2004年8月

 

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2004年8月27日(金曜日)

◆デカレンジャーEpisode.20「ランニング・ヒーロー」
脚本(横手美智子)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(石垣広文)、監督(竹本昇)

メップル、うざい(笑)
というわけで今回は、ゲルマン星人のバイズ・ゴアと、惑星破壊爆弾の爆破を懸けて走る蛮って話。
熱血ヒーロー主人公である蛮の話であり、なかなかに熱くて面白かった。
蛮は戦隊っぽい馬鹿だけども熱い熱血ヒーローをひた走っており好感度は高いな。
この後の番組の「仮面ライダーブレイド」の剣ちゃんも、一応そっち系のはずなんだけども、どうも剣ちゃんは薄い気がするのはなんでだろうね?
やはりこれが戦隊とライダーの差であろうか?
で次回はマッド・ブラザーズ登場!


◆マリア様がみてる春「片手だけつないで(La Main dans la Main)」5
脚本(真部千晶)、絵コンテ(古橋一浩)、演出(古橋一浩、山名隆史)、作画監督(辻美也子)

というわけで今回は、白薔薇様である聖と志摩子との出会いって話。
やっぱりなあ、という感じの古橋一浩絵コンテの演出・・やっぱり上手い。
いつもはどうも淡々過ぎる雰囲気が物足りなくも感じるのだが、今回の雰囲気にはこの作風がぴったりくる。
なにより、聖と志摩子の二人の視点で描かれていく二人の出会いが、表情や仕草に至るまでじっくりと描かれており、微妙な二人の「距離感」や「空気感」を演出していて素晴らしい。
前の古橋絵コンテの時は、どうも作画にもったり感を感じたのだが、今回は演出にも絡んでるだけあってか作画に張りがあり、細かい描写が作りこまれていた。
アニメ版の「マリみて」は、古橋演出が一番の楽しみになってるなあ。
あと聖役の豊口めぐみのトーンが低めで張りのある声と、それとは逆の志摩子役の能登麻美子の落ち着いたウイスパーボイスが二人の役にピッタリでもあり、「対」となることで妙に色気あるハーモニーを感じさせてくれる・・まさにはまり役。
う〜ん、白薔薇様・・やはり惜しい人を亡くしたな(笑)
で次回は、志摩子さんに何かが・・新キャラ続々登場です。


◆マリア様がみてる春「チェリーブロッサム(Les fleurs de cerises)」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(小島正士)、演出(吉田俊司)、作画監督(森本浩文)

あ、アバンの絵が変わってる・・。
というわけで今回は、新学期、志摩子は桜の下で新入生の二条乃梨子(清水香里)と出会うって話。
やっと本当に「春」がやって来ての新学期の「マリみて」で、新キャラも多数登場。
今回は前回と同じく、人気もある志摩子さんの話だけあってか、作画や背景がなかなかに気合いが入っていて、いつも以上に妙に志摩子さんに艶があり、乃梨子との百合百合ちっくな描写が萌える(笑)
今回は「志摩子x乃梨子」の前編みたいなんで、まあ後編に期待。
あと祥子にちょっかいを出す「ドリル女」松平瞳子(釘宮理恵)も、なかなかムカつく感じで良かった(笑)
左右の素晴らしいドリルっぷりも含めて、今後の活躍に期待したい。
で次回は、銀杏の中の桜・・つうか次回予告飛ばし過ぎ(笑)


◆マリア様がみてる春「銀杏の中の桜(Un cerisier parmi des icho)」3
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(斎藤哲人)、演出(則座誠)、作画監督(波風立流)

というわけで今回は、志摩子さんがついに自分の秘密を明かすことになるって話。
志摩子さんの葛藤、後編。
いつにも増して百合百合な雰囲気でもあり、原作をすっきりと上手くまとめたバランスの良い構成となっていた。
とはいえやはり、「家が仏教の寺だからカトリックの学校にいることに苦悩する」という志摩子さんの葛藤は、原作と同じく「なんだそんなことで悩んでいたの」という想いがするのは同じだったな。
まあ、それだけ志摩子さんが生真面目だってことはあるんだが。
あと最後の騒動も、絵で見せられると尚更「茶番劇」の様相を呈していて、苦笑いといった感じ。
なんだか「三文芝居」っぽくて、非常に気恥ずかしいんだよな。
瞳子に原因があるとはいえ、山百合会の面々も、あまりに極悪非道なやりくち(笑)だしなあ。
それにしても、釘宮理恵が演じる瞳子は表情も仕草も生き生きしており、なかなかの小悪魔ぶりを見せつけていて、非常にムカつく感じでやはり良い(笑)
今後の活躍に期待したい。
しかし、波風立流も結構上手くなったなあ・・昔は結構なヘタレ作監だったんだが(笑)
で次回は、志摩子さんが乃梨子を妹にって話。


◆ふたりはプリキュア第27話「新たな闇が迫る!迷子のポルンを救え」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(小村俊明、座古明史)、作画監督(河野宏之)

関西なので、高校野球で一週遅れ〜(涙)
というわけで今回は、新たな闇が出現し、再びプリキュアになるなぎさとほのかって話。
ついに始まった「ふたりはプリキュア」の後編は、なんだかちょっぴりダークネスな雰囲気でもあり、結構な期待感がある感じである。
特に、今回は謎の「角沢くん(松本保典)」の朝の番組とは思えない飛ばしっぷりは素晴らしかった。
いきなりガラス破ってビルから飛び降りるんだもんな(笑)
まあ、会社員だったり、写真から消えたりと謎の部分もあるが、それは今後に明かされるかな?
前編の「ダークファイブ」よりもマッチョでスパルタンな雰囲気もあり、活躍に期待である。
あと今回は、地下駐車場のバトルの動きもなかなか良く、ふたりのコンビネーション攻撃があったのがなかなか面白かった。
で次回は、レギーネ登場!
しかしそうか、8時30分からは「スーパーヒロインタイム」だったのね(笑)


◆ふたりはプリキュア第28話「レギーネ登場!ってもう来ないで!」5
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(西尾大介)、作画監督(はっとりますみ)

というわけで今回は、第2の闇の使者レジーネ(深見梨加)が目覚めるって話。
監督である西尾大介自らによる初の演出だけあってか、前の五十嵐演出と同じく今回は劇場版を思わせる感じの演出作画の密度であり、全編に画面のコントロールがされていて、非常に面白かった。
つうか、第2部である前回からそうなのだが、なんだかほとんど別番組。
往年の「美少女戦士セーラームーン」の「セーラームーンS」を思い起こさせるダークな雰囲気が全体に満ち満ちていて、「エヴァンゲリオン」や「パトレイバー劇場版」のような非常に無気質な画面作りとなっており、危機感を煽って来る。
第2部は、「光の使者」であるプリキュアと、ジャアクキングの3つの分体であろう「闇の使者」との陰陽の対立の構図を機軸に、「希望」と「絶望」というテーマへと帰結して行く感じなのであろうか?
もしも、この流れを維持して行くなら結構後編は化けるかもしれない・・が、子供受けは悪いだろうから、やっぱ無理かな(笑)
あと今回はバトル描写も非常に巧みであり、独特のカットワークが非常に面白かった。
流石は監督自らの演出って感じである。
プリキュアはどうも、演出作画は安定はしてはいるのだが、どうもメリハリがなくて平板な感じがあるので、たまにはこーいう神演出があってもいいな。
それと、兼ねてからのおばあちゃんの「秘密」ではあるが、どーやら戦争が終わったときにミップルから「希望」をもらったってだけの事で、そんな深い伏線とかはあんまりないみたいな感じだったな。
しかし、8月15日(本放送時)の「終戦記念日」に戦争ネタとは、タイムリーで教育的な展開だな(笑)
で次回は、夏祭りで第3の闇の使者が目覚めるって話。


◆ふたりはプリキュア第29話「嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!?」3
脚本(影山由美)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(東美帆)

やっとで追いつく・・。
というわけで今回は、夏祭りで肝試しをするなぎさは、藤ピー先輩とふたりっきりになるって話。
なんだか今回はいつものプリキュアって感じで、久々の学園っぽいネタ。
いつもは馬鹿で食い意地の激しいなぎさではあるが(笑)、好きな人の前ではあがりまくる辺りはやはりなかなかに可愛い。
で、ついに最後の三人目の闇の使者であるベルゼイ・ガートルード(西村知道)も登場。
台風、火山、でもって雷と、どうやら闇の使者は自然現象のエネルギーを取り込んで力にするらしく、その辺はなかなか格好良くていいな。
風、炎、雷って感じでそれぞれの属性を生かした戦いをしてくれるとさらに良い感じである。
しかしジュナ(松本保典)、レギーネ(深見梨加)と上の名前だけなのに、ベルゼイ・ガートルードだけ下の名前があるのは、何か意味があるのであろうか?
で次回はいきなり3人そろっての襲撃、でもって新必殺技?
なに!?・・また休みかよ!


◆鉄人28号第五回「鉄人 対 ブラックオックス」4
脚本(今川泰弘)、絵コンテ(今川泰弘、福本潔)、演出(福本潔)、作画監督(服部憲知)

というわけで今回は、
「フランケン博士編」、早くも終了。
まあなんつうか、非常に濃い今川流「親子関係」と「罪と罰」でもあり、コメントしづらい(笑)
「禁忌」を犯した自分への罰、そして「息子」であるモンスターとの再会を同時に果たすための「自分への暗殺命令(自殺)」ってのは、どうコメントしてよいものやら・・。
今川アニメってのは、自らが起こした(主にオヤジ)「罪」に本人や他人が翻弄され、そしてその「罰」を自らで受けて死んで行く展開が多いからなあ。
見てる方からは丸分かりでもある、「モンスターと親子」「博士への暗殺命令」という「秘密」を、持って回って最後まで隠して行くので、その辺うんざりな感もあるしなあ。
まあ、これこそが「今川節」でもあるけども。
淡々と、あっさり全てを解消して行く「横山流」とは、ホント対極の構図でもある。
まあそれはともかくとして、大人や親たちが「戦争」という狂気により起こした「罪」が話の基盤に必ずあり、それらが最後にどのように消化されていくかは楽しみでもある。
で次回は、奪われた操縦器。


◆ぴちぴちピッチピュア「恋の探偵」4
脚本(吉村元希)、絵コンテ・演出(山口武志)、作画監督(篁馨)

ピッチには馬鹿話が、ホントによく似合う。
というわけで今回は、
波音の時と同じくに、かれん、ノエル、ココの3人娘がまたもや大暴走。
か「ふざけんな〜!」、ノ「この糞ペンギン!」、コ「二度と歩けないようにしてやろうかあ!」
という、マーメイドプリンセスにあるまじきドタバタ漫才(笑)より始まって、篁馨の神作画とテンポ良い演出に、3人娘が非常に元気良く生き生きしていて、これでもかとメチャクチャ可愛く動き回っており、もうAパートは大爆笑。
往年のセーラームーンを思わせる「日常ドタバタ」がもう最高でした。
いやあ、3人娘は仲良しでホント良いキャラしてるな。
まあ、その代わりに後半はミケルとの歌合戦に終始してしまって、3人娘がまたもやスルー(笑)でオチもなかったのは、ちと残念。
まあとはいえ、このところは「夏休み強化月間」になっていて、どの話もテンションが高く、往年のピッチ節が展開されていてマジで面白いね。
で次回は、次世代型スーパーアイドル・アララ登場!!


◆ぴちぴちピッチピュア「恋の不法侵入」3
脚本(神戸一彦)、絵コンテ・演出(後信治)、作画監督(立田眞一)

また、前と同じ始まり方だ(笑)
というわけで今回は、るちあは海斗の家に掃除に行くって話。
立田眞一の非常に濃い作画での今回。
久々にるちあと海斗によるシリアスムードのある少女漫画的展開満載で、るちあの風呂シーンはあるわ、バスタオル姿はあるわ、シャツ一枚(パンツはいてないかも)姿はあるわ、海斗とのキスはあるわと、前作を思わせる久々のエロっぷりが素敵で、るちあが萌え萌え。
つうか、海斗ってば自分の着てるシャツをるちあに着せる辺り、健忘症にはかかっていても、やっぱり海斗なんだなと、安心。
あと前回はブイブイ言わせていた3人娘はセリフなしのワンカットの出番だけで、今回は波音とリナが美味しかった。
特に、なぜかいきなり「パペットマペット」漫才をする二人に爆笑・・意味がない(笑)
で、今回は新幹部であるアララ(倉田雅世)も登場。
いきなりタンカーに襲撃コンサートをかける辺りのトンデモぶりや、魔法少女風デザインによるアイドルコンサートぶりはなかなか良い感じ。
今後の活躍に期待したい所である。
あと、どうやらミケルの親かなんかである謎の黒幕(飯島肇)も登場。
夏休みが終わったら、ミケル絡みのネタもそろそろ進展するかな?
で次回は、思い出泥棒・・「探偵」「不法侵入」「泥棒」と、なんかこの所のサブタイには妙な関連づけがあるな。


◆仮面ライダーブレイド第28話「」3
脚本(今井詔二)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(諸田敏)

というわけで今回は、睦月はカテゴリーエースの力に操られ、嶋さんと戦うって話。
カテゴリーキングこと嶋さん、早くも封印されてしまいました。
う〜ん、やはりどうもブレイドは話の展開を急ぐせいか、上級アンデッドの使い捨てが早いな。
嶋さんも、剣ちゃん達の導き手としていい味を出してたのだが、完全に掘り下げる前にリタイアしちゃってるし・・残念。
まあどうやら、嶋さんが睦月の「リミッター」として活躍するのは今後っぽそうなので、その辺に期待かな。
で次回は、始さんのそっくりさんが登場!・・夏のライダーお約束のコメディ話かな?
ん・・この「ニュージェネレーション」って何だ?・・映画版の紹介かな?・・わからん。

◆仮面ライダーブレイド第29話「」3
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(諸田敏)

井上敏樹、再登場!
というわけで今回は、戦いの中で記憶を失った始は、自分そっくりの男と入れ替わることになるって話。
夏休み恒例のお馬鹿話。
井上敏樹の脚本らしく微妙に寒く、あんま笑えない(笑)
つうか、嶋さんが封印されて結構シリアス展開だといのに、こーいうギャグ話入れるのは、バランス的には正直悪いよな。
まあしかし、いつもたまに挿入されるコメディ部分が、ちょっと肥大化されたと考えれば、そんなおかしくもないかな。
で、話としては、新たな上級アンデッドであるカテゴリークイーンが登場し、カテゴリージョーカーである始さんの秘密に迫るって感じかもしれない。
しかし、あの上級アンデッドも次回早々にリタイアするかもしれないな(笑)
「高笑い属性」は、結構良い感じなのだが。
で次回は、馬鹿話続編。
あと、どうやらあの謎の「ニュージェネレーション」は映画版の宣伝で、4年後の話らしい。
どんな感じになるんだろう・・。


◆仮面ライダーブレイド第30話「」2
脚本(井上敏樹)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(諸田敏)

やっと追いつく・・。
というわけで今回は、始は戦いの中で自らの使命を思い出すって話。
まあなんつうか・・やっぱ、どーでもいい話だったな(笑)
で、今回の進展は、始さんが53番目の存在であり、あと橘さんも2段変身を身につけたってこと。
つうか、剣ちゃんに比べると、適当すぎる扱いが悲しい(笑)
で次回は、睦月は完全に蜘蛛のアンデッドの支配におかれるって話。


◆マドラックス第5話「無在(none)」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(川面真也)、演出(黒川智之)、作画監督(なかじまちゅうじ)

というわけで今回は、武器密輸を追うマドラックスは、父を探すクリス(入野自由)という少年と出会うって話。
やばい・・なんだかよくわからない(笑)
どうやらガザスソニカ政府と抵抗組織ガルザとの内戦は、秘密情報組織アンファンがすべては画策したものって展開で、「情報」というものがテーマになってるみたいなんだけど、その真相自体がまだ謎なんで、ちょっと意味がよくわからない印象があるな。
まあ、その辺りは今後の展開に期待するか。
あと今回は、マドラックスの戦いは結構まともな方だったな・・つうか、リメルダはちょっと弱過ぎるな(笑)
ちょっと「ヤンマーニ分」が足りない気もするが(笑)、このぐらいの方がバランスが良くていいかもしれない。
で次回は、マーガレットとエリノアの話・・戦うメイドさんっていいよね(笑)


◆マドラックス第6話「遺言(leave)」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ・演出(有江勇樹)、作画監督(門智昭)

というわけで今回は、マーガレットは同級生のパーティに誘われるって話。
語られるマーガレットとエリノアの過去。
萌え度が高い分、マドラックスパートよりマーガレットパートの方が面白いな(笑)
何と言ってもやはり、ボケボケなマーガレットに献身的なエリノアが萌える。
で、どうやらすべての事件の発端は12年前の出来事にあり、そしてあの赤い本に秘密があるようである。
あの絵本には、人を「MAD(狂気)」にでも陥らせる何かがあるって感じなのかねえ。
まあ、その辺はすべて今後の展開次第かな。
で次回は、絵本の話?


◆修羅の刻第18話「龍の化身」3
脚本(武上純希)、絵コンテ・演出(吉川浩司)、作画監督(興村忠美)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、坂本龍馬は高杉晋作達と共に幕府軍を攻めるって話。
なんだか、「活劇アニメ」というより「歴史アニメ」になってきたな(笑)
そのせいもあってか、活劇部分は結構おまけっぽい印象に。
まあしかし、やはり坂本龍馬の堂々とした飄々さは格好いいな。
惚れるぜ。


◆修羅の刻第19話「漆黒の海戦」3
脚本(早川正)、絵コンテ(三澤伸)、演出(南康宏)、演出助手(三浦唯)、作画監督(青野厚司)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、龍馬率いる海援隊は、幕府艦隊と漆黒の海戦をするって話。
なんだかとっても別アニメ(笑)
とはいえ、スタジオコメットお得意の「CG艦隊戦」も挿入されて、なかなか面白い感じとなっていた。
で次回は、示現流の刺客。


◆修羅の刻第20話「示現流の刺客」2
脚本(武上純希)、絵コンテ(高林久弥)、演出(米田光宏)、作画監督(小管和久)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、大政奉還を成した龍馬に示現流の刺客が迫るって話。
坂本龍馬の話もそろそろ終章である。
まあそのせいもあってか残すはあと暗殺話だけなんで、いまいち盛り上がりには欠ける感じ。
出海と中村半次郎(乃村健次)との戦いはまあまあって感じだったしね。
まあそもそもこの幕末編って、坂本龍馬が完全主役であり、出海がおまけって感じで、活劇的盛り上がりには欠けるからなあ。
それにしても、伊東甲子太郎役にいきなり嶋田久作が当てられてるのはびっくりである。
何か、深い意味があるのだろうか?
で次回は、坂本龍馬、ついに死すって話。


◆修羅の刻第21話「我が友、坂本龍馬」3
脚本(武上純希)、絵コンテ・演出(湖山禎崇)、作画監督(をがわいちろを)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)


というわけで今回は、近江屋で坂本龍馬が暗殺されるって話。
ついに坂本龍馬死す。
まあ盛り上がりとしてはまあまあな感じ。
坂本龍馬自体は格好良くて良かったのだが、やはりその経緯自体はダイジェストで色々はしょってるせいもあってか、ちょっと感情移入度は低い感じ。
つうかやはりこの幕末編は、活劇的要素より歴史的要素が高いせいもあってか、いまいち「修羅の刻」って気はしないんだよな。
前二作が剣豪との活劇をメインにしてたせいもあってか、どうも出海さんは「おまけ」であり「余計もの」なイメージがあるからね。
まあとりあえず次回は、龍馬の敵討ちをする出海って話。


◆不思議の海のナディア第5回「マリーの島」4
脚本(大川久男)、絵コンテ(ますなりこうじ)、演出(もりたけし)、作画監督(松原秀典)

というわけで今回は、ノーチラス号から飛び立ったジャン達は、ある島で撃墜され、少女マリー(水谷優子)と出会うって話。
万能潜水艦から今度は謎の島と、相変わらず「冒険活劇」をしていて良い感じ。
しかし今見返してみるに、この辺りは「本気で真面目に」作ってたなあ、と今更ながら関心(笑)
この頃はジャンもナディアも、でもってマリーも普通の等身大の子供として描かれてたし、トンデモぶりとか全然ないもんな。
特に、ラストのお墓の前の会話を前提として帰納法的に作ったというだけあってか、マリーの両親の死が重く描かれていて、非常に涙を誘う。
ドラマが地に足がついていて、「リアル」なんだよな。
この辺の、「シチュエーション」に至るまでの段取りやドラマの積み重ねってのは、やはり富野由悠季の「ガンダム」なんかで生み出された「リアル」なんだよな。
で次回は、孤島の要塞。


◆不思議の海のナディア第6回「孤島の要塞」3
脚本(大川久男)、絵コンテ・演出(もりたけし)、作画監督(阿部司)

というわけで今回は、マリーを捕らえられたジャン達は、敵の秘密基地に侵入するって話。
舞台変わって、今度は敵の秘密基地。
相変わらず、基地内などの場面や、それぞれのシーンの丁寧な作り込みが良い感じである・・この辺はやっぱり「ラピュタ」というより「コナン」のインダストリアのイメージの方があるな。
しかし肉体派のコナンと違って知性派のジャンは、なかなかに子供ながらの理知的で冷静な行動をしていてポイントが高いな。
ナディアはなかなかに役立たずだが(笑)
で次回は、バベルの塔。


◆不思議の海のナディア第7回「バベルの塔」4
脚本(大川久男)、絵コンテ(佐々木裕之)、演出(垂永士)、作画監督(川名美奈子)

というわけで今回は、ナディアはネオアトランティスの手に捕まり、そしてバベルの塔の実験が行われるって話。
この辺りはやっぱり「コナン」の太陽塔に「ラピュタ」のラピュタ島を足した感じがあるな・・もちろん、「ヤマト」の反射衛星砲が入ってるのはお約束である(笑)
「お姫様」であるナディアが捕まって尋問とかされる辺りも、どっちの作品にもあるしねえ。
ラナやシータと違って、ナディアはかなり性格は悪い方だが(笑)
で、やはり今回の見せ場はバベルの塔の発射シークエンスであろう。
庵野秀明&ガイナックスは、やはりこーいったギミックの描き方は非常に上手くて格好良い。
ガーゴイルとネモの、
「世界を再び我らに膝まずかせる神の光だ」「世界を再び滅ぼす悪魔の光か」
という二人のセリフの対比の構図で見せる辺りも、上手くて格好良い。
それにしても清川元夢さん演じるガーゴイルは上手くて格好良いな・・いかにもな、悪人だし(笑)
なんか、「上手くて格好良い」って感想ばっかりだな(笑)
で次回は、ナディア救出作戦。


2004年8月8日(日曜日)

◆ケロロ軍曹3
「モア 裏モア降臨!?であります」
「モア モアモア大パニックであります」
脚本(山口宏)、絵コンテ(あべももこ)、演出(畠山茂樹)、作画監督(柴田志朗、草刈大介、井上哲)、作画監修(追崎史敏)

というわけで今回は、モアが裏モアになる?って話。
このところ、いまいち影の薄かったモア殿の話。
初っ端はブイブイ言わせてたんだけど、いつの間にやら背景キャラになってたんだよなあ(笑)
まあそれはともかくとして、オリジナルモアである麻美を巡ってのモア殿誕生秘話。
ちょっと良い話でもあり、まあまあ面白かった。
しかし、「良い話」系はどうもいつものテンションの高さが減衰するんで、ちょっと地味になりがちだよな。
やはり、ケロロ軍曹の神髄はドタバタコメディな気がする。
で次回は、夏休みってことでプールの話と怪談の話。


◆修羅の刻「大海の志士」3
脚本(早川正)、絵コンテ(松澤健一)、演出(山本秀世)、作画監督(鈴木大、佐藤雅弘)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、沖田総司と戦った出海は、龍馬と戦うことになるって話。
早くも、出海と坂本龍馬が対決。
十兵衛との戦いほどではないが、活劇としてはなかなかにスピード感もあり、そこそこ気合も入っていて、面白かった。
でも、もうちょっと溜めが欲しかった感じはある。
新章に入って、2話で対決なんだもんな。
で次回も、なんだかいきなり新撰組の話のようである・・展開早いな。
これは原作どおりなのかな・・それともやはりはしょり展開?


◆修羅の刻「新撰組」2
脚本(武上純希)、絵コンテ(高林久弥)、演出・作画監督(滝川和男)、演出補佐(松本剛)、活劇補佐(伊藤秀樹)、タイトル(西崎亜維)

というわけで今回は、出会いから8年、出海と龍馬は再会を果たすって話。
なんだか妙に演出作画のテンポが悪かったなあ・・活劇もいまいちだったし。
まあそれにしても、展開早く進むな。
それはまあいいのだが、「幕末」に詳しくないので、誰が誰かあまりよくわからなかったり(笑)
で次回は、出海と龍馬は海外へ・・楽しみである。


◆ぴちぴちピッチピュア「真夏のセレブな夜(ナイト)」4
脚本(笹野恵)、絵コンテ・演出(松本マサユキ)、作画監督(岩佐裕子)

ピッチには馬鹿話がよく似合う・・いや、マジでマジで。
というわけで今回は、なぎさが波音をセレブナイトに誘うって話。
前回と同じ・・るちあの「星羅、必ずオレンジのハートのかけらを取り戻してあげる」という始まり方からまず笑った。
これ、次回もやりそうだな・・内容自体は「とか言いつつ、馬鹿話」って展開だし(笑)
今回は、前回に比べて演出作画も非常にテンポも良く、前回と同じのココ、かれん、ノエルの3人娘のテンションの高いボケっぷりが楽しかった。
特にココ様は波音以上のイケイケぶりでもあり、ノエルもかなりキャラが崩れて来た感じ。
今後の3人娘の活躍に期待したい。
あと、ブラックビューティーシスターズの二人も、かつてのダークラバーズを思わせてくれるヘタレぶりも良い感じである。
でも蘭花は、ホントに出て来ただけでもあり、前と同じ長い歌バンクはちょっとうざかったな・・もうちょっと、短くまとめて欲しい感じ。
SD蘭花は確かに可愛くはあったのだが。
で、話自体は波音となぎさの話を綺麗にまとめており、なぎさのガキがゆえの頑張りや、それを受けての波音の可愛さなんかもよく出ていて、良かった。
で次回は、ユーリがついに復活!
前作ではユーリとヒッポの関係が中途半端に終わったので、この話で綺麗にまとめて欲しいところである。


◆ぴちぴちピッチピュア「星の迷宮(ラビリンス)」5
脚本(早川正)、絵コンテ(鈴木俊明)、演出(石倉賢一)、作画監督(西尾公伯)

夏休み強化月間、第3段!!
というわけで今回は、謎の世界にるちあ達は引きずり込まれるって話。
いやあ・・泣けた・・ピッチなのに泣けた。
何というかもう、かなり「目白押し」な内容であり、おなか一杯。
演出作画も非常によくて細部まで色々と「遊び」があり、原画に志田ただしや中田正彦も投入されての可愛い絵柄が素晴らしかった。
特に、るちあ達と同じ中学生となって「日常」を過ごす星羅がメチャクチャ可愛く、萌える。
BBSもキャラが崩れてきたのか、「やられ役」が似合ってきていて、「もだえ方」がかなり板についてきたな(笑)
そして何と言っても、今回の目玉はやはりダークラバーズの復活であろう。
初代からのファンとしては、あのダークラバーズが楽しそうにしてるだけで・・泣ける。
ダークラバーズの4人・・特にユーリに関しては、前作ではヒッポとユーリの関係にきちっと決着がつかずに終わったのが納得いかなかったので、今回きちっと「ケリ」をつけてくれたスタッフに素直に感謝。
これで、「ぴちぴちピッチ」は心の中で「最終回」を向かえました(笑)
星羅の歌である「Beautiful Wish」がかかっての二人の「別れ」が泣けるんだよなあ・・。
ああでも、これでダークラバーズの復活はなくなったのか・・さらば、ダークラバーズ。
初代を引っ張ってきたのは、間違いなくおまえら4人だったよ・・(涙)
しかし、なんかこの所はピッチらしい「トンデモ展開」の中に「ラブ&馬鹿」があり、往年の頃のパワーを取り戻して来た感じで良いねえ。
それにしても、今回の「眼鏡っ子」ノエルは良かったのだが、なんかノエルだけまだキャラが落ち着いてないな(笑)
で次回は、るちあ達がおばあちゃんに・・ってまが馬鹿話か!!(笑)


◆ぴちぴちピッチピュア「癒しの歌」3
脚本(高橋ナツコ)、絵コンテ・演出(岡嶋国敏)、作画監督(亀田義明)

というわけで今回は、大王イカの染五郎さんの薬で、年を取ってしまうるちあ達って話。
いつも通りの馬鹿話ではあるが、ここの所のテンションの高かった話に比べるとちょっとテンションは低め。
まあ高橋ナツコっぽいグダグダな話でもあり、ピッチっぽいトンデモな話でもあったりはするが(笑)
しかし、夏休みに入ってからは海斗絡みのシリアス展開がほとんどなくて、妙に明るいせいもあってか、ホントに往年のピッチっぽい雰囲気があり良いねえ。
やはり、この辺りはかれん、ノエル、ココの三人娘の力も大きいね。
キャラ立て自体も今回は、それぞれかれんに「もんじゃ」、ノエルに「図書館」、ココに「男漁り」とツボを押さえていて、まだまだ活躍が楽しみである。
で次回は、またもや三人娘が大暴走な感じの話で、かれん様が大暴走!


◆仮面ライダーブレイド第26話「」4
脚本(今井詔二)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)

というわけで今回は、チベットから烏丸所長の知り合いである島がやって来るって話。
予想通り象のアンデッドも、思わせぶりなわりにはあっさり退場。
上級アンデッドであろうと、あくまで「いち怪人」であり、そこまで深い掘り下げをしていくわけではないのだな、やはり。
まあ、さくさく進んで行くのは良いけど、やはりいまいちの物足りなさがあるのも確かである。
で、烏丸所長の知り合いである、実はアンデッドの島が登場。
なかなか良いキャラをしているのだが、なんかこの人もあっさり退場するかもしれないな(笑)
あと、剣ちゃんも新たなる力であるアブゾーバーを手に入れたり、睦ちゃんも再び蜘蛛のアンデッドの力に惑わされたり、始さんの謎も深まったりと、引きはなかなかに良い。
「そこにいる人を守りたいという想い・・人を愛しているから俺は戦っているんだ!」
という剣ちゃんは、臭かったがまあまあ格好良かったしね。
しかし、2段変身状態のブレイドは、ちょっと格好悪いな(笑)
で次回は、睦ちゃんがまた暴走?


◆ブレイド第27話「」3
脚本(今井詔二)、特撮監督(佛田洋)、アクション監督(宮崎剛)、監督(長石多可男)

というわけで今回は、カテゴリーエースの力に取り込まれる睦月は、暴走するって話。
睦ちゃん、またもや蜘蛛のアンデッドの力に取り込まれて暴走。
この前、戦う決意を新たにして、蜘蛛のアンデッドの力に打ち勝ったかと思ってたのだが、あれはあくまで「戦う決意」ができたってことなのだな。
確かに蜘蛛のアンデッドの力を封じるのは一朝一夕にはいかないのであろうが、何度も同じことを繰り返されると、どうもちょっと鬱陶しい感じがあるよな。
今回が睦ちゃんにとっての最後の試練であることを祈る。
で、「アンデッドである味方」という美味しい立場でもあり、なかなか味のある島さんであるが、やっぱりどうやら次回でリタイアしそうな感じである。
上級アンデッド達は、どれも結構面白そうなキャラが多いんだけども、さくさくと使い捨てられていくせいか、どれも印象が薄いな。
もう一押しのキャラの描き込みが欲しいところなんだが・・ちょっと、もったいないな。
あと、始さんの正体も徐々にわかり始めているようで、どうやら「カテゴリージョーカー」という感じらしい。
まあ、その辺りは今後の展開に期待したい。
で次回は、島さんの最後?


◆ふたりはプリキュア第25話「いざ光の園へポポ私たちも!?」3
脚本(清水東)、絵コンテ・演出(山田徹)、作画監督(高橋任治)

ようこさんって・・誰?(笑)
というわけで今回は、光の園へとやって来るなぎさとほのかって話。
「光の園」の紹介話であり、本当の決戦自体は次回なこともあってか、まあ普通に面白かった。
まあ、なぎさとほのかのほのぼのしたやり取りやら、長老のボケ倒しぶりは楽しかったな。
で次回は、ついにジャアクキングとの決戦・・「ふたりはプリキュア」最終回!(笑)


◆プリキュア第26話「さよならメップルミップル!?やだー!」3
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(立仙裕俊)、作画監督(飯島秀一)

「ふたりはプリキュア」もついに最終回!!
というわけで今回は、ほのかとなぎさはついにジャアクキングとの決戦を迎えるって話。
とうとうやって来たジャアクキングとの最終決戦・・ぶっちゃけ、早すぎ!(笑)
それは、まあいいとしても・・「まあまあ」って感じだったかな。
子供向けだから仕方がないのだが、ジャアクキング自体にイデオロギー的なものはそれほどなくて、あくまで「世界を滅ぼそうとする悪いヤツ」でしかなかったのはちょっと残念。
まあでも「闇の意志」そのものが暴走し、世界を滅びへと導くともとれなくもないか・・スレイヤーズで言えば「金色の魔王(ロード・オブ・ナイトメア)」みたいな感じ?(笑)
なんか「闇のキング」と「光のクイーン」の二律背反する存在の対立であり、すべてを産み出す力の源である「プリズムストーン」を巡っての戦いってのは、結構良かったかな?
まあそれはともかくとして、最終回(笑)のわりには作画がちょっと悪かったなあ。
決戦シーンの、挿入歌(多分、渡辺宙明)がかかってのマーブルスクリューは燃えたけど。
あと、なぎさとほのかと、メップルとミップルの別れはなかなかに良かった・・やっぱああいう「別れ」と「再会」はお約束だよな。
うんうん、良い最終回だった。

で、総論。
「ふたりはプリキュア」4(65点)
まあまあ面白かったな。
正直、話の出来自体はそんなには良くなくて、展開が早いせいもあってか敵幹部5人の描き込みが薄く、キャラ立ちがちょっと弱かった。
なにより、それぞれの幹部との決戦前の「溜め」とかが小さいんで、ちょっと盛り上がりに欠けたんだよね・・「押し」が足りないっつうか。
売りになるかと思われた「バトル」の方も、たまにしかコレというバトルもなくて、「ハイパー美少女格闘アニメ」とまでは行かなかった感じである(笑)
とはいえ、やはり良かったのはなぎさとほのかという「ふたり」の関係にだけ絞った「日常」の描き込みであり、ふたりの「友情」であろう。
これにより、ふたりのキャラ立ちはグングン上がって行き、あの「仲良し空間」とも言える雰囲気を作り出し、そこがお子様や大きいお友達にも受けたのではないかと思われる・・大きいお友達は主に「妄想」の力が大きい気もするが(笑)
特に、「馬鹿可愛い」とも言われるなぎさのあの「馬鹿っぷり」「元気良さ」がムードメーカーとなっていたのは大きかったな。
とりあえず、スタッフの皆様お疲れさまでした、次回作に・・って、え!、続くんですか・・ありえない(笑)
とうわけでもちろん、「ふたりはプリキュア」はまだまだ続きます。
どーやら早くも2年目の噂もあるようだし、これなら「ジャアクキング編」で1年やっても良かったねえ・・まあ、後半がどうなるかわからないけど。
で次回は、ポルンが迷子になって、新たなる敵が登場!


◆マリみて春第4話「Will(Le Testtarment)」4
脚本(吉村元希)、絵コンテ(古橋一浩)、演出(則座誠)、作画監督(服部憲和)

というわけで今回は、薔薇様達の卒業を控えて、祐巳は感傷に浸るって話。
「マリア様がみてる」の売りは、第1にその「ソフト百合」な世界にあることは間違いないが、第2にはやはり「学園もの」であることだと思う。
今回も、「百合もの」の雰囲気ももちろんあるが、「学園もの」としての雰囲気・・卒業を前にしての下級生と上級生の別れ、そして上級生の母校との別れというシチュエーションがなかなかに情感豊かに丹念に描かれていた。
ああいいった「感傷」は、「あの時代」を過ごしたからこそ、わかるものがあるしなあ。
まあ、古橋一浩絵コンテのわりには、演出作画がちょっともったりしてたのは残念であったが。
それにしても祐巳はもてもてだな・・「ハーレムアニメ」みたいだ(笑)
紅薔薇様こと容子との絡みに、志摩子さんとの淡い友情に、まあ何と言っても白薔薇様こと聖との絡みが壮絶・・餞別のチューがもう、萌え萌え(笑)
白薔薇様はホントいいキャラしてるよな・・卒業するのがもったいない。
祐巳と白薔薇様のじゃれ合いは、心なごむからねえ・・かなり百合入ってたし(笑)
しっかし、紅薔薇様と白薔薇様との絡みはあっても、黄薔薇様との絡みはないとは・・ホント影が薄いな(笑)
で次回は、ついに薔薇様達が卒業・・なんだか、絵がとっても濃いな(笑)
つうか、次回予告は相変わらず飛ばしてるにゃ(笑)


◆マリみて「いつしか年も(Le temps sesi passe)」4
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(ユキヒロマツシタ)、演出(平向智子)、作画監督(相澤昌弘)

というわけで今回は、薔薇様達がついに卒業を迎えるって話。
いやあ、なんつうか「オーフェン」「ウテナ劇場版」なんかのキャラデザでもある相澤昌弘の作画全開で、メチャクチャ濃いね・・なんかみんな別人(笑)
まあそのおかげもあってか、お耽美な雰囲気全開でもあり、良くも悪くも卒業式ならではの憂いをも含んだ表情や仕草の豊かな雰囲気を表現していた。
でまあ演出の方は監督自らの絵コンテでもあり、いつも通りの淡々とした雰囲気は良かったが、やはりいまいち盛り上がりには欠ける感じだったかな。
大きなメリハリをつける演出はしてないんで、良くも悪くも平板な印象があるからねえ。
とはいえ、これで薔薇様方も卒業である・・薔薇様方、御卒業おめでとうございます。
で次回は、聖と志摩子さんの話・・って、卒業しても出番はあるのだな(笑)


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