暑地での休暇話。
前よりさらにラブラブを見せつける紅薔薇姉妹が微笑ましく、前巻のような大きな障害はなかったりもしましたが、まったりと描かれる二人だけの休暇はなかなかに面白かったです。
夏だからと言って、お約束の海ネタ水着ネタやらがない辺りは、やはり少女小説だわな(笑)


◆マリみて第13巻「真夏の一ページ」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、もうすぐ二学期が始まる夏休みのある日、山百合会の秘密会合が招集され、祥子さまの男嫌いを克服させる大作戦が開始されるって話。
夏休みの出来事が描かれる3本構成な今回。
1本目が紅薔薇姉妹がメインで、2本目は白薔薇姉妹、3本目は黄薔薇姉妹(短いけど)となかなかにバランスの取れた構成。
もうラブラブ街道まっしぐらな紅薔薇姉妹はいいとして、やはり少しづつ関係を築き上げて行ってる感じの志摩子さんと乃梨子の白薔薇姉妹は、やはりなかなか微笑ましい感じがあって良いね。
黄薔薇姉妹は、まあ・・もうほとんど30年来の夫婦みたいだから言うことはないな(笑)
で、今回面白かったのはやはり2話目の「おじいさんといっしょ」。
初めましての志村タクヤ君は、サブタイトルやら挿絵やら描写やらで、騙しに騙されての意外(でもないが)なオチは、なかなかに痛快であった。
文章としての、読者を引き込み操る能力は、やはりこの作者高いよなあ。
読みやすくテンポも良く、でもって巧みだからね。


◆マリみて第14巻「涼風さつさつ」4
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、学園祭シーズンとなった2学期に、山百合会は花寺学院との生徒会の顔合わせが行われるって話。
花寺高校の学園祭の話と、祐巳と一年生の可南子の話のふたつのネタで構成された今回。
二つのネタが微妙に組合わさり、相変わらずの文章と展開のテンポの良さもあいまって、なかなかに楽しめて読めた。
で、今回は瞳子とのライバルでもあるもう一人の祐巳と関わるストーカー一年生・可南子が登場。
今回は、紅薔薇姉妹の引き立て役となってしまったわけだが、まあ今後の活躍に期待かな。
キャラ絵がないせいで、いまいちどんなキャラかイメージわかなかったからなあ。
今回は、可南子のネタよりも、どっちかというと花寺の学園祭のネタの方が面白くて、「男嫌い」の祥子さまを相手にほとんど保護者状態となっている祐巳とのラブラブなやり取りが良かった。
花寺学院も、リリアン女学園に負けず劣らずの濃さがあり、花寺の学園祭もテンポ良く描かれていて、こっちはこっちだけの話で外伝でも読みたい感じだったからな。
花寺学院の方の今後の活躍にも期待である。


◆マリみて第15巻「レディ、GO!」5
著者(今野緒雪)、イラスト(ひびき玲音)

というわけで今回は、花寺学院の学園祭も終わり、リリアン女学園では体育祭が行われるって話。
いつもよりもさらに軽目の話でもあり、キャラも生き生きと、展開も文章も非常にテンポ良く描かれていたせいもあり、かなり面白かった。
なにより小説とはいえ、女子校の体育祭というのが萌える(笑)
マリみては、その「ソフト百合」な世界による、キャラ達の百合百合展開が売りではあるが、やはりもうひとつの売りは、日常感ある「学園もの」としての出来の良さであろう。
今回なんかは、いつも以上に臨場感と躍動感溢れて丸まる1巻使って細かく描かれた「体育祭」描写が秀逸で、もううん年前が実体験となる「体育祭」が、非常に身近に追体験できて、なんだか懐かしい気分となれた・・女子校の体育祭ではあるが(笑)
特に、今回はいつも以上に「イケイケゴーゴー!」な由乃が元気で、イけていた。
で、どうやら祐巳にも由乃にも、ついにの「妹」ネタがやって来るようで、誰が祐巳や由乃の妹になるか、楽しみである。


◆拝啓、姉上さま 第1巻「誓いを越えて」3(50点)
著者(川口大介)、イラスト(神谷順)

というわけで、「月刊ドラゴンマガジン」誌上の龍皇杯めでたく「龍皇」の座を得た「拝啓、姉上さま」の長編版。
今巻は、ウードミトリィ魔術学園に特待生として入学したメティアは、彼女の運命を変える恐怖の事件に巻き込まれることになるって話。
ドラマガに連載されていた短編とは違い、こっちの長編はメティアを中心とした過去話であり、ドラマガ長編のお約束であるシリアス展開で話が進む。
学園ものお約束の同級生からのいじめやら、学園ミステリ風に話が進んだり、短編とは違ういじらしめのメティアの過去が見れたりとで、まあまあ面白かった。
とはいえ・・世界観とか、魔法描写とか、設定とかが、「お約束のファンタジー世界」の域を出ていないので、やはりオリジナリティといったものには乏しいね。
その辺り、もうちょっとひねりが欲しかったところ。


2004年4月16日(金曜日)

◆ダフネ第7話「オール・ザット・パパ」3
脚本(砂山蔵澄)、絵コンテ・演出(湖山禎崇)、作画監督(アベエミコ、岡野幸男)


ダフネには馬鹿話が(略
というわけで今回は、花岡支店長(岩田光央)の娘であるゆかりちゃん(小清水亜美)がネレイスにやって来るって話。
ついにとうとうキャラ話の最後を締める、花岡支店長の掘り下げ話。
まあ、いつもながらのドタバタの馬鹿話で、お約束の「お仕事参観」という結構いい話ではあったのだが・・作画がスゴイことに(笑)
なんつうか・・「ぴちぴちピッチ」と同じ臭いがあるよね・・。
しかし、
「すぐ銃をぶっ放す馬鹿」「怪力暴力女」「メカオタク」「何の役にも立たないお荷物娘」「ずる賢くて色ボケのおつぼね様」
って・・あってるじゃん!(笑)
やっぱ、生きのいいキャラでガンガンお馬鹿で押して行くって感じだよな、このアニメ。で次回は、マイアがドライバーとして大活躍!?


◆まぶらほ第24話(最終回)「おわっちゃった……」4(70点)
脚本(滝晃一)、絵コンテ・演出(木村真一郎)、総作画監督(藤井昌宏)、作画監督(大木良一)

「思い出はのこりますか」
というわけで、ついに「まぶらほ」も最終回に。
今回は、和樹の自分との思い出がなくなることを恐れた千早は逃げ出すって話。
夕菜、「キシャー」連発(笑)
ってな感じで、原作とは違うけども、お約束のドタバタの大団円。
最終回だけあってか作画のレベルも高く、演出のテンポも良く、締め方も悪くなく、概ね良好。
ちょっと千早がわがまま過ぎなのは引きもしたが、人間の人格とは多面的な側面をもち、「他者の中の自己」がすなわち「本人そのもの」とは言えないことで納得(意味不明)
つうかちょっとあそこは強引すぎたな・・最後の二人のキスで復活のテンポは良かったけども。
で、管理人さんの秘密も最終回でやっとこ披露・・そういう事だったんですかあ・・ってなんとなく後付けっぽいけど(笑)
つうか、ホントに何歳なんだ君らは?(笑)
でもって、最後には「ふっかつの巻」のロリっ娘である舞穂(千葉千恵己)も登場。
まあ、原作ファンへのサービスって感じだな。
あ、EDも三人娘バージョンだ。

で総論。
「まぶらほ」4(65点)
まあまあ面白かった。
正直、こつえーの絵以外は「そこそこ」の出来でしかない原作ではあるのだが、「うる星やつら」的なポテンシャル自体は高くてアニメ向きだと思っていたので、アニメ版には期待をしていたのだが、アニメ版も「そこそこ」の出来でしかなかったのは、がっくり。
作画自体は概ね良好ではあったのだが、どうも脚本演出と平板な感じで、メリハリに欠けたし、キャラの魅力を最大限に生かしたともいい難かった。
原作でも「売り」のひとつであろう、「濃いネタ」やら、「キシャー」と「B組」の暴走とかもそれほどはじけなかったのも残念。
とはいえ、前半はこれといって面白みはなかったのだが、後半では結構出来の良い話が立て続けに来たり、夕菜が本当の意味で(笑)「キシャー」化したり、千早もガンガン押してきたり、アレンジやらが結構上手かったりと、面白かったのも事実である。
最後の「オチ」自体は原作とは変わってはいるが、このテンションがそのまま維持出来るなら、続編も見たい気がする。
「キシャー」の本気は、これからだしね(笑)
まあ、とりあえずスタッフの皆様お疲れさまでした・・続編もあれば見ます。
で、どうやら「スクラップド・プリンセス」「キノの旅」「おねがいツインズ」「まぶらほ」って感じでマニア系の佳作良作を送り出してくれていたWOWOWノンスクも、またもや今回で終了・・この一年楽しかったなあ。
この枠は関東とのタイムラグもとかなくて好きだったんで、再々度の復活に期待します。
とりあえず、ドラマガ系から「気象精霊記」「EME」「フルメタル・パニック」辺りでよろし(笑)く・・「伝説の勇者の伝説」が一番近そうだけど。


◆マリみて第13話(最終回)「ごきげんよう、お姉さま(Bonjour.ma saur)」4
脚本(高橋ナツコ)、絵コンテ(ユキヒロマツシタ)、演出(則座誠)、作画監督(松島晃)

というわけで、ついに「マリア様がみてる」も第1期が最終回。
今回は、祐巳と祥子達のトライアングルデート後編って話。
・・なんか、普通に終わったな・・まるで次に続くみたいに(笑)
いや、実際に第2期に続く訳だけども、ホントに最終回的盛り上がりがほとんどないんで、びっくりしたよ。
で、今回はまったりとラブラブに締める、それぞれのデートの終焉であった。 
紅、白、黄と、まったりと淡々にそれぞれのデート模様が描かれ、基本的には祐巳、志摩子、由乃の1年生組がメインの内容。
鉄板路線の紅薔薇姉妹はおいておくとして、白薔薇組の志摩子さん、静様、聖様だけど、なんか相変わらず濃いな(笑)
紅と黄とはまた違った独特の百合百合オーラを醸し出していて・・いいね(笑)
それにしても、貴薔薇組は相変わらずちょっと薄めな印象があるな。
まあ由乃と令が鉄板なのは変わらないけど。
といった感じで、三者三様の「ラブラブ百合模様」がまったりと描かれ、なかなか面白かった。

で、総論。
「マリア様がみてる」4(75点)
なかなか面白かった。
前半はどうももたつきがありバランスの悪さもあったのだが、中盤辺りからは盛り返し始めて、後半はなかなか良いバランス感覚を見せ始めてくれた。
特に、「バレンタイン」と「いばらの森」はなかなかの出来栄えであった。
確かに原作との対比で見ると、細かいエピソードの省略や展開の早さなどが気にかかる部分もあったが、あくまでこれは未読者をも対象とした「アニメ版」であり、原作をそのまんまアニメ化することなど不可能なので、ここはアニメ単体での「バランス性」を重視する。
そもそも、「原作そのまんま」のデッドコピーが見たいのなら、アニメなど見ず、原作だけ読んでいれば良いのである(断言)
1クール(13話)という決められた枠内での切り口としてはエピソードの取捨選択もきっちりしており、バランスもテンポも良かった。
作画と美術の方もほどよく出来が良く高いレベルで安定していて、演出の方もあの耽美な世界をなかなかに表現しており、特に古橋一浩の回の出来は秀逸であった。
それぞれのキャラクターのキャスティグも悪くなく、どのキャラの一体感もなかなかだったしね。
とはいえ、基本的には「原作に忠実」すぎるがゆえに冒険がなく、アニメならではと呼べる「押し」がなかったのも確かではある。
この辺が原作ものの難しさではあるのだが、原作との忠実性を保てば保つほど「飛躍」がなくつまらないものとなり、逆に原作と全く別物であればあるほどこれまた「差異」により、つまらないものとなってしまうからね。
同じ小説原作である「十二国記」と「スクラップド・プリンセス」なんかは、その辺りかなりバランス良く作られており、面白かった・・「まぶらほ」はちょっと微妙だけど(笑)で、第2期は秋頃にやるようだけども、次はいきなり「いとしき歳月」からかな?
まあ、あの話は気合入れてやって欲しいところなので、たっぷり時間かけてやって欲しいところ。
まあ、第2期も期待しております。


◆ナージャ第21話「すれ違う母娘(おやこ)・ふたつの誕生日」4
脚本(金春智子)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(河野宏之)

というわけで今回は、おばばの誕生日の日に、ナージャの母によって語られるナージャの過去って話。
ついにやっとで語られる、ナージャの過去話。
脚本演出作画と、なかかなに情感たっぷりに描かれており、面白かった。
ナージャの母親的にはナージャは死んだことになっているのだな・・うむ、なかなかにドラマチック。
流石は名作劇場テイストたっぷりなだけあって、その辺の設定はしっかりしてるな。
その辺の流れがどうなるか楽しみである。
で次回はリタの話。


◆ナージャ第22話「助けて!炎の記憶」3
脚本(K・Y・グリーン)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(高橋任治)

というわけで今回は、火におびえるリタ、そしてナージャはリタの過去を知ることになるって話。
やっとで語られるリタの過去・・しかし時代性のせいか不遇なガキばっかだな。
話としては、ちと強引ではあったがなかなか面白かった。
意外にもリタの様子に気づいたりと心配りあるケンノスケがポイント高かったな。
で、これでリタもやっとで普通に話せるようになるようで・・大谷育江さん良かったね(笑)
で次回は、地中海の幽霊船。


◆ハム第194話「とっとこラピスちゃんと!ラズリーちゃん」4
脚本(菅良幸)、絵コンテ(鍋島修)、演出(のがみかずお)、作画監督(阿部航)

OP・EDも変更され、「はむはむぱらだいちゅ!」の副題も付き、ハム太郎もリニューアルして登場!
というわけで今回は、ラピスちゃん(千葉妙子)ラズリーちゃん(大前茜)が引っ越してくるって話。
ハムどもも、ついにニュータイプ能力まで発動・・危険な兆候だ・・人類ヤバイ(笑)
といった感じで、タイショーくんがリストラ(笑)されて新ハムも登場し、4年目(一応)突入のハム太郎も大幅にテコ入れのリニューアル。
ハム太郎、まだまだ戦う気満々です(笑)
相変わらずの「なれなれしさ」満載のハムちゃんずの前に現れるラピスちゃんにラズリーちゃん・・ちょっと、くるりんちゃんにキャラかぶってるな(笑)
とはいえ、お菓子ハウスも登場し、なかなかまた賑やかな様相を見せそうである。
とりあえずOP・EDによるとタイショーくんも、「ハム頭巾(仮称)」として再登場するようなので、まあ一安心。
で人間パートにも、マキちゃん(折笠富美子)が登場し、こっちも賑やかな感じになりそうである。
しかし、流石に今回は監督の鍋島絵コンテに阿部航作監だけあってか、ハムどもが非常にコロコロと可愛く動き、テンポも非常に良かったな。
で次回は、謎空間スイーチュパラダイスの秘密に迫るって話。


◆ハム太郎第195話「とっとこすい〜ちゅ!ぱらだいす」3
脚本(菅良幸)、絵コンテ・演出(五月女有作)、作画監督(武内啓)

というわけで今回は、すい〜ちゅぱらだいすで大暴れするハムちゃんずって話。
ハムスターといえど、やっぱりネズミ・・旺盛なる食欲を見せ、慄然(笑)
「食い荒らす」という表現がぴったりな行動であり、ハムちゃんずの図々しさを表現していたな。
それにしても、「お菓子の国」描写はなかなか良くできていて、確かにアレは美味そうである。
これからは「すい〜ちゅぱらだいす」がハムちゃんずの総本山となっていくわけだな。
で次回は、ふしぎなタネを実験。


◆セラムン(実写)第26話「Act.26」3
脚本(小林靖子)、特撮監督(佛田洋)、監督(高丸雅隆)

というわけで今回は、前世の記憶が蘇り始めたうさぎ達は、ルナから月と地球の過去の話を聞かされるって話。
ついにやっとで明かされるうさぎ達の過去と月と地球の話。
とはいえ、まあまだ完全な前世の記憶が戻った訳ではないようなので、その辺のネタ晴らしは今後の展開に期待かな。
で、どうやら衛はロンドンに行っちゃったようで、当分は登場ははしかな?
とか思ってたら、次回予告にトンデモないキャラが・・。
もしかして「ちびうさ」っすか?!
確かに次回からは3クール目突入なわけだが、まさかそんなキャラが来るとは思わなかったよ。
果たしていったいどんな展開になるのか、楽しみである。


◆プリキュア「ほのか炸裂!素敵な誕生日」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(高橋任治)

万年発情生物、うざい(笑)
というわけで今回は、ほのかの誕生日の日に両親が帰国するって話。
細かいドタバタなとこやらは結構面白いとこもあったりするんだけど、やはりどうも話が適当臭くていい加減で微妙だな。
なんつうか「子供だまし」臭いというか・・いや、実際ガキ向けなんだけど(笑)
特に、どうも鼻に付くのがほのかの言動。
前々から思っていたのだが、ほのかって偽善臭いというか、綺麗ごとで生きてるというか、確かに正論で良いこと言ってるとは思うんだけど、説教臭くて・・なんかムかつく(笑)
「お父さんやお母さんだって年に一度しか帰ってこられないくらい頑張ってる・・」
って自分で言うかあ?(苦笑)
まあそういう「キャラ付け」なんだろうけども、「世間知らずのお嬢様」「頭でっかちの優等生」という言葉がぴったり来る感じで、まさしく「白」な感じだな・・「中身は真っ黒」「天然黒」とか言われたりもしてるけど(笑)
「世の中金じゃのう・・」
とか言っちゃったりする貧乏人(笑)なぎさの方が、正直かなり親近感が沸いて、いい感じかもしんない。
バトルも方は、いつもながらちょっと重みがなくて軽すぎて見ごたえないしなあ。
まあ、その代わり日常描写はなかなか良かったりはするけど。
という感じで、確かに「ほのか炸裂!」な話であった(笑)
で次回は、亮太と共に水族館へって話。


◆プリキュア「亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック」4
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(川田武範)、作画監督(飯島秀一)

なぎさの父親、子安なんだ・・。
というわけで今回は、亮太と水族館へ行ったなぎさとほのかは、ゲキドラーゴに襲われるって話。
ドタバタの時の二人のコロコロ変わる表情とかは良かったのだが、話自体は「セーラームーン」のような普通の話だった。
でも、今回は結構アクショが充実していたのが面白かった。
作画自体はそれほど良い訳でもなかったのだが演出が結構頑張っていて、特になぎさブチ切れからの「ラッシュ」が激燃えで、なぎさの「打撃連打」の後に、ほのかの「ダッシュ投げ」とテンポも迫力もあり、非常に良かった。
やっぱ、アクション方面もたまにはこういう感じで気合が入ってるのがある方がいいね。
しかし「プリキュア・マーブル・スクリュー」は、「やっぱり握り」の強さによってパワーが変わるんだな(笑)
あと、ほのかの「切れ」方はどうも偽善臭さがあり感情移入しにくかったりがあったのだが、なぎさの弟を思っての「切れ」方は結構良くてポイントさらにアップ・・やっぱ、白より黒がいいかもしれない(笑)
で、今回でゲキドラーゴも早くも散華。
カブキマンに比べるとまだ目立ってはいたけど、やっぱどうもキャラ立ち、掘り下げする前に出番が終わってしまった気はするなあ、もったいない。
どうやら結構展開早く進めて行き、幹部クラスは2クール終わる頃にはいなくなってるかもしれないな。
で次回は、新たなる敵、悪の華ポイズニー参上!
あ、なんかおばあちゃんがついにその正体を暴露か?


◆ブレイド第11話「」3
脚本(宮下隼一)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(鈴村展弘)

というわけで今回は、伊坂に操られた橘は、剣崎と対決するって話。
橘さん、暗黒面の力に誘われ、ついにダーク化・・衣装も黒っぽくなりなんか悪そう(笑)
女医さんと剣ちゃん達も、やっとで対面・・女医さん独り言状態はちょっとダサいです(笑)
でもってカテゴリーエースと呼ばれる蜘蛛アンデッドも再び登場し、なんかいたる所にアンデッドが・・。
ミュージシャンのあんちゃんにも、実は色々事情があったりと、ドラマ方面も熱い展開。
といった感じで、橘さんはダーク化、始さんは孤高の道、剣ちゃんは相変わらず(笑)と、それぞれサブキャラとも絡めつつ、キャラの方向性は定まって来た感じかな。
でも、ここんとこちょっと展開が遅めになった感じなんで、そろそろドラスティックな展開を希望したい所。
しかし、アンデッドの探知はなんだか話の都合で結構適当に探知してるな。
で次回はカテゴリーエースとの戦い。


◆ブレイド第12話「」4
脚本(宮下隼一)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(鈴村展弘)

え〜と・・この番組の主人公って誰だっけ?(笑)
というわけで今回は、カテゴリエースを巡り対決する剣崎と橘って話。
なんつうか・・始さんが、「メチャメチャ」格好良いんんですが(笑)
「孤独の中で戦う戦士」というかなり「ライダーっぽい」路線を、独走状態で突き進んでいて、なんだか始さんだけ別番組・・ほとんど主人公(笑)
俺の中のヒーロー三大定義である、ヒーローは・・「強い」「孤独である」「守るべきものがある」を地で行っていて、正直ハラショー(笑)
正直、ちょっとドラマ方面の作りが強引で雑っぽい所もあるが、
「俺も・・もう俺から逃げない、俺は俺だけで生きる・・俺だけで戦う!」
音楽兄ちゃんと袂を分かち、それぞれが一人戦う決意をする辺りも格好良く、燃え燃え。
今後の、始さんの活躍に大期待。
で、そんな「主人公」の始さんの裏で、カテゴリーエースを巡って戦う剣ちゃんと橘さん。
こっちも伊坂の治療により、段々と「力」を求める方向となってダーク街道を突き進み始めた橘さんに燃え燃え。
どうやら女医さんもなんだか大ピンチみたいだし、どうなることやら。
うん・・始さん、橘さんと、それぞれの道を行き始めていいねえ・・剣ちゃんはまあ、どうでもいいや(笑)
で、次回はついにカテゴリーエースを巡って始さん(カリス)と橘さん(ギャレン)が激突!・・楽しみである。


◆デカレン第8話「レインボー・ビジョン」4
脚本(荒川稔久)、特撮監督(佛田洋)、アクンション監督(石垣広文)、監督(渡辺勝也)

う〜ん、ええ話や・・。
というわけで今回は、ジャスミンはエスパーの少年を助けるためにケガを押して捜査を再開するって話。
ジャスミンの過去話はエスパー的お約束ではあったが、エスパー少年救出とも絡めて、すなかなか良い話であった。
しかし、ボスはやっぱ格好良いな・・なんでジャスミンの事がエスパーとわかったのかは謎だったが・・。
なんであんなにあったかいのかはわかるんだけど・・だって、ワンコだから(笑)
それにしても、「だいじょうブイ」とか「バイナラ」とか、ジャスミンってセンスが微妙に古いよな(笑)
あと、今回はアクション方面もなかなか頑張っていて、特にレッドのマトリクス風アクションは面白かった。
で次回は、どうやら今度がキャラ掘り下げ話の最後のようで、デカレッドこと伴の話のようである。


◆デカレンジャー第9話「ステイクアウト・トラブル」3
脚本(武上純希)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(石垣広文)、監督(坂本太郎)

というわけで今回は、爆弾製造のプロであるシェイクが脱走し、シェイクの恋人であるマイラを張り込みする伴って話。
張り込みする戦隊もの・・ぶっちゃけ、ありえない(笑)
という感じで、ますます名は体を現すで、ホントに「刑事ドラマ」っぽくなっているデカレンジャー。
今回は、デカレッドこと伴の話であり、「刑事ドラマ」的お約束の「犯人の恋人と」ネタ。
正直、ちょっと伴とマイラが親しくなる過程が早すぎるんだが、まあそこは武上脚本だから仕方ないか(笑)
つうか伴って、ぶっちゃけ馬鹿すぎ(笑)
しかし、その辺はキャラが立っていて良いと思う。
それにしても、今回も前後編なんだな・・前後編多いな。
まあその辺り、アリエナイザーと怪重機の両方のきぐるみを作る関係とかもあんだろうな。
で次回は、レッド編後編・・果たしてどうなる伴の恋。


◆ヒット第5話「もえろー!」4
脚本(村山桂)、絵コンテ(玉井公子)、演出(迫井政行)、作画監督(野口孝行)

というわけで今回は、コスプレイヤーの公開ロケイベントがビッグサイトで行われることになるって話。
イケメン登場に続き、今度は玩具屋の進攻・・ありがちだ(笑)
で、またもやてんやわんやな展開になるかと思いきや、美月もしっかり成長しているようで、その辺はそつなくこなしてしまう所が、嬉しかったり残念だったり(笑)
そんな感じでまったりと破綻なく進んで行くのは物足りなくもあったりもするのだが、今回の見せ場はやはり「現場の雰囲気」ではないであろうか。
あの「みんなで作ってる」的雰囲気が非常に良く、心踊るものがあるよな。
しかし、「お祓いバスター」は見たかった(笑)
あと「ヒットをねらえ!」のCMもオリジナル新作エピソードのエロいとこだけをピックアップしていて、上手いよなあ(笑)
で次回は、エロエロが大変?
でもって今回の「コスプレイヤー」再放送であるが、ちゃんとOPなんかも変わっていて、きちんとAパートの本編とリンクしてて偉いよな。
イケメンにしろ、白の女神にしろ、それに合わせた展開にしろ、裏側の説明がされてるんで面白いもんなあ。


◆ヒット第6話「いやだー!」4
脚本(村山桂)、絵コンテ(山川幸久)、演出(郷敏治)、作画監督(石橋有希子)

というわけで今回は、美月はついに憧れの天知刑事に出演してもらうことになるって話。
やっぱり、あの歌にもそんな秘密が・・(笑)
と、確かにつじつま合ってるけど、流石にそこまで行くとちょっと「段取り」っぽくなって来るかな。
しかしあのエロいEDは、本編のEDではなくて「ミュージッククリップ」だったんだな・・さもあらん。
で、順調過ぎたがゆえに、ついに美月にもしっぺ返しが・・。
憧れの人に冷たく言葉を投げかけられ、信じ始めたドラキュラにも突き放された美月のあしたはどっちだ!?
つか、脆いな・・まあ、その辺まだまだ「ヒヨっこ」ってことなんだろうな。
で次回は、復活の美月?


>新番組


◆ピッチピュア第1話「別れの朝」4(65点)
脚本(武上純希)、絵コンテ(鈴木敏明)、演出(山口武志)、作画監督(篁馨)

というわけで、ピッチ第2期「マーメイドメロディぴちぴちピッチ ピュア」がスタート!
スタッフは、第1期ともちろん同じ。
で今回は、それぞれの別れを迎えたるちあ達は、地上から海へと帰ることになるって話。
まずはOP、歌は「Before the Moment」・・もちろん新作ではあるが、どうやら間に合わなかったのか不完全版のようで、所々に作画に使い回しが(笑)
しかも、第1期のOPを歌っていた神戸みゆきもリストラされ、喜多村英梨に。
もう、レールを走らない暴走機関車アウリは出ないって事ですか!!・・歌もちょっと微妙だし。
と色々残念であり、がっくりではあったんだが、投げキッスのココ様で始まり、かれん、ノエル、沙羅も登場してるので、本編内での再登場に期待はできたのは良し。
で、本編であるが・・かれん、ノエル、ココとあっさりお別れ・・ココ様一言も喋ってないじゃん!(がーん)
なんてあっさりなんだ・・畜生・・再登場に期待。
でもって、がっかりの後には波音の天国と地獄ぶりに爆笑。
「だって沙羅いなくなっちゃったじゃない」「太郎ちゃんと地上でラブラブに過ごすのよ〜♪」
と第1期のラストであれだけ殊勝な事を言いながらも、あっさりと手の平を返す辺りは非常に「波音」らしく素敵だった・・さすが波音、それでこそ波音(笑)
とか言ってる間にもいきなり太郎ちゃんはドイツに・・二転三転してるなあ。
そして、驚異的なラブラブぶりを見せつけるるちあに海斗・・なめんなよ(笑)
「るちあ、お前えっちになったなあ」
とエロい、エロ過ぎるセリフ・・やっぱりもうヤってますか?(笑)
とか言ってる間にもいきなり海斗はハワイに・・展開はええなあ。
しかしリナ姐さん、やっぱり海斗が好きだったんだな・・そういや前々回それっぽい表情してたもんな・・あんま、伏線なかったけど(笑)
で、新たなる敵キャラであるミケル(皆川純子)も登場。
天界人だか翼人だか天使だかの様相で、「謎の空間」にはバベルの塔があったり、DNANの二重螺旋があったりと、なかなかの濃い目な展開になりそうな予感である。
超必殺歌である「KODOU」もきかなかったりと、なんかもう大変。
しかし「KODOU」も新変身・新作画でのライブではあったのだが、どうも前の方が良くて微妙だな・・そのうち変わるかな?
あと、オレンジ真珠のマーメイドプリンセスであろう星羅も登場。
声がちょっとアレだなとか思ってたら、なんとOP歌ってる「喜多村英梨」がやってるじゃん!
つうことは、星羅の歌は喜多村英梨が歌うってことか・・。
相変わらず、チャレンジ精神溢れる番組、ピッチ(笑)
とか言ってる間に、海斗がいきなり海で行方不明に・・なんかホントに怒涛の展開だな。
といった感じで1話にして色々と慌ただしく展開され、ちょっとムラも多かったが、篁馨作監により所々可愛くてテンポの良い作画もあり、なかなか面白かった。
今後のピッチぶりに期待である。
あ、EDも使い回しが!・・早く完全版になることにも期待である。
で次回は、海斗を探しに行くるちあって話。
おお、あのアンコウぶりは、BBS復活ですか!?


◆ぴっちピュア第2話「水平線の彼方」3
脚本(神戸一彦)、絵コンテ・演出(岡嶋国敏)、作画監督(かどともあき)

BBS復活、キター!
というわけで今回は、海斗が海で行方不明になったのを知ったるちあは、海へと探しに行くって話。
ブラックビューティーシスターズ見事に復活!・・あ、なんか結構嬉しい(笑)
ダークラバーズに比べると、いまいちキャラの「はじけ」がなかったBBSではあるが、今回の復活で、新たなる新境地が見えるかな?
つうかBBSが復活したのなら、DLの復活も期待したいところである。
しかし新曲ひっさげて再登場はいいのだが、バンクがほとんど使い回し&やっぱりヘボイままなのはどうかと・・新バンクを求みます(笑)
あと、沙羅もなんか霊体みたいな感じで復活して、るちあ達を助ける感じになりそうである。
とりあえず新たなるインド洋のマーメイドプリンセスである星羅の声は、もう慣れたかもしれない(笑)
で次回は、波音と太郎ちゃんの別れ・・波音最後の戦いか!?
つうか、なんか随分濃い作画だな(笑)・・どやら第1期の50話の時の作監さんのようだ・・期待。


◆ダンドー第1打「ダンドーの夢!」2(40点)
脚本(木村揚)、演出(山口美浩)、絵コンテ・作画監督(大森英敏)

というわけで、ただ今週刊少年サンデーで連載中の作・坂田信弘、画・万乗大智による「DANDOH!! ダンドー」がアニメ化。
スタッフは、シリーズ構成は木村揚、キャラクターデザインと監督は大森英敏、小物デザインは水谷麻美子、といった構成。
今回は、 野球少年だった青葉弾道(小林ゆう)が野球をやめてゴルフを始めるって話。
これ・・明らかに展開早すぎじゃないかな?
ダンドーは最初の方は読んでなかったんで詳しいことはわからないけど、なんかいつのまにか新庄プロの弟子になってて、いつのまにか野球やめてて、いつのまにか練習してて、いつのまにか大会に出ていて、全然「溜め」も「葛藤」も「掘り下げ」もなく、なんつうか全く感情移入も感動もできない。
いきなり一話から総集編かダイジェストでも見てる気分だ。
「スマイルショット」って、多分非常に感動的なエピソードがあるんじゃないの?・・アレじゃなんの事か全くわからんよ。
う〜ん、つまらん(苦笑)
多分、「モンキーターン」みたく初っ端ははしょって、大会シーンとかをメインで行きたいんだろけどさ・・原作も長いしねえ。
なんかホリプロが絡んでるせいもあるのか、どうも声優も微妙な感じだし、監督自ら絵コンテ作監やってるからって、なんらかの「切れ」があったわけでもないし・・。
これ、どう考えても原作ファンから非難囂々だろうな(苦笑)
しかも、ダンドーの「売り」であろう「ダンドーいじめ」と「万乗パンツ」のうちの、「パンツ」部分はテレ東だからないだろうしねえ・・魅力半分(笑)
まあ、トンデモなゴルフシーンはまだ見れる可能性もあるから・・その辺、期待かな?
それより、もうちょっと話は丁寧に展開して欲しいよな。
あれじゃ、全くキャラにも話にも愛着がわかないからね。
しかし、サンデーもこれで「金色のガッシュ」「犬夜叉」「モンキーターン」「美鳥の日々」「名探偵コナン」と、計6本のアニメが今放映されてる事になるのか・・ジャンプ並だな。
で次回は、選手権。


◆ダンドー第2打「選手権」3
脚本(木村揚)、絵コンテ(小林孝嗣)、演出(山口美浩)、作画監督(鳥沢ノリコ)

というわけで今回は、ダンドーは選手権の戦いを始めるって話。
重みもなにもない超早い展開だった第1話に比べると、普通な流れとなっていて、普通に面白かった。
つうか、「選手権」を主題でやりたかったのかもしれないが、やっぱアレは早すぎだよな。
どうやら「選手権」を戦ってる間に、先生との練習風景を出したりしていくようだけども。
で次回は、優香の話。


◆花右京第1話「初めまして 御主人様」4(75点)
脚本(花田十輝)、演出(野中卓也)、絵コンテ・作画監督(大隅孝晴)

というわけで、前にアニメ化された週刊チャンピオン連載の原作・もりしげの「花右京メイド隊」が「花右京メイド隊 La Verite」になって、なぜかスタッフが変わってリメイクで再登場。
今回のスタッフは、シリーズ構成は花田十輝、キャラクターデザインは大隅孝晴、メカニックデザインは松原一之、監督は野中卓也、アニメ制作は童夢って構成。
で今回は、母を亡くした少年・花右京太郎(甲斐田ゆき)は、祖父・北斎に引き取られることになり、マリエル(田中理恵)というメイドに誘われて花右京家へと行くことになって話。
あれ・・面白いね?
てっきり、しょんぼりでがっくりな出来になってるかと思いきや、なかなかに出来の良かった前作のmoeのと同じくらいのレベルの出来の良さ・・ちょっと、びっくり。
前作のアニメ的なポップな絵とは違うけども、今回は原作にちゃんと合わせたちょっと薄目の絵柄となっていて作画のレベルも高く、演出のテンポもまったりとほどよく、でもってちゃんとパンツあり裸あり乳首ありエロエロありと、サービスも満点・・やるなあ。
前作が15分の尺だったのが今回は30分の尺になってることもあり、キャラもほとんど過不足なく紹介され、まったりぶりも良い感じ。
実は自分は前のアニメ版は見たけど、原作はちゃんと読んではいないんだけども、前のアニメ版と同じく楽しめそうな感じ。
キャストもメイン系は変わっていないようで、違和感もほとんどない。
正直、なんでいきなりこんなにも早くにリメイクしてるのかは謎だけども、前の話もよく覚えてないし(笑)、これは結構期待できそうである。
で次回は、リュウカお嬢様登場。


◆メイド隊第2話「10番勝負?」5
脚本(花田十輝)、絵コンテ(柿田英樹)、演出(細田直人)、作画監督(松原一之)

というわけで今回は、慈悲王家の次期当主・リュウカ(高橋理恵子)がやって来て、マリエルと勝負するって話。
うわ・・第1話より作画が良くなってる・・ぶっちゃけありえない(笑)
という感じで演出作監の二人が原画を描いてるせいもあってよく動き回る濃いカットが多数に見られ、妙に作画が良くて演出のテンポも良く、リュウカお嬢様がコレでもかと動き回っていて、演出作画的に非常に楽しかった。
リュウカvsマリエルの10番(大嘘)勝負もマリエル、リュウカののキャラを演出と作画で良く表現していて、特に最後の「水中騎馬戦」がよく動いていて良かった。
つうか、マリエルのトンガリオッパイがなんか凄かった(笑)
で次回は、シンシアとグレース。


◆美鳥の日々days1「右手no恋人」4(75点)
脚本(世田八智)、絵コンテ(小林常夫)、演出(須間雅人)、作画監督(田中比呂人)

長いアバンだな・・。
というわけで、「週刊少年サンデー」で好評連載中の井上和郎の「美鳥の日々」がアニメ化。
スタッフは、キャラクターデザインは楠本祐子、監督は小林常夫、アニメ制作はぴえろって構成。
で今回は、狂犬サワムラと恐れられて女の子からはもてなかった沢村正治(谷山紀章)の右手が、ある日突然春日野美鳥(中原麻衣)という女の子の体になるって話。
うむ、なかなか面白い。
原作の漫画の方は、「寄生女(笑)」「右手が恋人」というドラスティックな「萌え文法」やマニアックなネタをを入れながらも、きちっとラブコメ少年漫画として仕上げている良作であり、連載当初から人気は上々であった・・サンデーって傑作とかはそんなないけど、ホントに佳作良作の多い雑誌だよなあ。
まあ、個人的にはそんな思い入れあって読んでるわけではないんだけども。
それはともかくアニメの方であるが、原作の方のドタバタ感もきちっと出していて、演出作画のテンポも良く、深夜U局ならではのパンツあり裸あり乳首だってあり、というエロ要素も盛り込んでいて、きちっと手堅くまとめてあり、こちらも良作となっていた。
しかし、この出来ならマニア向けの深夜U局はもったいないかなあ・・夕方ぐらいのガキ向け時間帯でも良かったと思うけど・・出来のあまりよろしくない「ダンドー」の枠とかで(笑)
まあでも「右手が恋人」というネタがネタだし(笑)、「美鳥の裸」とかも出やすいから、確かにテレ東とかでは難しいわな。
あと、どうやら1クールとの噂もあるが、このごろ流行りの「好評なら続編」パターンかな?
そういえば、スタッフはアニメ「十二国記」と同じメンバー構成(脚本以外)になってるな・・そういえば「十二国記」っぽく・・ないね(笑)
まあ結構きっちり作ってくれそうなんで、今後に期待したい。
それとOPであるが、cooRieの曲「センチメンタル」のさわやかな楽曲と絡めての画面の合わせ方が抜群に上手く、非常に心地よい・・特に初っ端の入り方がいいね。
で次回は、もう一度美鳥の家へって話。
しかし関西だと「KBS京都」と「サンテレビ」でやってるわけなんだけど、「サンテレビ」の方が画質いいよな、やっぱ・・サンテレで見よ(笑)


◆美鳥days2「二人no想い」3
脚本(佐藤卓哉)、絵コンテ・演出(サトウシンジ)、作画監督(窪詔紀之)

というわけで今回は、ケンカに巻き込まれた正治は、傷ついた体で美鳥の家に行くって話。
テンポの良かった1話に比べると、ちょっと普通な感じになったかな・・所々よく動くカットとかはあったけども。
まあ今回は、委員長・綾瀬貴子(高木礼子)のキャラ説明と、美鳥の今の状況説明って感じだからな。
美鳥の真骨頂はやはりちょっとマニアックなドタバタにあったりするわけだから、まあ今後に期待。
しかし、寝てた美鳥はなんで真っ裸だったんだろう・・いや、乳首見れたからいいけど(笑)
そういや、ちょっとだけ登場した真行寺耕太の声、釘宮理恵なんだ・・そ〜いうことか活躍が楽しみだ(笑)
で次回は、正治の姉が登場。


◆マドラックス第1話「銃舞(dance)」(70点)
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(真下耕一)、演出(有江勇樹)、作画監督(門智昭)

・・爆笑した・・これが噂の「オサレガンアクション」か〜〜。
というわけで、「NOIR」「.hack」「Avenger」の「雰囲気アニメ」一直線の真下耕一監督と、「リヴァイアス」「スクライド」「まおちゃん」「おねがいシリーズ」「ガングレイヴ」等の幅広い脚本を書く「マルチライター」黒田洋介との最凶タッグで作られるアニメ、「MADLAX」
スタッフは、シリーズ構成は黒田洋介、キャラクターデザインは大澤聡・芝美奈子・宮地聡子、メカニックデザインは寺岡賢司、キャラクター監修は大澤聡、メカ作画監督は才木康寛、音楽は梶浦由記、監督は真下耕一、制作はBeeTrainって構成。
今回は、凄腕のエージェントである女・マドラックス(小林沙苗)は、ある国でデータを手にいれるため潜入するって話。
いやあ、「オサレガンアクション」ぶりにはびっくりしました。
自分は「NOIR」は見てなかったんで、その辺の「トンデモ」ぶりを知らなかったもので、アレはびびった。
向こうの弾は当たらないのに、こっちの弾は当たるんだもんな・・しかもなぜか「ドレス」、なぜに「ドレス」(笑)
戦闘シーンまでは、結構リアルな作り込みをしていただけに、この落差に驚愕。
まああの「ドレス」は、「光と水のダフネ」における前張り・・「戦闘服」「勝負服」みたいなもんなんだろうな。
ぶっちゃけあの「ドレス」は、「このアニメは嘘っぱちですよ」「フィクションですよ」」というサインとも言える。
「ルパン三世」や「シティハンター」や「危ない刑事」とかもそんな感じだもんな・・「時代劇」や「スペースオペラ」や「ハリウッドアクション」とも言えるな・・。
と、無理矢理納得してみると(無理矢理かよ)、あの「銃舞」(ガンムって読んでしまいそうだ)は格好良かった。
梶浦由記&YUUKAの挿入歌「nowhere」をバックにしての「ケレン味」たっぷりな戦闘シーンは爽快感があり、多分今後もこの「銃舞」が売りになっていくのだろうな・・楽しみ。
ようは、「格好良い姉ちゃんが、悪漢をガンガン撃ち倒すアニメ」、なのであろう。
映像的にも相変わらずの「真下節」は全開っぽそうで、「雰囲気」作りは上手く、「梶浦音楽」はうるさいと・・きちんと「真下ワールド」に染めているのは流石。
あとは、これにどうのように「黒田節」が絡んで来るかだな。
それと、今回のOPED挿入歌は梶浦由記の楽曲に、「機動戦士ガンダムSEED」で名曲「暁の車」を歌っていたYUUKAのとうである・・その辺の音楽方面も楽しみではあるな。
で次回は、紅月。
見終わったら、パスタにしよう(笑)


◆マドラックス第2話「紅月(crimson)」4
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(澤井幸次)、演出(黒川智之)、作画監督(なかじまちゅうじ)

「起こし方その3」って・・どんなのだろう・・。
というわけで今回は、貴族の娘であるマーガレット(桑島法子)の奇妙な日常って話。
ん、なんか知らないが・・妙に面白いな(笑)
脚本と演出と音楽が絶妙にマッチしていて、独特の雰囲気を醸し出した画面作りがされており、もう一人の主人公であるマーガレットを中心とした「奇妙な日常」がどこか「ずれた」違和感たっぷりに描かれていて、キャラにも画面にも話にも妙に引き込まれる。
黒田洋介は基本的に器用な脚本を書くから、真下節への合わせ方が上手いんだろうな。
脚本と演出の相乗効果のおかげか、この独特の雰囲気は、非常に良い。
もちろん、天才桑島法子の「十八番」である、「電波キャラ」の演技っぷりは、言わずもがな(笑)
あと、メイドさんエリノア(内川藍維)なんかの言動っぷりやマーガレットとのやり取りがが妙に萌えたりするのも、黒田節がうなってる感じだよな。
ん〜、なんか続きが楽しみだ・・今後に期待したい。
で次回は、マドラックスの話。


◆鉄人28号 第1回「蘇る正太郎」5(90点)
脚本・絵コンテ(今川秦宏)、演出(松浦錠平)、作画監督(櫻井邦彦)

ビル〜の町〜にガオ〜♪
というわけで、「ウルトラマン」「ガンダム」「ライダー」「009」「アトム」等などの昨今の21世紀リメイクブームに押されて、横山光輝の「鉄人28号」が今川秦宏によってついに再アニメ化。
スタッフは、シリーズ構成・監督は今川秦宏、キャラクターデザインはなかむらたかし、音楽は千住明、アニメ制作はパルムジュスタジオ、といった構成。
今回は、戦後の日本・・少年探偵金田正太郎(くまいもとこ)は、村雨一家を追っている時に、もう一人の「正太郎」である鉄人28号と出会うことになるって話。
この・・躍動感、緊張感、重量感、胸躍る少年冒険活劇的楽しさ、迫力、スピード感・・流石は今川・・上手い、面白い。
もう、初っ端のアバンによる正太郎と鉄人の登場から始まるOP、六本木男声合唱団による往年の主題歌「鉄人28号」で、ワクワクドキドキ。
そして「Gロボ」的な「禁断の力」を背景として、パラレルワールドである戦後日本の復興描写を描き込みながら、二人の「正太郎」というミスリードでドキドキと話を進めての、最後の迫力ある「鉄人」の登場と、まさしく息をつかせぬ「ケレン味」たっぷりの燃える展開・・「今川節」炸裂!
流石は「横山信者」であるだけあって、原作を大切にしつつきちっと自分色で染めての、この迫力ある作り込み。
金かかってるなあ・・。
とはいえ、今川監督にしては原作に準拠しすぎてるせいもあってか、いまいち「ケレン味」が足りない所も感じるので、その辺は今後に期待である。
まあ「サイボーグ009」の例もあるので、1話に期待しすぎると後で痛い目を見ることもあるので、程々に期待(笑)
でも、どうやらOPEDやらCM見ると、結構制作は進んでいて良さそうなんで、イけるかな?
まあ、といった感じで、自分は原作をちゃんと読んだことはないのでわからないが、昨今の流行りの影響か絵的にも話的にも原作準拠な感じあり、「現代の技術でかの名作を再現」的なノリがあるので、どうなるのか見物である。
ちなみに自分は、「太陽の使者」も「FX」も・・「鉄鋼無敵科学大魔號」も好きです(笑)
で次回は、28号対27号。


◆鉄人 第2回「27号対28号」4
脚本・絵コンテ(今川秦宏)、演出(山内東生雄)、作画監督(吉川真一)

というわけで今回は、鉄人は暴走し敷島重工へと向かい、そして正太郎は敷島博士より鉄人の秘密を聞かされるって話。 
前回ほどの作画の切れはないが、今回は全面に28号と27号の鉄人が動き回っており、今川演出によってこれでもかという重量感、巨大感描写がされており、流石であった。

怪獣映画さながらに町中を破壊しながら突き進む鉄人に、特に圧巻は28号対27号のバトル。
何がスゴイって、自らが作り出した27号が破壊されてるというのに、
「そう、どんな攻撃にも耐えうる鉄の鎧に身を固め!」
「図り知れぬ力で居並ぶ敵を叩いて、砕く!」
「決して倒れることもなく、死ぬこともなく、ただひたすら操縦者の意のままに戦い続ける不死身の兵士!」
「海であろうが、戦う場所を選ばない!」
「それが、それが、勝利することのみを目的とした完全なる兵器、鉄人!、鉄人28号!!」
と嬉しそうに恍惚と語る、敷島博士の狂いっぷり!・・いやあ、やっぱ研究者はこうでないと(笑)
で、どうやら今度の鉄人は、「同じ父親を持つ二人の正太郎」「戦うために、すべてをを破壊するために作られた兵器」という感じで、正太郎と鉄人の関係、鉄人の存在意義、などがこの2話で徹底的に描かれており、「二人の正太郎」を中心に、「兵器(道具)が悪いのか、それとも悪いのはそれを扱う人間自身なのか」というテーマがかなり描かれそうで楽しみである。
それにしても、「死んだ息子の代わりとして作り出された」ってネタは、「鉄腕アトム」とまんま一緒なのな、やっぱ(笑)
という感じで「今川鉄人」は滑りだし快調であり、これからも濃い描写と展開で進んで行きそうで楽しみである。
で、知り合いの「横山好き」の友人に今回の鉄人の感想を聞いた所、「うざい」そうな(笑)
「横山漫画」ってのは、テーマ的には濃いものを多数秘めてはいたとしても、それを淡々とあっさりと描いて行き、基本的には「善vs悪」の知略を尽くした「操縦機争奪戦」だったり、「忍術合戦」だったり、「超能力バトル」だったり、という「戦略戦」がメインであり、こういう今川的な「肉親がどうのこうの」「何々の存在意義がどうのこうの」などという葛藤や苦悩などはあっさり描き、言わばそういうのが前面に出る「今川節」とは逆なんだそうな(笑)
確かに主人公とかがもんもんと悩んだり、ケレン味たっぷりな描写とかは「今川的」だもんな。
まあ、そこが好きなんだけども(笑)
で次回は、怪ロボット現れる。

あと、何やら横山光輝さんが自宅で火事にあい、お亡くなりになられたとのニュースが・・。
この頃、芸能界で訃報の話が多かったんで、漫画・アニメ業界にもそういう事あるかなと思ってはいたのですが・・まさか、事故とは・・。
病気ならともかく、事故となると無念さが増しますねえ・・。
自分は横山光輝世代ではなかったりはしますが、横山さんの描いた漫画「マーズ」「バビル2世」「三国志」、特にその様々なアニメ・特撮の数々は本当に楽しませていただいておりました。
今だってこの「鉄人28号」が楽しみで仕方ありませんし・・。
もう「鉄人スタッフ」には、横山さんへの追悼も込めて、本気で頑張って欲しいですね・・まあ、今川監督なら言うまでもなくやってくれるでしょう。
横山光輝さん、今まで本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りします・・。



◆モンスター CHAPTER.1「ヘルDr.テンマ」4(65点)
脚本(浦畑達彦)、絵コンテ・演出(小島正幸)、総作画監督(藤田しげる)、作画監督(あべたくじ)

というわけで、原作・浦沢直樹の「MONSTER」がアニメ化。
スタッフは、キャラクターデザインは藤田しげる、キャラクター原案は高坂希太郎、シリーズ構成は裏畑達彦、監修は長崎尚志・赤名英之、監督は小島正幸、アニメ制作はマッドハウスといった構成。
今回は、天才医師テンマ(木内秀信)はある出来事から少年の命を救うことになるって話。
原作の漫画の方は途中までしか読んでなくて、実は最後どうなったかとか知らないんだよな・・(笑)
というわけで、非常に評判の良かった「MASTER KEATON」と同じ制作スタッフだけあってか、浦沢直樹の絵がそのまま動いてるような作画であり、展開も原作どおりとなっていて非常に良くできていた。
とはいえ、何から何まで「原作通り」であるがゆえか、アニメならではな「飛躍」というものも感じられなくて、少々退屈だったな。
だって、本当に「そのまんま」なら原作の漫画を読めばいいって感じになるからねえ。
その辺りが「原作もの」の難しさではあるのだが、何らかの「+α」がないとアニメにする意味ないもんなあ。
まあそれはともかくとして、話的、絵的には原作再現度は非常に高いのだが、どうもテンポが悪くて派手さに欠けて、ちょっと地味過ぎかな。
多分、原作も完結をしているこの作品をやるのだから、最後までやるつもりなのだろうけど、もうちょっとテンポの良さが欲しいかもしれない。
で次回は、転落。


◆修羅の刻 第1話「雲の如き男」4(65点)
脚本(武上純希)、絵コンテ(三澤伸)、演出(南康宏)、作画監督(浜津武広)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで、川原正敏原作の「修羅の門」の外伝である「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」がアニメ化。
スタッフは、シリーズ構成は武上純希、キャラクターデザインは浜津武広、監督は三澤伸、アニメ制作はスタジオコメットって構成。
今回は、関が原の合戦が幾年月、陸奥八雲(高橋広樹)は山茶屋で吉祥丸(升望)という若い城主と出会い、用心棒として雇われるって話。
なんで今頃「修羅の刻」・・ってそういや「武蔵」に「新撰組」と、今の流行ものいっぱいあるもんなあ、そういや。
つうか作者がノリノリで描いてる「修羅の刻」も好きなんだけど、「修羅の門」もアニメ化してくれないかな・・10巻まででいいから(笑)
まあそれはともかくとして、「Dr.リン」スタッフなんでたしいて期待をしてはいなかったのが、意外に悪くなかったな。
川原正敏の絵の再現度もなかなか良いし、演出作画のテンポも悪くない。
所々、妙に「CGシーン」が使われてる辺り「Dr.リン」スタッフっぽさもあって笑えるし(笑)・・いや、つうかCGは嫌みなく融合してて、相変わらず結構上手いよな。
まあ問題は「活劇シーン」だけど、今回は雑魚敵相手だから、評価はまだ保留かな。
どうやら「活劇補佐」なる役職もあるようだし、結構格好良いOPの作画的な動きが「決戦シーン」で見れるなら、結構楽しめるかもしれない。
あのOPの数々の猛者達がどんな活躍をしてくれるかを思うと、ドキドキするもんね。
しかし、吉祥丸は結構萌えるな・・やっぱ、「男装の麗人」ってのはそそるものがあるからね。
で次回は、陸奥圓明流の何引かれて八雲に襲いかかる兵法者達って話。
刮目して待て!


◆修羅の刻 第2話「天下無双の器」3
脚本(武上純希)、絵コンテ・演出(吉川浩司)、作画監督(輿村忠美)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、八雲は柳生兵馬(田中允貴)と戦うって話。
活劇シーン、意外に頑張ってて結構動いていたりもするのだが、八雲も武蔵も強すぎるがゆえかあっさり過ぎるな・・まあ、「雑魚」だから仕方ないんだけど(笑)
でも、話もサクサク進んで行き、小バトルも前半1回後半1回とあったりでなかなか悪くない。
まあ今は、八雲と武蔵の強さを表現して行く所だからな、後半まで我慢我慢。
それにしても、漢ぶりをバリバリ発揮してる武蔵は格好良いなあ・・決戦が楽しみである。
あと、吉祥丸こと詩織の今後も楽しみだ。
っていうか原作読んだの随分前だし、内容ほとんど覚えてないし・・原作はダンボール箱の中に(笑)
で次回は、鎖鎌の使い手との戦い。


◆天上天下 FIGHT.1「聖域」3(60点)
脚本(井上敏樹)、絵コンテ(川瀬敏文)、演出(木村隆一)、レイアウト作監(梅原隆弘)、原画作監(KIM DONG JOON)

ぎゃ〜!、OPがmcATの「Bomb A Head!」だあ!!・・泣ける!(笑)
というわけで、集英社「ウルトラジャンプ」連載中の大暮維人の「天上天下」がアニメ化。
スタッフは、シリーズ構成は井上敏樹、キャラクターデザイン・総作画監督は梅原隆弘、監督は川瀬敏文、アニメ制作はマッドハウスって構成・・これ、「ドラゴンドライブ」と同じスタッフ構成だね。
で今回は、 統道高校に凪宗一郎(保志総一郎)とボブ牧原(三木眞一郎)の二人が転校してきて大暴れするって話。
いやあいいね・・何がいいって、OPの楽曲がmcATの「Bomb A Head!」な所(笑)
mcAT好きだったんだよねえ、俺。
なんかOPの絵コンテもなぜかりんたろうでテンポも良くて、100回ぐらい見ちゃったよ(笑)
それはともかく、原作の方はみえみえのエログロと、いかにもなヤンキー系っぽい展開のため少ししか読んでませんでした。
アニメの方はなんだか「一騎当千」っぽい雰囲気もあり、普通な感じだったかな。
演出のテンポとか作画の動きとかは悪くはなかったんだが、どうもマッドハウス韓国部門の濃い作画のためか、いまいち乗れないんだよね。
バイオレンスもエロも、どっちも頑張ってるのは良かったんだけども。
ヒロインの棗亜矢(矛原実里)の声が微妙にヘタレなのも乗れない要因のひとつかな。
まあ、川瀬敏文と井上敏樹は、「並」の仕事はしてくれるんで、まあ普通に楽しめるかもしれない。
で次回は、宗一郎と高柳が対決・・しかし保志総一郎の総一郎って「リヴァイアス」「スクライド」な感じだよな、やっぱ。


◆天上天下 FIGHT.2「敗北」3
脚本(井上敏樹)、絵コンテ・演出(駒井一也)、レイアウト作監(梅原隆弘)、原画作監(KIM GIDU)

というわけで今回は、高柳に敗れた宗一郎は落ち込み、そんな宗一郎たちに執行部から刺客が送られるって話。
作画は濃いけど動きは結構良いね、血もゲロもあるし。
バトルはそこそこ楽しめそうな感じである。
で次回は執行人との戦い。


◆ナディア 第1回「エッフェル塔の少女」5(85点)
脚本(大川久男)、絵コンテ(森川滋、繁庵野秀明)、演出(森川滋)、作画監督(鈴木俊二)

今君の目に いっぱいの未来 すべてを輝かす〜♪
・・OPの入り方は、今見ても最高にいいなあ・・。
というわけで、いまさら言うまでもなく、原案はジュール・ベルヌ「海底2万マイル」での、庵野秀明とガイナックスによる傑作アニメ「ふしぎの海のナディア」がNHKで再放送。
スタッフは、総監督は庵野秀明、キャラクターデザインは貞本義行、設定は前田真宏、音楽は鷺巣詩朗という、「新世紀エヴァンゲリオン」構成。
今回は、発明好きの少年ジャン(日高のり子)は、パリで謎の一味に追われている少女ナディア(鷹森淑乃)と出会うって話。
いやあ、見るのは10年以上ぶりだなあ・・これは当時ははまりにはまりました。
もう、ナディアが好きで好きで・・あの糞女が大好きでした(笑)
・・俺にとっての「萌え」の原点!・・つうか、今見てもナディア可愛いじゃん!!(笑)
でもって内容ですが、少年少女の「ボーイミーツガール」がテンポ良く描かれており、元ネタである「天空の城ラピュタ」と同じく、「少年冒険活劇」的ポテンシャルがあり非常に面白かった。
鷺巣詩朗のアップテンポな音楽も画面を加速させていて、特に「悪の3人組」をバックにしての、グランディス達の活躍がコミカルで楽しくていいね。
何と言っても、「タイムボカン」なグラタンが可愛くて格好良くていいんだよなあ。
グランディス達も、ドロンボー一味に負けないくらいのキャラの立ちっぷりだもんな。
う〜ん、続きが楽しみだ・・知ってるけど(笑)
しかし、今見ると原画陣が凄い・・今やキャラデ・作監レベルのお人ばかり・・、スゴイな。
アナログ彩色も、今のデジタル彩色とはまた違って温かみがあり、作品的にもあってるしね。
あれ・・次回予告ないのか・・残念・・。
で次回は、「小さな逃亡者」
胸の奥のもどかしさどうすればいいの? 
・・EDもいいな、やっぱ・・


◆ナディア 第2回「小さな逃亡者」4
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(増尾昭一)、作画監督(窪岡俊之)

というわけで今回は、ジャンとナディアはジャンの家へと行き、そこで再びグランディス一味の襲撃を受けるって話。
いやあ、この辺って思いっきり「天空の城ラピュタ」と同じ展開だよな(笑)
ジャンが父親の残したお金で生活をしていて、その辺生活観がなかったりで雰囲気が結構違うけど。
で、今回の見せ場は「ラ・セーヌの星8世(笑)」が飛ぶところであり、ポンポンとテンポ良く話や画面を動かしているおかげか、爽快で痛快でいいよね。
相変わらず、グランディス一味もいい味を出してるし。
しかし、やはりナディアは可愛いよな・・この頃は比較的「まとも」だったし(笑)
「あなたの発明って本当にインチキね」「感心して損しちゃった」
と、その毒舌わがままぶりに片鱗は見えるけど(笑)
で次回は、「謎の大海獣」


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