Anime
GEAR戦士 電童
製作 サンライズ
放送局 テレビ東京
総話数 38話
放送期間 2000.10.04 〜 2001.6.27
CAST
草薙北斗 (進藤尚美)
出雲銀河 (松岡洋子)
ベガ (三石琴乃)
アルテア (中田和宏)
総評 ★★★★★☆☆☆☆☆
ストーリー ★★★★☆
サウンド ★★☆☆☆
キャラクター ★☆☆☆☆
観賞日時 2002.10 頃

概要
突如として地球の侵略を開始した機械帝国ガルファに対して、成り行きから巨大ロボット「GEAR戦士 電童」に乗り、戦う事になった2人の少年「草薙北斗」と「出雲銀河」。
その2人の前には、ガルファの親衛隊「アルテア」が搭乗する「GEAR騎士 凰牙」が立つ。
GEARを強化するデータウェポンをめぐって2体のGEARが戦いを繰り広げる。
舞台は地球、月。そして、宇宙へと続く………
地球の運命をその身に背負った幼い2人が、心を重ねて今立ち上がる!

感想
放送当時(か、終わってたのかもしれないけど)は「なんだこりゃー」とか思っていました。
なぜかというと、はじめに見たのが脚の(すねの部分の)ローラーで滑り走っているシーンだったからです。
まぁ、見たと言ってもこれが「電童」であると認識したわけじゃなく、たまたま通り掛ったお店(デパートのおもちゃ売り場なんですけど)でおもちゃ(フィギュアなんですかねぇ?)を見かけただけなんですけどね。
実際問題、「なんだこれはー」と一緒に居た友達と話しをしてたので、印象に残っていたのです。
実はこれ「疾風激走脚」という名称まで付いている技なんですけど、正直、前知識全くない状態で、いきなりあれを見せられたら………「微妙」の一言だと思います。

そんな訳でして、忘れた頃になぜこれを見たかというと、スパロボRをプレイしたからなのです。(ここでは、スパロボRの説明は最小限に留めます。)
つまり、スパロボRに「電童」が登場して、初登場作品だったので、スパロボRのストーリーにかなり食い込んでいました。
それで、それをプレイしているうちに、あ〜電童って一度見てみたいなぁと思ったわけです。
と言うわけで、放送終了してから1年以上もたってからレンタル屋さんで(わざわざ新規会員になって)レンタルして見ました。

前置きが長くなりましたが、感想です。
ぶっちゃけキャラクターがかっこいい・可愛いとか、音楽がいいなぁ〜と言うのはありませんでしたが、私的にヒットしたのがストーリーです。
ガンダムのぱくりっぽいシーンとかがありまして(「俺を踏み台にしたー」とか…)、なんというか微妙だなぁと思ったり………
………なんというか、スパロボに登場させるようなつくりがありまして………「超電童ヨーヨー」とか………どこぞの、超電磁ロボかと思いましたよ………(o_ _)o
とまぁ、そんなわけで、まったりと見ていたのですが、流石にラストが近づいてくると、いいな〜と思いはじめてきまして、ラスト2話とかは、もうあれです…涙なしには見られない。(ノ_・。)
特に、良かったシーンをあげると………
まず1つ目が、最後のデータウェポン「フェニックス」の登場シーン(最終話冒頭なんですけど)ですね。
北斗の乗る「凰牙」と銀河の乗る「電童」が接触した瞬間に現れた7番目のデータウェポン「フェニックス」。
彼女(幼き日のベガさん@北斗の母親の姿を借りている)が求めるモノは「希望」。それは無限の力。
なぜGEARが2人乗りであるかがわかる瞬間です。私の推測ですが、たぶん、2人、そしてみんなが願ってこその「希望」。
そして、2人の信じあう心が無限の力を生み出す。だからこそ、GEARは2人乗りなんじゃないかな?と思います。
次に2つ目、全データウェポン(フェニックスは除きますが)での「ファイナルアタック」(最終話中)ですかねぇ?
データウェポンは全部違う部位に装着可能(右腕装着のユニコーンドリル・ブルホーンがきわどいですが…)だったので、これはある。と思っていたので、期待していたのですが、とうとう最後までありませんでした………
と落胆していたのですが……………一回最後まで見た後、もう一度最終話を見直したらちゃんとありました。(;^^)ヘ..
まぁ、この部分は感動したというより、かっこよかったって感じですね。
その他、あげるとキリがないのですが、
ウィルスに侵食されて瀕死のユニコーンとレオを救う為に奮闘する北斗・銀河に応えるオリジナルデータウェポン超獣王「輝牙」の登場(19話)や、
捕らわれたベガさん・データウェポンを助け出すシーンとか(24・25話)、 それに、銀河が電童のパイロットであることを家族に明かす場面(26話)とかも結構、よかったと思います。
でもって、最後に一番良かったシーンは、やっぱり最後の敵を倒すシーンですかねぇ。
今度は、GEARが2体存在している理由がわかった瞬間です。
ガルファ帝国の皇帝を倒すには、その分身であるゼロも同時に破壊する必要があります。その為に、「電童」に対なす「凰牙」が存在している。
そして、「電童」には北斗・銀河が、「凰牙」にはアルテア・スバルが搭乗というのを期待していたんですけどねぇ。結局、凰牙は最後まで1人(+擬似パイロット)乗りでした。
まぁ、そんなわけで、このシーンでは電童より凰牙の活躍に注目ですね。ベガ・アルテア兄妹の決死の連携攻撃で見事にゼロを破壊する。って感じです。
やっぱり、この作品のヒロインは、ベガさんなんじゃないかなぁ?なんて思っちゃいますよね。w

Write : 2004.01.10

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