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ネオポケソフト講座
第二回
「パズル・ボブル ミニ」
購入時期:1999年4月
ネオポケが埃に塗れて可哀相だったから。
 何でそんなに人気が出たのか僕には解らないパズルゲームのネオポケ版。初代パズルボブルがネオジオだった事を知っている人はどのくらいいるんでしょうか。もっと言えばバブル・ボブルをやった事のある人なんて更に居なそうです。
 上から徐々にせり出してくる玉=泡の群れに、下から泡を打ち込んで同じ色の泡をつなげて消していくアクションパズル。そういうゲームだからカラー専用かと思われがちだが(誰も興味すら示してくれないけど)実は白黒でも出来る。その場合は泡の中に星型とかの模様が入ってそれで区別する事になる。何か違うゲームみたいで楽しいかもしれない。
 同色の泡をつなげる際に、必要に応じて射出する泡を壁に反射させるというテクニックが重要になってくる。そうやって関係無い泡を回避しつつ狙った所に着弾させる訳で、例えば一つだけの泡で上と繋がっている大量の泡があった場合、その一つの泡を消すとぶら下がっていた他の泡も一緒に消去出来て効率がよく、そして高得点もゲット、といった寸法。これを思い通りに実行するには反射角を素早く正確にはじき出さねばならず、多分このあたりの緻密な作業の難易度と成功した時の爽快感が何となくヒットしたんじゃないかと思われる。
 で、ネオポケ版だが、ドットが荒いんですわ。そんな事分かってらいとか言われるとそうなんですが、それでどうなるかっていうと反射のしかた、射出した泡の他の泡との距離がどの程度スレスレならくっつかずに通過出来るか、というあたりが大雑把になっちゃってる訳で、つまりは本作の持ち味が見事に損なわれているという事です。
 更には発色が悪いせいで、泡の色、具体的には黄色とオレンジの区別がつかないという事態がしばしば起こり、致命的ミスを誘発したりする。いよいよもってモノクロ版でやってみたいような雰囲気。
2000/4

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