第六章:ノベルス


同人PBM『隔離戦区・神州結界』 第6回 〜 九州:アフリカ 其参


W6『 鎮 魂 歌 、 満 ち る 』

 
 暗雲に覆われた空の下、天草工校跡地では計画通りに松塚がいるだろう光柱の下への強襲を採決しようとしていた。
「 …… あれを放置しておけば、我々は内側から切り崩されます」
 第8高射特科大隊・第81分隊隊長、長山・征司(ながやま・ただし)三等陸尉の言葉に、多くの士官・下士官が頷いた。
『 あれ 』とは、光の柱では無い。自らを最高位最高級(※主神級)の超常体セラフ(邦訳:熾天使)の1柱“ 神の杖(フトリエル)”と標榜した、(元)第42普通科連隊・第85中隊隊長、松塚・朱鷺子[まつづか・ときこ]一等陸尉である。
 朱鷺子の爆弾発言を受けて、神州各地では大混乱が生じていた。元より、隔離された国土で勝ち過ぎず負け過ぎずの果てしなき戦いを強いらせられていたのだ。潜在的な不満は誰しも有していた。朱鷺子の爆弾発言は、其の堪忍袋に止めを刺したも同義。各地で朱鷺子に賛同すべく叛乱決起する者、また脱柵・離反する者も多く出た。
「人吉の大魔王攻略戦にも多大な影響が出ている。八代に置かれてある人吉奪回作戦総指令所は、朱鷺子側に付いた離反者やエンジェルスと交戦中。また山江SA(サービスエリア)の補給中継所は、離反する者により物資弾薬を強奪・焼却され、多数の重軽傷者が出ているらしい」
「そして肝心の人吉も、約2割近くの隊員が離反。其の多くが七つの大罪の1つ“ 暴食 ”を司りし大魔王バールゼブブ[――]に投降して、反逆の銃火を向けてきているそうだ」
 人吉に限った話では無い。大であれ、小であれ、神州各地で叛乱や離反が相次いでいる。作戦に、多大な損害が生じているのだ。夏至の日迄に各戦線が終息を迎えられるかどうか疑わしい。
「 …… 幸いにして、松塚の叛乱部隊と直接交戦を続けていた鎮圧部隊には離反者は出ておりませんが」
 だが、此れは別に日本国政府に忠誠厚いという訳では無い。単に叛乱部隊に対する恨みが強い為に、朱鷺子の言に耳を塞いでいるだけの話だ。戦いが落ち着けばどう転ぶかは判らない。
「ですが、離反者の無い今だからこそ松塚を討つのに全力を傾けられるというもの。―― 我々が全滅しようとも松塚を討つ事が出来れば、其れは叛乱の終結です。残党は核を失って活動が収束するでしょう。逆に、松塚が生存すれば、叛乱軍は超常体と化して勝利するでしょう」
 此処で長山は言いよどんだが、
「 …… 其れを反乱軍の勝利かは別としても。ですが、確実に我々にとっては敗北です!」
「長山三尉の言は理解した。其れは他の皆も同じくするところである」
「しかし、本渡市役所に立て篭もる残存勢力はどうする? 特攻覚悟で打って出て来て、後背を脅かされてはたまらない」
「立て篭もっている者は1個班にも満たないだろうと予測が立っています。ならば貴重な戦力ではありますが、普通科1個小隊を残して牽制すれば …… 」
 貴重な戦力だが致し方ない。しかし残る全ての戦力を投入して朱鷺子を討つ事に皆が同意した。
「光の柱の元、崎津天主堂の在る河浦に到るルートは2つ。第1は、本渡市役所を突破して国道324号線から下島の北海岸に沿って国道389号線と、大幅に山道を迂回する手立てです」
「易々と本渡市役所を突破はさせてくれんだろう。また迂回している時間も惜しい」
「では、危険が高いですが …… 」
「山間の国道266号線を強行突破する!」
 血気に逸った者達が声を荒げて賛同した。焦りもある。何よりも時間は惜しい。出立の準備を進める。
「では出立準備が済んだ部隊から、河浦へと向かう」
「 ―― 長山三尉も急いでくれ」
 そうだ、急がねばならない。長山は頷くと席を立って、自らの部隊に戻った。新たに送られてきた87式自走高射機関砲スカイシューターを見上げる。そして大きく溜め息。
「やはり …… 第1希望のツングースカは通りませんでしたか」
 肩を落とす。其れでも周囲のトラックや装輪装甲車が次々に発進する排気音を耳にして、立ち直った。
「 ―― 第8高射特科大隊・第81分隊、出ますよ!」
 分隊長の合図に、スカイシューターが動き出した。搭乗した長山は、ふと嫌な予感を覚えて身震いした。
( …… もしかして。遅過ぎたかも知れませんね。何もかもが )
 其れでも一縷の望みをかけて、部隊は第266号線を南下していくのだった。

*        *        *

 爆破の音と響きに続いて、内壁が崩落する。
「 …… やられましたか」
「 ―― 3名が逃げ遅れた。救出ー!」
 先行して、生き埋めになった偵察用オートバイ ホンダXLR250Rと96式装輪装甲車クーガーを救出する為に、73式中型トラックから降車した普通科隊員達が携帯用円ピを伸ばして手作業で掘り出しに掛かる。
 其の間も周辺や上空へと警戒を怠らない。
 山間の国道266号線は、本渡から河浦まで距離にして約30kmだが、途中にあるトンネルに罠が仕掛けられて慎重に進まざるを得なかった。道目木トンネル爆破の崩落と、開通作業中へのエンジェルスの襲撃。部隊は牛歩の如く遅々として進まない。
「やはり無理がありましたか …… 」
 スカイシューターの車中で、長山は唇を噛んで逸る気持ちを必死で抑え込んだ。今となってルート変更は難しい。後方からの連絡では、旧本渡市役所に立て篭もっている残存勢力の抵抗も依然激しく、国道324号線の突破も難しい事が窺い知れた。
 従い、こうして先遣の偵察班で以って中途の罠を踏み潰していくしかなかった。
 現在地は長平越トンネル前。先は未だ長い。
「部隊を少し後退させて、天草下島横断道路から本渡下田線(県道24号線)から国道389号線に出て南下というルートはどうだ?」
 西海岸沿いの苓北から天草町までの国道389号線は確かに部隊運用に適しているだろうが、其の間に大江トンネルがあり、また大江天主堂という如何にも敵が拠点として巣食っていそうな地点がある。
「では一部を割いて、牛深天草線(県道35号線)を南下し、河浦に橋頭堡を築かせるという案は」
「各個に撃破される危険性がある」
 結局のところ、現在のルートを突き進むしか無いのだ。幹部連の憔悴しきった顔を思い浮かべながら、長山もまた苦虫を噛み潰した表情のままである。
『 ―― 分隊長! 9時の方向から超常体の飛来を確認。エンジェルスとアルカンジェルの編隊と思われます』
「 …… あれだけ撃ち落としているというのに、一向に数が減っている様子が窺い知れませんね」
 寧ろ、その数も襲撃回数も、そして1個体の力も増している気がする。光の柱が立ってから、其れに近付くにつれて、顕著になってきている。
「 …… 此れで夏至の日がなったら、どうなるというのでしょうか?」
 人吉からの伝聞では、光の柱を放って置けば、“ 天獄の門 ”が開かれ、“ 神の御軍(かみのみいくさ)”が光臨してしまうのは時間の問題らしい。エンジェルスやアルカンジェルズ、プリンシパリティズに優るだろう超常体の軍勢が空を蹂躪する。
 生まれ育った故郷の空が、超常体の群れによって侵される。長山は拳を固く握り締めると、
「対空支援砲火用意 ―― 射てっ!」
 スカイシューターの主兵装エリコン90口径35mm2連装機関砲が唸りを上げた。
 …… こうした足止めを喰らい、そして突破を繰り返していく末、河浦に辿り着いたのは6月15日だった。晴れ間が覗く空の下、だが鎮圧部隊を待ち受けていたのは死をもたらす御使いだった。

*        *        *

 光の柱が立つ崎津天主堂へと到る直前に、崎津トンネルが死の顎を広げていた。
 トラックから降車した普通科班が慎重に歩を進め、89式5.56mm小銃BUDDYを構えて内部を覗っていく。FN5.56mm機関銃MINIMIや12.7mm重機関銃ブローニングM2『キャリバー50』の威力支援を背に感じながら、進んでいく。暗視装置を付けた班長他数名が、内壁に妙なケーブルが張っていないか、また何かを埋め込んだ形跡がないかを確認していく。
 僅か1kmの道程を、時間を掛けて進んでいく。慎重に進むだけでは無い。トンネルを抜けて直ぐに展開出来る様に、続く部隊の安全を確保しなくてはならない。十数分を掛けて、ようやくトンネルの端が見えた。向こう側は柱に照らされてか、眩い光が流れ込んできている。暗視装置を切った班長は、部下を二段横列させると前列が伏射ち、後列が膝射ち。続く部隊が内壁を這いつくばるかの様にして出口へと駆ける。
 ―― 其の時、詩声が轟いた。衝撃波が走り、飛び出した隊員達が打ちのめされて、血反吐とともに崩れ落ちる。柱を背にしながらも、自ら光を発して存在を露わにする巨獣がトンネル出口を塞いだ。
 青い2翼は、背からではなく頭から生えている。有翼人面獣身のケルプ(邦訳:智天使)。1個体で1個大隊に匹敵すると言う高位上級の超常体。精鋭の特殊部隊SBUが壊滅と引換えにして打ち倒したはずの異生(ばけもの)。其れが、もう1体、朱鷺子の傍に居たという事だ。
 叱咤と怒声を受けて、普通科班がBUDDYを斉射する。だがケルプは翼で頭部だけを覆い隠すと、5.56mmNATO弾は当たるに任せていた。そして再び翼を開くと、衝撃を伴う詩声を発する。場を圧倒する波を受けた隊員達があらゆる穴から血を噴き出して、悶死した。
 出口を塞ぐケルプに対して、長山はエリコンを水平にして連射する。流石に35mmはケルプにとっても危険と感じたのか、俊敏な動きで以って後ろに下がる。
「 ―― 逃がすな!」
 高機動車『疾風』に搭乗している班が突っ込み、其の車体から対戦車携行火器を手にした隊員が飛び降りていく。ケルプに向けて砲撃を開始した。
 長山もスカイシューターをトンネル内から出させる為に、操縦手に前進を命じる。
「敵兵力の削減に努めます! ですが松塚の所在を一刻も早く確認して下さい!」
 ケルプは確かに脅威度の高い敵だが、叛乱の“ 核 ”になっているのは朱鷺子1人しかいない。長山は朱鷺子に対して最大火力で戦う事が当然と考えていた。
 2連装機関砲でケルプの動きを制限しながら、レーダーを睨む。
「 …… 松塚は何処に?」
「 ―― 此処だ。機甲車輌の内部というのは随分と狭いものだな」
 美しくも、凛々しい女声が耳をくすぐった。好い匂いのする柔らかな肢体が、車長席に座っている長山を背後から抱く様にのしかかっている。だが長山の身体を走るのは衝撃と冷たい汗。一瞬にして乾いた咽喉から何とか声を搾り出した。
「 …… ど、どうやって?!」
「“ 跳んだ ”。どうやら私の憑魔について詳しい事を知らされていなかった様だな。―― 私にとって物理空間上での障害や距離は無いに等しい」
 嘲りを含んだ笑みが漏れていた。
「ああ、BUDDYやSIGを振り回すのは止した方が良い。跳弾が怖いぞ。―― 其れに、此の近接距離では確かに、私も空間障壁を張る事は出来ないが、代わりに“ 跳んで ”出れば済む事だ。銃を抜き、振り返り、私を狙って、引鉄を絞る。4動作必要だ。…… 対して私は首筋に刃を当て、引き、そして“ 跳ぶ ”という3動作。どちらが速いか解かるだろう」
「ならば何故、そうしないのです。弄るつもりですか」
「 ―― 最早、お前達に勝ち目は無い。投降して、“ ”の御為に捧げる事を誓え。悪い様にはせん。此の部隊の象徴と化したスカイシューターの車長たるお前にだからこそ、降伏勧告をしたのだ」
 朱鷺子の呟きに、長山は一瞬迷った。だが、
「 ―― 断ります。私には人間としての誇りがあります」
 朱鷺子は、長山の言葉を受けて微笑んだ様だった。…… まるで哀しむ様に、憐れむ様に。
「流石は陸自からの古強者だ。だが、其の誇りが処刑執行状に署名したと思え」
 次の瞬間、掻き消えた。何処へ?と思わず振り返った長山に、射手が悲鳴を上げる。
「分隊長 …… あそこに!」
 張るか上空に3対の光翼を広げる朱鷺子の姿が在った。躊躇せずに捕捉し、エリコンで砲撃しようとした長山だったが、
「 ―――― ガぁッ!」
 絶叫。身体を突如蝕む痛みと衝撃に、激しく痙攣した。ベルトで身体を固定しておかなければ、座席から転げ落ちていただろう。
 ―― 憑魔異常進行。強制侵蝕現象。
 長山だけでは無い。味方の魔人達全員が地に伏して、のた打ち回っていた。其んな彼等に容赦無くケルプが爪を振るい、噛み砕く。
 そして、朱鷺子が金の帯に差していた杖を振り翳した。儀礼や示威めいた装飾は無く、罪人を打ちのめして懲らしめる為だけの杖。
 長山が痛みを堪えながらも朱鷺子を撃ち落とそうと命じる前に、杖は振り下ろされた。
 

空白が生まれた。

 一拍の後、長山は車の内壁に叩き付けられ、頭から血を流していた体勢で気が付いた。スカイシューターは横転しており、とても内部は暗い。部下は呻き声1つも漏らしていなかった。ただ血臭が鼻に付く。時間を掛けて何とか座席から解放された長山は、車外に転がり出てから唖然とした。
「 ―― 山が押し潰されてしまっている …… 」
 トンネルを抜け出していなかった部隊の多くが、生き埋めになっていた。トンネル外で展開していた部隊もまた多くが衝撃波を喰らって憤死し、死に損なった者もケルプによって止めを刺されていた。
 長山は其の場に膝を落として崩れ落ちた。
「此れが …… 熾天使の力か。此れ程迄の …… 」
「 ―― そうだ。此れが処罰の七天使1柱の力だ。空間を圧縮して叩き付け、広範囲を破壊する。此れが我の力の、ほんの一端だ」
 朱鷺子は長山の襟を掴むと、細腕の見掛けによらず持ち上げた。
「光の柱を立て終えた我は、時間も力も儀式に割く必要が無くなった。其れ故の一撃だ。―― お前達は遅過ぎたのだよ!」
 振り回され、投げ落とされる。抵抗も受身も出来ずに、長山は背から叩き付けられた。呼気が吐き出される。近付いてくる朱鷺子は瞳を涙に潤ませながら、
「 …… どうして。どうして、もっと早く私を殺しに来てくれなかったのか。もっと早く私の位置を探し出し、迅速に適材人物を投入してくれなかったのか。此んな大仰な部隊等、部隊運用も展開も遅々として進まず、また其れだけ対峙する障害も大きくなるだろうに。愚かな ―― お前達は私1人だけを討つ為に、無駄に命を流し過ぎだ! 愚か過ぎたよ、お前達は」
 其の手には何時の間にか9mm拳銃SIG SAUER P220が握られていた。超常体の力では無く、人間としての力で止めを刺してくれるという事か。
 長山は身構える。人としての誇りを守る為に、最後迄、足掻く事を決意して。
 …… そして数発の銃声が鳴り響く。
  Requiem aeternam dona eis, Domine:
  Et lux perpetua luceat eis.
 何処からか、詩の一節が聞こえてきた ……。

*        *        *

 第8後方支援連隊・衛生隊小隊長、蘇芳・茜(すおう・あかね)准陸尉は部下を怒鳴りつけると、負傷者のトラック乗車を速めていく。
「積み込み作業が終わった車輌から直ぐに出立していけ。早くしないとエンジェルスが襲ってくるぞ!」
 天草下島で鎮圧部隊が壊滅したという報を受け、物資中継基地である天草上島の旧有明町役場は放棄が決定された。傷病者を放り込んで、直ぐに出発する。
 蘇芳は幌から顔を出して後方 ―― 天草下島を眺めた。空を発光する物体が覆ってきている。
 蘇芳は掛けていたサングラスを外すと、空に向かって大きく放り投げた。

 フトリエルは天草諸島を再び解放すべく“ 神の御軍 ”で進軍を開始。天草上島、大矢野島から敵の残存部隊を追い払いながら、ついに三角まで到達した。だが、天門橋を越えようとした時、
 ―― 灼熱の焔が空を分断し、エンジェルスの8割が焼失した。  阿蘇の 健磐龍命[たけいわたつのみこと]が封印から解放されたのだ。そして熊本城にある藤崎八旛の九州結界が死守された事で、エンジェルスは容易に熊本に上陸する事は叶わなくなった様だ。現在、宇土と八代、長崎にて交戦が続いている。
 健磐龍命が復活した事で、中九州(熊本・宮崎)の超常体は激減。特に熊本市中心部と阿蘇特別戦区は安全圏と化しており、非戦闘員や物資が移送されていると言う。阿蘇では、駐日阿弗利加連合軍も全面協力しており、篭城戦の備えは万全であった。
 人吉ではバールゼブブを討ち倒し、懸念事項はフトリエルを残すのみとなった。

 ―― そして夏至の日。世に言われる、黙示録の戦いが始まった。高位の超常体が、神州の支配権を巡って相争い始める。天を覆う、神の御軍。地を覆う、魔の群隊。人々は拠点を死守するのに精一杯だった。

 だが、何時かは天草を再び人の手に取り戻す。
 決意を秘めて、今は堪えていく。

 


■状況終了 ―― 作戦結果報告
 天草鎮圧作戦は、今回を以って終了します。
『隔離戦区・神州結界』第8師団( 九州 = 阿弗利加 )編の最終回を迎えられた訳では在りますが、当該区域作戦の総評を。
 残念な結果になりましたが、其の理由に付いては朱鷺子の台詞等から推し測って下さい。言及するならば単独でも敵地潜入して、朱鷺子を討ち果たそうとする勇士が居なかったのが、敗因の1つでした。
 当初の思惑では、朱鷺子の正体に危惧を覚えて叛乱部隊からも彼女から離反、維持部隊に合流して1つの作戦に統合するつもりでしたが、固い結束が培われており、易々とは突き崩せませんでした。説得交渉に関する行動が無かったのも悔やまれます。
 其れでは、御愛顧ありがとうございました。
 此の直接の続編は、当分先になると思います。とりあえずは、時間を少し溯りまして、同時期に福岡・大分、そして沖縄での作戦に御参加頂ければ幸いです。
 重ね重ねになりますが、ありがとうございました。

 なお挿入した詩は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲、ニ短調『レクイエム』で使用されたものより引いた。


Back