第9回オフ会報告

 

 実施日:2000年10月22日(日)

 参加者:ネコちゃんさん、millさん、私(あっきー)の3名

 内容
 9月15日から10月31日まで神戸エリアのスルッとKANSAI加入社局の指定エリアの鉄道、バスで1日自由に乗り降りできるスルッとKANSAI神戸1Dayチケットが販売されました。今回は思いつきもあって、これを利用した鉄道、バスの乗り継ぎオフ会を開催しました。ちなみに、このチケットで乗り降りできるエリアは以下の通りでした。
 神戸市営地下鉄、市バス(シティーループ、ボンネットバスを除く)、北神急行、神戸高速、ポートライナー、神鉄バスの各全線
 阪急三宮〜岡本、阪神元町〜芦屋、山陽西代〜明石、神鉄湊川〜谷上・木津、阪急バスの有馬〜三宮と阪急六甲〜六甲山頂

 このエリアで?と思われるところとして、神戸市内なのに神戸電鉄の一部が省かれているところ(特に有馬温泉がないのが気になるところでしたが)、逆に明石市や芦屋市、神鉄バスで言うと西宮市、三田市の一部が入っているところですが、いろいろあってそうなったのでしょう。

 今回は、このエリア内で行程を検討しました。ただ、これをしても乗れる全エリアどころか、鉄道も省いてしまうことになってしまいましたが・・・。さて、参加者ですが、今回も少数のオフ会となりました。最近は開催数が頻繁なのでしょうか、お忙しいのでしょうか以前ほど参加者が少ないのは気になりますがまあ致し方ないでしょうね。

 集合は9:00阪急三宮としました。最初はネコちゃんさんと私の2名でスタートでした。

 

1.六甲登山バス堪能

行程

発車時刻・場所

乗車種別路線

乗車鉄道・バス

到着時間・場所

料金

9:12 阪急三宮

阪急電鉄 普通

8003F

9:19 六甲

180円

9:35 阪急六甲

神戸市バス 40系統

(魚)118
三菱+三菱

10:20 摩耶山天上寺

880円

摩耶山付近を散策

10:47 摩耶山天上寺

神戸市バス 26系統

(中)386
いすゞ+いすゞ

11:14 六甲ケーブル山上駅

450円

記念碑台まで徒歩

11:40 記念碑台

阪急バス

(六)99-642
西工+いすゞ

12:03 阪急六甲

730円

12:15 阪急六甲

神戸市バス 16系統

(魚)171
三菱+三菱

12:32 阪神御影

200円

阪神御影で昼食

 まず最初に、以前ミニオフ会で企画してきながらなかなか実現できなかった六甲山の登山バスを堪能するために、阪急六甲に出ます。ここでは阪急電鉄に乗りました。阪急電鉄は、大阪梅田を中心に神戸、宝塚、京都とそれに付随する支線からなる鉄道です。今回のフリーチケットでは岡本〜三宮間が乗車できますが、今回は阪急六甲までの利用としました。阪急電鉄は三宮発の普通列車と新開地からやってくる特急列車が10分ヘッドで走っている時間帯でした。特急は三宮の次の停車駅は岡本になりますので、今回は普通列車で行くことになりました。三宮で待機していた列車はフル編成では最新形式となる8000系(増結車ではまだ新しい系列があります)で、しかも神戸方2両にクロスシートを設置している車両です。私たちはロングシート部分のところに乗りました。阪急では特急に運用する形式はこだわりがなく、本線を走る電車の中でも古い部類に入る3000系も運用につくことがあります。新しい車両に統一してもいいように思いますけど、こればかりは運用などもあって難しいのでしょうね。列車は各駅停車なので結構ゆっくり走りますが、ここは阪神と比べて駅数の少ない阪急ですので、結構早い感じでした。パンダが来所している王子動物園の最寄り駅、王子公園も通って7分ほどで六甲に到着しました。六甲はバスターミナルで登山バスの他に、神戸大学や篠原の団地方面も結んでいるので、結構重要な駅のように思うのですが、特急の停車がないのは少し寂しい感じです。

 次はいよいよ?六甲山登山バスに乗車です。登山バスの乗り場まで歩いて行きました。そこで遅れてmillさんと合流しました。
 六甲登山バスは、1年を通して阪急バスが、春〜秋の休日と夏休み中の平日、土曜日は神戸市バスも担当になって走っています。いずれも阪急六甲から六甲ケーブル下駅付近から六甲山に抜ける表六甲ドライブウエイを通って六甲山に行きます。阪急バスはその出口から六甲山ホテルを経由して記念碑台まで行きますが、神戸市バスは出口から阪急バスと同じように進んで記念碑台をさらに通過して六甲ケーブル山上駅に行く39系統、ドライブウエイの出口から摩耶山方面に行く40系統と六甲山と摩耶山をバスで結ぶ26系統があります。神戸市バスの方では、これらの3系統が一緒にダイヤ上で組まれています。

 最初に私たちは神戸市バスの40系統に乗車しました。この系統、以前は阪急六甲から摩耶山の摩耶ロープウエイ山上駅に通じていたのですけど、震災の影響で東側の摩耶山天上寺前までに短縮されています。ただし、2001年3月には再び摩耶ケーブルとロープウエイが開通しますので再び元に戻りそうな感じです。六甲ケーブル山上駅に行く39系統のバスを見送って少ししてから乗車する予定のバスが到着しました。バスは魚崎営業所のニューエアロスターでした。結構乗客が乗ったところでバスは出発し、阪急六甲からこの系統単独の路線が少しあるもののそのうち16系統と同じ路線となりました。ニューエアロスターだからいい加速を見ることができる・・・と思ったのですが、今回はそれほど速度は出ていませんでした。六甲ケーブル下駅には寄らずにそのまま表六甲ドライブウエイに入りました。ここからは山上に行く道路らしくカーブも急だったり坂道も多かったりして大型車の運行は大変そうです。この間にバスの車内放送では六甲山についての説明が流れていました。六甲ドライブウエイを出ると、摩耶方面に向かいますが、こちらも山道という感じでカーブが結構多い道となっていました。六甲山牧場で時間調整の後、摩耶山市立自然の家などを通って終点の摩耶山天上寺前に到着しました。ここは、天上寺の駐車場がある関係でも有利なようでした。

 次は、摩耶山天上寺から六甲ケーブル山上駅まで神戸市バスの26系統に乗ることになりますが、同じバスでは何なのでということでその次のバスがやってくるまでの間、摩耶山の方面に歩くことにしました。ここから先も、結果として神戸市バスの山上バスのルートを歩いていくわけでして、摩耶山天上寺から先の摩耶ロッジ前の停留所は少し歩いたところにありました。バスが運行していないこともあり、休止中のカバーが掛けられていました。ここからは、一般車は入れない道をバスは走るようですが、道幅が狭く、バス同士がすれ違うとなれば結構つらい感じです。ここから800mほど歩くと摩耶山頂のある摩耶ロープウエイ山上駅(現、星の駅)ですが、今回は時間の制約もあって途中の展望台まで歩いて引き返しました。ここまでくるまでもちょっと上り坂があったりと歩きづらい感じですけど、山道としてはかなりましかもしれませんね。

 再び摩耶山天上寺のバス停まで戻ってきて、今度は六甲ケーブル山上駅まで再び神戸市バスを利用します。今度は中央営業所のバスがやってきました。このように、六甲登山バスの担当は、魚崎営業所、中央営業所、今回は乗ることができませんでしたけど石屋川営業所の3営業所での共同運行となっています。摩耶山天上寺から先ほどの40系統と同じルートで丁字ヶ辻からは今度は六甲山方面に山道を走っていきます。六甲山ホテル前と記念碑台を通って六甲ケーブル山上駅まで行くのですが、山上駅付近は一方通行になっている関係で、駅に向かう方面は少し遠回りになります。こちらも途中の道は狭いところも多くて結構たいへんな所もありそうでした。

 その次に乗車することにしていた阪急バスは、記念碑台からの発車で、六甲ケーブル山上駅までは行きません。ここで再び歩いて記念碑台まで戻ることになりますが、今度はバスが記念碑台方面に走っていく方面で歩いていきます。途中はカーブも多く、上り坂も結構あって、バスの運転も結構大変な様子がうかがえました。

 次の阪急バスの記念碑台停留所は、神戸市バスの停留所と違って、バスの回転地として役割もあるのでちょっと中に入ったところにありました。バス停に到着して少し待っているとバスはやってきました。阪急バスの六甲登山バスは、4台で担当しているとのことですが、今回はそのうち1999年に導入されたバスでした。阪急バスは西工車体を導入するのがほとんどで、このバスも西工車体となっています。数人の乗客を乗せて(昼前の時間だったのが理由でしょうけど)バスは発車しました。26系統と同じように六甲山ホテル前を経由して丁字ヶ辻に到着し、そこから六甲ドライブウエイを下って阪急六甲に戻ります。下りのこの路線もカーブが多かったりと運転が大変そうでした。六甲ドライブウエイが終わると、行きの神戸市バスの登山バスと同じ経路で阪急六甲に到着しました。登山バスの料金は結構値が張りますが、これもこの運行しにくい所を走っていることを考えると致し方ないように思いました。

 阪急六甲からは阪神御影に出るために、バスに乗車しますが、阪急六甲からだと16系統、36系統が選べますが、のりばは少し離れています。今回は早く到着すると思われる16系統に乗っていきました。阪神御影で時間もちょうどいいので昼食としました。

 

2.神鉄バス、北神急行関連

行程

発車時刻・場所

乗車種別路線

乗車鉄道・バス

到着時間・場所

料金

13:03 阪神御影

阪神電鉄 特急

8221F

13:35 高速神戸

300円

13:50 神戸駅南口

神鉄バス 7系統

904
西工+三菱

10:21 鈴蘭台

430円

14:26 鈴蘭台

神戸電鉄 普通

5003F

14:37 谷上

1020円

14:41 谷上

北神急行+神戸市営地下鉄

3128F

15:16 伊川谷

 昼食が終わってから、今度は神鉄バスと北神急行を中心に攻めてみようと思いました。時間的に神戸駅から鈴蘭台に行く神鉄バスで言う7系統、神戸市バスの61系統がありましたので、そちらに間に合う形で行くことにしました。ここで阪神御影から阪神電鉄に乗車することにしたためこのルートとなりました。大阪−姫路間に直通特急が走っている阪神電鉄ですが、今回は阪神特急に乗ることになりました。御影からですので、結構お客さんが乗っている状態で発車して三宮で結構降りる状態を確認して高速神戸まで移動しました。

 その次は、若干の接続時間の余裕がある状態で(予定より1本早い電車で行ったこともあるのですけど)神鉄バスと乗り継ぎました。この神戸駅〜鈴蘭台の路線は神戸市バスでは何回かルートに組んでいたのですけど、神鉄バスでは企画7課課長さんが計画してくださったオフ会で下りを体験したのですが、今度は上りに乗車することにしました。神戸駅では本数が少ないこのバス路線に乗車するために結構お客さんも乗ってくるようで・・・。ここで、とある方がまだ走行音を録っていないバスを期待していたところ、やってきたバスは残念ながらすでに録音されたバスだったそうです。バスとしては古い部類のバスでした。神鉄バスも神戸市バスと同じように狭い道路でバスの接近を知らせる装置が作動できる装置を搭載したバスがメインにこの路線に入ってくるとのことでした。この路線の解説はオフ会報告で結構出ているので割愛しますけど、やはり旧道の狭い道を走るところが印象的でした。バスのすれ違いは狭い道ではありませんでしたけど・・・。今回もこの路線の様子をすっかり堪能して鈴蘭台に到着しました。

 鈴蘭台からは神鉄バス単独の路線を堪能する意味でここから谷上駅に行く30系統に乗ることにしていましたが、ちょっと考えるといやな予感が・・・。結局神戸駅から乗ったバスがそのまま30系統の谷上行きになりました。接続時間が短いことを考えると考えられて話でしたけど・・・。と、言うことで同じバスというのも気が引けるので谷上駅までは神戸電鉄を使うことにしました。乗車した電車は5000系でした。山岳鉄道の様子を確認しながら谷上駅に到着しました。ここから先は予定をかなり早めることになりました。

 谷上駅からは北神急行に乗車しますが、新神戸から市営地下鉄エリアまで一気に乗ることにしました。谷上駅で待っていた電車は3000系でした。北神急行線はほとんどトンネル区間でしかも途中の駅がない状態で8分ほどかけて新神戸駅に行くために、トンネルの内部では退屈しないように光る絵がありました。通過する電車の中からその様子を確認して新神戸駅に到着。ここから乗務員が交代になって市営地下鉄線に入っていきます。この地下鉄は板宿駅までが地下駅で、そこからトンネルを経由して妙法寺に着く頃は地上駅となり、そこから先に進むと一部高架区間を走るという特徴があります。今回もその様子を堪能しながら予定では西神中央駅に行くことにしていましたが、予定が早くなっていることもあり接続のバスの時間をいろいろ調べていく内に、おもしろいものに乗れそうなことがわかって伊川谷駅で下車しました。

 伊川谷駅は、付近の開発がまだ進んでいない所に駅がありますが、バス路線で住宅地や学校へのアクセスが確保されています。このあたりも住宅地が立ち始めたとのことでこれから活気づくことでしょう。ただ、駅前にショッピングセンターがないのがちょっと気になると言えば気になりますが、今までの条件から考えると当然なのかもしれません。また、伊川谷駅前のバス停についてはちょっと駅からちょっと離れた位置にあるので乗り継ぎには相当な時間が必要とされそうです。

 

3.山陽、神鉄系統

行程

発車時刻・場所

乗車種別路線

乗車鉄道・バス

到着時間・場所

料金

15:36 伊川谷駅

神戸市バス 14系統
(北別府回り)

(西)726
日野+日野

16:01 明石駅

450円

16:12 明石

山陽電鉄 特急

5012F

16:34 新開地

1020円

16:50 新開地

神戸電鉄 快速

5015F

17:11 谷上

17:30 谷上駅

阪急バス 6系統

(山)90-499
西工+いすゞ

17:34 箕谷

160円

 伊川谷駅からはバスで一度明石駅に出ます。ここで乗車するバスは神戸市バスの14系統の中でも北別府回りとなっているものです。通常の14系統は伊川谷小学校方面を回るのですが、北別府回りも少数ながら存在しています。ただ、このタイプはすべて伊川谷駅〜明石駅間のみの運行となっています。北別府回りと言うことで伊川谷連絡所前を通過してからルートが変わります。その先の交差点を右折して、ちょうど第二神明高速道路に入っていく方面に進んでいきます。本数が少ないとはいえお客さんも結構乗ってきます。行き当たりの交差点を左折して南に進むのですけど、夕方の時間帯もあってこのあたりからちょっと渋滞に巻き込まれました。しばらく走って通常の14系統の路線の1つ西側の道路から出てきて北別府回りの14系統単独路線が終わり、後は通常の14系統と同路線で明石駅に到着しました。

 今度は山陽電鉄に乗換です。ちょうどこの日はハイキングがあったらしく、明石駅でハイキングの姿をしている方をたくさん見かけました。今度も直通特急ではなく、特急でした。車両は5012Fで6両編成の車両かと思えば、この時期は直通特急を増やすために中間車両を新造して編成に組み込んだ車両の代わりに4両編成になっていたものでした。そのためもあるのか時間帯もあるのか結構お客さんが乗っておられました。海岸沿いの景色を堪能しながら電車は垂水、須磨と進んでいき、板宿あたりからは地下線に入りました。コンスタントにお客さんも乗っている状態で新開地に到着しました。

 新開地からは神戸電鉄に乗換です。今回は狙ってはいませんでしたが見事に快速に乗ることになりました。とはいえ、本来堪能できる快速区間は今回のエリア外の所なので、それほど堪能するということはなかったのですけど・・・。電車は新開地とはそれほど距離が離れていない湊川に停車した後鈴蘭台までは停車せずに進んでいきました。鈴蘭台からは乗降客数の多い北鈴蘭台、山の街に停車して箕谷は通過の後谷上に到着しました。ここからは有馬口まで停まらないのが快速の見所なのですけど、今回はここで下車しました。この電車の中で次の行程を検討していました。

 最後に乗車したのは阪急バスの6系統です。これは、三宮〜有馬温泉の路線で今回は谷上〜箕谷間の利用となりました。この路線の阪急バス担当はいすゞ車を持っている山口営業所でその中でも比較的古い部類のバスがやってきました。新神戸トンネル入り口付近の渋滞にちょっと巻き込まれながらあっという間に箕谷についたという感じでした。

 

4.その後、あとがき
 箕谷に到着した私たちは、たまたま箕谷駐車場に車を止めていたmillさんの車で新神戸トンネル経由で三宮に到着し、ファミレスでお話会の後解散となりました。

 今回も人数の少ない中のオフ会となりましたが、終わってみれば六甲登山バスなど、神戸市中をいろいろと回って充実したものとなりました。ただ、ポートライナー乗車ができなかったところが少し気になるところですが、また次回企画できたときに考えたいと思います。 

 ご協力ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

 

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