一応金属性以外の部屋には（ドーピングなしで）設置できるが、やはり火の気を流し込みやすい土属性の部屋につけるのが簡単。部屋の種類は、同じく火の気を大量に要求する攻撃部屋あたりが効果的だが、実は木の気を２追加すれば「仙雷の策LV２」まで設置可能なので、何部屋でも攻撃能力の高いものに仕立て上げる事が可能。ただ攻撃能力も併設する場合はエネルギー管理により一層の気配りが必要。因みに索敵部屋にした場合は、木の気１追加で「全索敵」の条件も満たせるので効率が良いかも。必要な仙丹の総量は馬鹿にならないが（玉皇宝華LV4までと全索敵まで、更に仙雷の策LV２までで、計１０１０！）。

　玉皇宝華が設置してある部屋が、侵入者のエネルギー奪取や「〜の策」の多用などで、エネルギーが無くなって機能停止してしまうとかなり悲惨な事になる。それまで黒字だった他の部屋が一気に赤字だらけになるし、設置してある部屋自体を黒字に持っていって、玉皇宝華を再稼動させるのがまた大変（その部屋だって玉皇方華でエネルギー収支を支えられていた訳だから）。最悪一旦機能の縮小を余儀なくされるケースもある。気を抜かないよう管理維持に努めるべし。

　効果が絶大な分、設置にも苦労が伴う。「玉皇方華」が機能している事が前提と言っても過言ではない。というより「龍盛豪炉」をつける苦労からすれば、「玉皇〜」など実に簡単なもの。
　第一に風水条件がシビア。「玉皇〜」の場合は、悪い気の流れになる木の気が必要ない上、火の気も流れ込みやすいという土属性の部屋で容易に条件を満たせたが、こちらはそうは行かない。木の気が流れ込みやすい火属性の部屋で作ろうとすると、火の気は必要無いなので通路一本分無駄が生じる。逆方向の気の流れも考慮に入れると木属性か水属性の部屋がベターだが、扉にかなり気を使う必要がある。
　いざ風水条件を満たしたとして、次はエネルギー収支がかなりきつくなる。「玉皇〜」稼動が前提、と言ったのはこれがあるから。「玉皇〜」と違ってエネルギー収支を圧迫する一方なので、設置してある部屋は常時火の車。出来るだけ基礎メニューの消費エネルギーが少ない部屋に設置するといった気配りが必要。野師は大抵生産部屋につける。
　で、ようやく稼動させた頃には、大抵の部屋が一端に機能できるあたりまで強化されてたりする。最大強化まで見据えた場合は是非欲しいが、普通にクリアする分にはちっとも必要じゃない風水奥義。生産力のインフレが楽しいから、自分は毎回つけることはつけるけど、序盤のシナリオではこだわる価値は無いかも。

　かなり打たれ強い仙窟を実現できるが、設置が３つの奥義の中で最も厳しい。全ての気を２ずつというのは実はかなり面倒くさい。アイテムによるドーピングをしないと、「扉のつけ方を一つも間違わない」或いは「風水の流れない部屋が出来るのを我慢する」のどちらかを迫られる。
　勿論「龍盛〜」以上に余裕が無いので、他の風水メニューを意識する余裕なんか殆ど無い。条件が完全にかぶっているメニューがチマチマあるのがせめてもの救い（「エネルギー生産LV２」までと「仙丹生産LV２」まで、あと「耐久力回復LV１」も出来るけどこれは要らないか）。一応攻撃部屋に設置すれば「誘き寄せ」がつけられるが、エネルギー収支がとんでもなく厳しくなる上、火の気を流し込む事まで意識するのが難しいのでヘボい策しかつけられない。掘削部屋の場合は掘削能力３種が設置可能になるが「四神雷鳴」までは及ばないので些か中途半端。
　周辺の部屋の風水の乱れというデメリットまで考えると、本当に上手い事仙窟を組んでいかないと骨折り損になる可能性大。