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ネオポケソフト講座
第六回
「SNKvsCAPCOM 激突カードファイターズ」
前回からの続きです。

 一方のアクションカード(ACカード)ですが、種類の少ない事をさて置いてもゲームを引き立てる魅力に乏しいと言わなければなりません。ACカードはキャラカードと違って使うのにSPを消費します。SPはキャラが場に出た時に発生するもので、発生量はキャラ毎に決められています。つまり根本的にキャラカードに依存した形でしか使えない段階で、主戦力にはなり得ないのです。まあそれはキャラ主体という方針からすれば然るべき仕様でしょうし、サポート役として活用すれば良い事なのでしょうが、使えるタイミングが自分のターンに限られてしまっているのが面白味に欠ける所です。対戦相手の行動に反応して出鼻を挫くとかカウンターを仕掛けるとかそういう攻守入り乱れる展開というものを演出してくれる訳ではないのです。結局「相手の手札にどんなACカードがあるか」という事はさしたる問題ではなく、「どんなキャラカードがあるか」という事に終始してしまい、かつ展開が完全ターン制の一方的展開の繰り返しという事で、物足りなさを感じてしまう訳です。

 最近久しぶりに、今度はSNKバージョンでやってみましたが、明らかにカプコンキャラの方が性能が上のような気がするのが楽しげ。何か「あの手この手を尽くして絶対強者に挑むチャレンジャー」の気分を味わえます。
 しかしこの手のゲームこそDCで連動モノを出してネット環境で拡張性を付加すべきだと思うのですが。少なくともR−2よりは。カードのバリエーションもどんどん増やしたり、トレーディングもオンラインでより多くの相手と。格ゲーじゃないからタイムラグも気にならないし。いい事尽くめじゃないかあ。
2000/6

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