裏・通信番組『神州の夜明け』

2020年4月14日放送より

 

■幕僚監部人事部広報担当より

 はい、皆さんにまたお声を発する事が出来る事に感謝致します。
 神州結界維持部隊・幕僚監部・人事部の広報担当のセスナがゲリラライブで、隔週ごとに各地の戦況や祝慶事をお伝えします。
 宜しくお願い致しますね。ペコリ。
 …………。
 今のは頭を下げた擬音を、口に出して表現したものですよ?
 と、まあ、今回はこんなキャラ立てで行ってみますが、どうでしょうか?
( SE:いや。どーも、こーも…… )
 背後の声は無視して、元気に行ってみましょう!

 

■各地の戦況報告

 まずは神州各地の戦況報告です。
 既に皆さんの耳に届いているとは思いますが、各地で超常体が大規模発生し、戦闘が激化しました。
 また、海外に逃げている日本国政府と、国連――特にメリケンども……失礼、亜米利加合衆国政府は否定していますが、その大規模発生の裏に、高位の超常体の存在が確認されています。
 熾天使や魔王、また各世界における神々クラスの高位上級の超常体も出現しているとの情報も入っております。
 また各方面隊総監及び師団長や幕僚は最高位最上級の超常体 ―― 主神クラスの目撃情報を非公式ながらも認め、徹底交戦を極秘裏に命じています。
 戦闘は大変危険ではありますが、好機でもあります。眼にもの見せてやって下さい。
 なお結界維持部隊長官が、特務部隊を各地に派遣したとの噂もあり、見つけ次第、利用しまくりましょう。
 勿論、無視するのが一番ですけど。

 

■北部方面隊の動き

●第2師団(道北)

 旭川駐屯地に、黒いジャガーの姿をした超常体が宣戦布告に現れました。第2師団長、沼部俊弘陸将は、焦土作戦も辞さない覚悟で挑むよう、厳命を師団内に通達しました。
 また大雪山系の最高峰、旭岳にて第02特務小隊がケツァルコアトルと名乗る存在と接触。北海道を地震で壊滅させるという計画の情報を入手したようです。

●第5師団(道南・道東)

 噴火活動を起こした十勝岳の調査に向かった第05特務小隊は、2柱の超常体が元凶という事実を突き詰めました。
 対して襟裳分屯地の奪還に向かった、第4と第27普通科連隊が壊走。帯広駐屯地は担ぎこまれてきた負傷者の救護に追われているそうです。
 なお屈斜路湖や摩周湖で噂される巨大生物の調査ですが……信じられないでしょうが、肉食恐竜と首長竜、そして翼竜らしきモノから襲撃を受けたとか何とか。

●第7師団(道西)

 旧北海道大演習場にて廃棄されていた戦車に、憑魔が寄生。魔王を称すると維持部隊への攻撃を開始してきました。第7師団長の久保川克美陸将はより一層の普通科部隊への対戦車武器の配給を進めるように通達。また「予算を戦車なんかに喰わすより、無反動砲を各班に3挺持たせた方が余程有効だ。戦車なんぞ張子の虎にも劣る」と発言し、師団古参の戦車隊員から抗議を受けているとの事です。

●第11師団(道西)

 函館にある旧・北海道警察函館方面本部庁舎が、黒服姿の超常体MIBからの襲撃を受けて壊滅しました。2月からの戦いで生じた傷が癒えていない第28普通科連隊は、ますます窮地に陥ったと言えるでしょう。

 

■おたよりコーナー

 ありません!
 ので、このコーナーは今回を以って終了致します!

 では、今回はこれまで!
 ―― 君は月末まで生き残る事が出来るか!
( SE:プツン。ザーザーザーと砂嵐音 )

■事務連絡

 拙作『隔離戦区・獣心神都』に御参加頂きまして、誠にありがとうございました。
 作品をより向上させ、皆様に満足して頂けるよう努力したいと思います。恐縮ですが、アンケートに御協力下さい。

Q1.第1回ノベルの評価をお願いします。
  A1−1.割と良し。でも現状に満足しないでね。
  A1−2.悪くは無い出来。更に頑張りましょう。
  A1−3.悪い。次も駄目なら覚悟してください。

Q2.同じくプレイヤーに質問です。神話・伝承を元にした作品(小説・コミック・アニメ・ゲーム)でお好きなもの、参考にしてもらいたいものがあれば、教えて下さい。

 なおアンケート回答は、「 第2回アクション・フォーマット 」か、「 アクションテンプレート の自由記入欄」にてお願い致します。

 第2回アクション締切日は、

12月10日

 となっております。郵送ないしEメール、第2回アクションテンプレートにて提出をお願いします。
 では皆様のアクションお待ちしております。

 

■発行人連絡先

=Eメール(受信専用)= s-horobi@saturn.interq.or.jp

=URL=  http://www.interq.or.jp/saturn/s-horobi/jusin_0.htm

〒861−4111 熊本県熊本市合志2丁目8−15 富濱 健次郎


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