top

ネオポケソフト講座
第四回
「ダイヴ・アラート バーン編」
購入時期:1999年7月
前評判(何処でのだ)につられて。

 潜水艦ゲーム。ていうと違う何かに間違われそうだが、潜水艦ゲームではあるので仕方が無い。
 カタストロフィーに見舞われて人類の多くが死亡し大陸も殆どが水没、人類救済を目的としてつくられたコンピューターが主導して動いている世界。人間は潜水艦に乗り、海に溢れる暴走した機械等を破壊しながら唯一残された陸地「ランド」への移住を夢見ている。潜水艦にはコンピューターが用意した人工人格がナビゲーターとして搭載されており、人間をサポートしている。主人公の少年もそういう状況下の人間の一人。
 潜水艦での水中バトルを繰り返しながらイベントが進行していく。バトルではレーダー風の画面から様々な情報を読み取り対応をしていく必要がある。敵の位置はソナーを頼りに判断。水中戦という事で深度があり、4階層のレイヤーで表現されている。このレイヤー間を行き来して、敵との位置関係に応じて武器を使い分けて撃沈していく。同一レイヤーにいる敵に対しては魚雷や誘導魚雷、下のレイヤーにいる敵に対しては爆雷、上のレイヤーにいる敵に対しては機雷や対艦ミサイル、といった具合に。これら武器のセットアップも含めて、艦の整備はドッグで行う。武器の換装は勿論、エンジンやモーター、燃料、エアタンク等も積み替えられる。どの装備も重量や特性を考慮に入れて使い分けていくのが醍醐味。艦自体も変更出来る。耐久度、積載可能重量、スピードなど長所短所さまざま。ナビゲーターも購入出来る。顔を見飽きたらすげ替えてしまうのも一興。
 何だかユニトロンと似た感じのシステムだが、重量という概念のおかげか、ユニトロンよりはコーディネイトに幅がある。上位装備は軒並み下位のものより重くなるので、無闇やたらと最強装備を搭載する訳にもいかないのです。重くなると航行速度も落ちるので、色々考えさせられます。破壊力重視で高攻撃力武装を取り揃えてエンジンを型落ちの軽いもので我慢するか、中堅どころの武装でも弾数を多く搭載し、動きの機敏な機体でうまく立ち回る事を選ぶか。またミッション毎に有効な方針が違ってくるのであれこれ頭を使う必要も出てきます。
 つう事でシステム面ではまあ楽しめる作りな訳ですが、やっぱり貧弱ストーリー。一本道でしか有り得ない筋じゃ無いのになぁ。アラホラサッサな三人組が出てきて色々盛り上げようとしてくれるんですが、他にキャラがいない以上浮いているだけだし。ナビ変えても台詞が少々違うだけで喋ってる内容は全く一緒じゃ意味無いじゃん。戦艦コレクションという楽しみかたも用意されているものの、レベッカ編と通信しないと全部揃わないという事でかなり無理。スタンダローン。通信といえば無線通信。CMが結構大々的に流されていた時期もありましたが、ああやって頭数が揃えば楽しいだろうになぁ。やっぱりスタンダローン。
2000/5

   top