神戸市交通局ギャラリー第5回オフ会報告

 

 実施日:2000年7月29日(土)

 参加者:34系統魚崎回りさんとその友人、millさん、にしふたみさん、ピカチュウ電鉄社長さん、えるさん、急行ライナーさん、私(あっきー)の8名

 内容
 4月に掲示板上で34系統魚崎回りさんより魚崎路線を堪能するオフ会の提案があったことにより企画したオフ会です。掲示板で話し合っているうちに、オフ会の提案になったのは、このオフ会と、この2週間後に実施した尼崎市バス乗車オフなど、いろいろでてきて、今回はその最初の企画となりました。掲示板の参加者の方がオフ会を提案してくださるという、管理人としてはありがたい限りの話でした。

 今回も、いろいろと動き回る関係上で、行程をあらかじめ決定しての実行としました。ある程度はまとめていたのですが、後々に行程を検討し直し、何とか充実したものとなったと思います。

 集合は乗車するバス路線の関係で、集合時間はいつもと比べてとてつもなく早く7:25JR本山駅前バス停としました。それにも関わらず、最初からの参加者が多かったことはうれしい限りでした。最初の参加者5名でした。

 

1.深江浜町巡り 

行程

発車時刻・場所

乗車路線

乗車バス
車体+エンジン

到着時間・場所

7:30 JR本山駅前

30系統

(魚)285
三菱+三菱

7:42 深江浜町

18:05 深江浜町

30系統

(魚)284
三菱+三菱

8:18 JR甲南山手

 今回、集合時間が早くなったのは、朝と夕方にしか走っていない30系統に乗車するためでした。30系統は2000年3月27日の路線再編前までは魚崎車庫前〜JR本山駅〜東灘高校の路線でしたが、路線再編後はJR甲南山手を中心とし、終点は深江浜町まで延長になりました。ただ、従来の路線もJR本山駅始発に短縮されたものの残っていますが、朝の数本、しかも深江浜町方面のみとなりました。で、JR本山駅発の深江浜町行きを体験するために、こんなに早くからのオフ会実施となったのです。

 後の行程を考えて、始発のバスに乗車しました。バスは2段窓のバスです。魚崎営業所のバスは、基本的に三菱のバスが導入されています。JR本山駅を出発したバスは山手幹線を走行していきますが、少しすると下り坂で南北につながる道路と山手幹線が続く分岐点があり、バスは下り坂の方を下っていきます。下った先の交差点を右折し、南に下りて、一度国道2号線にでて東に進みますが、また交差点を右折して森の停留所に到着します。ちなみにこの道は、バスが通るには少し狭いと感じるところです。あとは、道なりに南に進んで行きます。途中で阪神の踏切を渡り、阪神の深江駅前を通り、さらに国道43号線との交差点をすぎると深江大橋を渡ります。
 深江大橋を渡ると深江浜町に入ります。こちらは東部市場という卸売り市場がありますが、工場などが多くなってます。特に食品工場が多いような・・・。また、新神戸大プールがあり、夏休みの期間中は30系統も増発され(ただし新神戸大プール止まり)ていました。しかし、阪神大震災で仮設住宅として提供されるようになり、現在も休止中となっています。仮設住宅があった頃は新神戸大プール行きで増発されていましたが、現在ではそれもなくなっています。東灘高校をすぎて深江浜町に到着しますが、この停留所は折り返しの路線内にできていまして、東灘高校からでもそれほど距離はありませんでした。乗客も東灘高校までで降りていって、最後は貸し切り状態でした。全般的に乗客は少な目でしたが、高校が休みということもあったようです。普段はもう少しましではないでしょうか。

 深江浜町で折り返しのバスを待つのですが、時間も少し余裕があったので付近を探索することにしました。その前に記念撮影を済ませたのですが、そのデータは先日のHDDクラッシュにより消えてしまいました(泣)。深江浜付近は、やはり工場の送迎バスもよく目立っています。その中でも三菱のニューエアロスターを使っているところもあったりでいろいろな種類のバスを見ることができました。

 今度はJR甲南山手まで折り返しで戻ります。バスはこれまた2段窓のバスでした。先ほども書いたとおり、30系統の深江浜町発の便は全てJR甲南山手行きになっています。今度は森の交差点まで北上の後、国道2号線を東に進んで、JR甲南山手直前の交差点で再び北に上がってJR甲南山手となります。こちらの乗客はやはり寂しいものですけど、とはいいつつも東部市場や阪神深江からの乗客がいました。

 JR甲南山手で34系統魚崎回りさんの友人さんと合流し、6人となりました。

 

2.山間路線堪能1

行程

発車時刻・場所

乗車路線

乗車バス
車体+エンジン

到着時間・場所

8:23 JR甲南山手

31系統

(魚)081
三菱+三菱

8:45 渦森台

8:46 渦森台

38系統

(魚)275
三菱+三菱
AT車

9:04 阪神御影

9:12 阪神御影

19系統

(魚)283
三菱+三菱

9:23 甲南病院

9:33 甲南病院

19系統

(魚)282
三菱+三菱

9:50 阪神御影

 JR甲南山手からは今度は渦森台に行く路線に乗車しました。系統は31系統で、以前は岡本方面を回るコースと甲南市場、東灘区役所を経由する昼間コースがありましたが、震災以降昼間コースは休止中で路線図からも消されています。復活の可能性が少ないのかもしれませんね。

 JR甲南山手を出発した31系統は山手幹線を西進していきます。JR本山までは約5分で結ばれ、阪急の岡本駅もありますので、乗客はやはりこちらの方が多かったように感じました。岡本2丁目をすぎると、先の交差点を山の方にさらに入っていきます。少し北上して、さらに西方面に進むのですが、このあたりの道路は多少狭くなっていて、バス2台はまあ通れるにしても少しきつい感じでした。突き当たりの交差点をさらに北に上がり、渦森台方面に出ます。ここからは、2車線ながら道幅は広いのですが、坂は結構急な状態が続いたり、カーブも急なところが数カ所あって運転は難しいかもしれません。まあ、最近はターボ車が入っていることもあり、出力はそれほど問題でもないようで・・・。途中から、このコースの名物?である、すばらしい神戸の町並みをバックにしながらバスは走っていき、終点の渦森台に到着しました。渦森台のこの景色も本当にきれいなものです。この路線は、住宅路線ですが、このようなすばらしい景色を堪能するのもいいかもしれませんね。ちなみに、朝ということもあり、渦森台方面に行く乗客はそれほどいない様子でした。

 次は、38系統に乗り換えて阪神御影に下ります。その前に渦森台のすばらしい景色バックに写真撮影とでも思ったのですが、渦森台で待避していたバスに気を引かれ、今回も記念撮影なしに乗車となりました。この景色バックに記念撮影・・・いつ実施できるのでしょうか(笑)。で、気を引かれたバスというのは、ぱっと見普通の2段窓のエアロスターで、ある人などはこれに乗らないとと言う意味が分からないと言うことでしたが、乗車してステッカーを見た状態で納得した様子でした。このバス、数が少なく廃止が近いとされているAT車でした。AT車と言っても、三菱の場合は普通のマニュアル車と同じようなギアシフトになっているので、外見ではわからないのですけどね。

 38系統は渦森台から東灘区役所、JR住吉、阪神御影へ行く路線です。途中までは31系統と同じ路線ですので、今度は路線を下っていく形になります。下り坂が多いと言うこともあり、低出力車でもそれほど違和感なく走っています。ちなみにAT車とはいえ、やはり走りづらいのか、運転士さんはマニュアルでギアチェンジをしているようでした。変速時にショックを感じるのもAT車の特徴なのですが、今回はそれほどショックも感じませんでした。31系統では岡本方面から来ていた交差点を38系統はさらに南に進むのですが、少しこのあたりの道路がややこしく、一方通行でそのまま直進というわけには行かず、一度東に進んで、次の交差点で南に下ります。この交差点は本当に近い位置にあるのですけど・・・。南にそのまま進んでいって、国道2号線に出ます。国道2号線を西に進んでいって、東灘区役所、JR住吉駅を通って終点地である阪神御影に到着します。阪神御影はバスターミナルの中を入っていくのですが、狭いところにバスターミナルを作っている関係もあり、結構ハンドル裁きも重要な感じでした。

 阪神御影から今度は、19系統に乗車することにしました。19系統は阪神御影の駅から北に上がって阪急御影を経由し、甲南病院、鴨子ヶ原の住宅地を回る循環路線です。山間の狭い道や急なカーブを通行するのが特徴で、以前のオフ会では途中まで乗車しましたが、今回は完乗を考えていました。

 阪神御影のバスターミナルではすでにバスが止まってました。局番号は283号車で2段窓の低出力車でした。19系統は坂が急な割に低出力車が使われることが多いです。カーブが急で運行しにくいことと関係あるのでしょうか。少ししてからバスは発車。出発時のバスターミナルから阪急御影に出るところの回転が少し大変そうでしたが難なく済ませて一方通行の狭い道を北に上がっていきます。19系統と38系統はこの経路で上がっていきます。19系統の場合はさらに北に進みますが、一方通行を抜けた後はまたまた狭い2車線道路になっています。古いバスが優先的に投入されるのもわかるような・・・。阪急御影駅付近は少し整備されていて、きちんとくぼみがついています。阪急御影を出ると、19系統の特徴的ともいえる、坂道の上にカーブも少し急な道路を走ります。低出力車と言うこともあり、少しバスはうなりながら上がっていきます。

 本来ならこのまま1周となるのですが、時間も少し余裕が出てきたこともあり、甲南病院で一度降りることにしました。この停留所で降りる人も結構いました。甲南病院では独特の待合室があってそこで少し休憩としました。その後、10分経ってからまたバスが到着。またまた低出力車でした。甲南病院を出たバスはまた坂道とカーブを進みながら鴨子ヶ原の方に進んでいき、そのあたりから坂は今度は下りになっていきます。赤塚山高校も、以前はこの沿線にありましたが、震災以降は六甲アイランドの方に移り、赤塚山高校の停留所は住吉山手に名称変更されました。そのすぐ近くに神大付属小学校前の停留所があり、こちらの方は現在も残っています。実際、19系統では、学校の通学時間帯に循環方向が逆回りになるようでして、学校のアクセスとしても重要な役割があります。甲南病院下の停留所(これは1方向のみの停留所ですが)を通過すると、循環に入る前の路線に戻って南に進んで阪神御影を目指します。今度は国道2号線を少し西に進んで、回り道をする形になっています。道路の関係で致し方ないのでしょうね。

 阪神御影駅でピカチュウ電鉄社長さんと合流しました。

 

3.路線再編区間乗車

行程

発車時刻・場所

乗車路線

乗車バス
車体+エンジン

到着時間・場所

10:10 阪神御影南口

35系統

(魚)203
富士重+日デ
CNGノンステップバス

10:33 魚崎浜町北

魚崎車庫前まで徒歩

10:40 魚崎車庫前

34系統

(魚)057
三菱+三菱

11:01 JR甲南山手

JR甲南山手付近で昼食

11:45 JR甲南山手

33系統

(魚)202
富士重+日デ
CNGノンステップバス

12:08 阪神御影南口

阪神御影で小休止

 次は、路線再編の対象になった区間に乗車します。以前はJR甲南山手から阪神御影を結ぶ路線として34系統、35系統があり、34系統はJR甲南山手から魚崎を経由して阪神御影に入り、今度は岡本を経由してJR甲南山手に戻る循環系統、35系統は経由地が逆になっている路線を2000年3月27日に路線が分割され、一部延長されています。

 最初は阪神御影から35系統に乗車します。35系統は魚崎車庫前から阪神御影に変更されましたが、朝夕は魚崎浜の工場などのアクセスとしても機能するために一部魚崎浜町まで区間延長されています。阪神御影付近はターミナルと道路事情もあって循環となっていますので運用的には、
  1.魚崎車庫前→阪神御影→魚崎車庫前→魚崎浜町北(朝の時間帯)
  2.魚崎車庫前→阪神御影→魚崎車庫前(昼間)
  3.魚崎車庫前→魚崎浜町→魚崎車庫前→阪神御影→魚崎車庫前(夕方以降)
というパターンに分かれています。今回は朝の時間と言うこともあり、1のパターンでの乗車でした。

 到着したバスは、2000年に魚崎営業所と松原営業所に各2台導入されている日産ディーゼル製のCNGノンステップバスです。CNGノンステップバスは天然ガスを燃料として走行するCNGバスと、乗降時の段差をなくしたノンステップバスを組み合わせた地球にも人にも優しいバスとなっています。燃料のタンクは上に持っているので、天井が少し出っ張っている印象があります。乗車して走行開始するのですが、普通の日産ディーゼルのノンステップバスと違って、走行音が静かな感じがします。阪神の高架沿いの道を併走して阪神の住吉駅から北に進み、国道2号線の交差点で東に進路を変えます。このあたりの道も少し狭い印象があります。国道2号線をしばらく走行し、JR住吉駅と東灘区役所を通って田中町の交差点より南に進んで魚崎の町並みを進んでいきます。途中、阪神の高架をくぐるところがありますが、バスは天井の方が気になるのか少し徐行して進んでいく様子がうかがえました。国道43号線よりもさらに南に進んでいき、以前は突き当たりの交差点まで進んでいったのですが、路線再編で進路変更となり、その手前の信号より一度東に進路変更します。突き当たりの交差点を南に進んで魚崎車庫前で本来は終了ですが、今回のバスはそのまま魚崎浜町北まで進むので、一度西に進路を変えて先の停留所で旅客扱いとなりました。その後は、魚崎浜町を回って阪神高速湾岸線の高架下の少し寂しい位置にある魚崎浜町北に到着しました。乗客もお年寄りの方もいて、ノンステップバスの効果が出ているようでした。ただ、時間帯もあってか魚崎車庫まで行く人は少ないように思いました。

 魚崎浜町北から魚崎車庫前まで徒歩で戻りますが、それほど距離もなく歩いて数分で到着しました。朝昼の便は魚崎浜町を循環する路線ではなく、魚崎車庫前から阪神御影、JR甲南山手に行くこともありますので、このように歩いての移動となりました。

 魚崎車庫前のバス停に戻ってから今度は34系統に乗車してJR甲南山手に移動します。今度は中堅クラスのバスでした。34系統は魚崎車庫前からJR甲南山手の路線に変更されましたが、朝夕は魚崎浜の工場などのアクセスとしても機能するために一部魚崎浜町まで区間延長されています。運用としては、
  1.JR甲南山手→魚崎車庫前→魚崎浜町北(朝の時間帯)
  2.JR甲南山手→魚崎車庫前(昼間以降)
  3.魚崎車庫前→JR甲南山手(夕方まで)
  4.魚崎車庫前→魚崎浜町→JR甲南山手(夕方以降)
と魚崎車庫方面、JR甲南山手方面で各2パターン存在しています。今回は3のパターンの乗車でした。路線は魚崎車庫前止まりと魚崎浜町を回る他は再編前と変更なく、魚崎車庫前の停留所から北に進んで途中で阪神の踏切や国道2号線を横切って山手幹線に出て、東に進むというものです。阪神の踏切は場合により数分待たなければならず、阪神得意の?高架工事が待たれるところです。

 JR甲南山手に到着して次のバスに乗車するまでに時間があると言うことで近くのデパートで少し早めの食事としましたが、あまりにも時間が短いと言うこともあり、あわててうどんをすする状態になってしまいました。でも、何とか間に合うことができました。

 JR甲南山手に戻って今度は33系統に乗車します。33系統は岡本回りで阪神御影に行く路線に変更され、阪神御影付近は循環になっています。こちらは路線再編後に本数が激減し、1時間に1本程度となってしまいました。

 乗車するバスはまたまたCNGノンステップバスでした。33系統の場合は昼食に入ると思われる1本以外はノンステップバス(朝のラッシュに入る西岡本3→JR甲南山手と休日の1便は除く)という状況になっています。先ほどと同じく岡本2まで山手幹線を西に進み、今度は交差点を北に進みます。その後西、南と進路を変えて再び山手幹線を一度進み、38系統と同じところを進んで国道2号線に入ります。このあたりも路線が変更され、以前は山手幹線をさらに南に進んで一度東に戻って車がすれ違わないJRの高架をくぐって国道2号線に出ていました。もしかしてノンステップバスの関係なのかもと思ったりしますが・・・。国道2号線に出ると38系統と同じ経路で阪神御影に出ますが、38系統と違ってバスターミナルには入らずに南口の停留所に止まります。減便と言うこともあり乗客も結構乗っていました。途中でえるさんとお別れになり、阪神御影ではピカチュウ電鉄社長さんとお別れになりました。

 阪神御影に到着した私たちはちょっとした時間つぶしで喫茶店で一息入れることとしました。実はこの時間を昼食にと思っていたのですけどね。

 

4.山間路線堪能2

行程

発車時刻・場所

乗車路線

乗車バス
車体+エンジン

到着時間・場所

12:54 阪神御影

36系統

(魚)154
三菱+三菱
ニューエアロスター
アイドリングストップバス

13:28 鶴甲3

六甲ケーブル下まで徒歩

13:46 六甲ケーブル下

16系統

(魚)134
三菱+三菱
ニューエアロスター

14:01 JR六甲道

 休憩後は魚崎営業所が担当するもう1つの山間区間を堪能しました。阪神御影から出てJR六甲道と阪急六甲を経由する2路線で、片側は六甲山へのアクセス、六甲ケーブル下まで行く16系統、もう1つは鶴甲団地に行く36系統です。この2路線にはもう1つ神戸大学への需要もあって、この2路線の定期券は共通で発行されています。16系統は六甲ケーブルへのアクセスの他に、路線を走る住宅へのアクセスも含んでいてどちらも重要な路線になっています。以前のオフ会では16系統で六甲ケーブル下まで行って、鶴甲団地まで歩いて移動し、36系統に乗車して戻りましたが、今回は逆パターンで阪神御影から36系統で鶴甲3まで行き、六甲ケーブル下駅まで歩いて移動して16系統で次のバスの乗り継ぎも考慮してJR六甲道に戻るルートとしました。

 阪神御影の乗り場で待機していたバスは坂道が多いこともあってニューエアロスターが待機していました。このバスは・・・この前のオフ会でも乗車したものと同じでした。バスは阪神御影を発車すると一方通行の道路を西に進んでいき、交差点で北に進路変更しました。国道2号線との交差点をさらに西に進み、桜口の交差点で再び北に進んでJR六甲道のターミナルに到着しました。その後、再び北に進んで阪急六甲に到着、踏切を渡って神戸大学や住宅地のある道路を走っていきます。大学の最初のあたりはカーブと坂道もあって少し大変なようでしたが、その後は結構進みやすい路線となっているようでした。大学から鶴甲の団地になりますが、このあたりは路線が循環となっています。鶴甲団地の停留所で時間調整をした後、鶴甲3で下車しました。

 鶴甲3から今度は六甲ケーブル下まで歩いて移動です。以前の時とは逆に上り坂で少しきつい印象でしたが、そのまま北に上がっていくだけで六甲ケーブル下に到着しました。

 六甲ケーブル下では、16系統のバスを1本見送って、次のバスにしました。次のバスも上り坂が多い路線と言うこともありニューエアロスターが投入されています。バスは発車して、延々と続く下り坂をスイスイと下っていきます。途中では料金の案内が英語で行われていたりして、外国人さんの観光対策も十分な感じでした。16系統の大学関係の停留所は国際文化学部前だけになっていますが、結構ここでの利用客もいるようです。主要県道を道なりに下っていき、阪急の高架をくぐった先の交差点を右折して、阪急六甲に到着します。この阪急六甲でも英語で案内放送がされていました。高架をくぐったこともあり、阪急の南側に出ていて、ここから南に下って六甲道のターミナルに戻ってきました。

 これで、30番台の路線乗車は終わりです。あれ、32系統は?と思われる方も多いでしょうけど、以前のオフ会で大人数の乗車の上に1周して下車するという少し迷惑な行動をとってしまったので今回はパスしました。仲間はずれにしてすみません、32系統さん(^^;。

 JR六甲道で次のバスの時間調整を行うために近くの書店で休憩しました。朝が早い割にこのあたりで間合いが長いという設定はどうなのかなと思いつつ・・・。その途中で再びピカチュウ電鉄社長さんと合流しました。

 

5.おまけ部分

行程

発車時刻・場所

乗車路線

乗車バス
車体+エンジン

到着時間・場所

14:40 JR六甲道

211系統

(石)199
三菱+三菱
小型ワンステップ

15:03 灘区役所前

15:10 灘区役所前

213系統

(石)200
三菱+三菱
小型ワンステップ

15:44 水道筋3

15:46 水道筋3

急1系統

(石)123
三菱+三菱
ニューエアロスター

16:03 地下鉄三宮駅前

16:30 三宮そごう前

100円循環バス

いすゞボンネットバス

16:43 三宮そごう前

 ここからはおまけ部分の乗車となります。最初は2000年6月19日より運行開始となった灘区南北路線です。この路線はJR六甲道〜新在家南住宅〜阪神大石〜灘区役所の路線(循環)と灘区役所〜摩耶ケーブル下〜灘区役所の路線(循環)を骨格として朝の2本はJR六甲道から灘区役所を経由して摩耶ケーブル方面へ直通するものと、夕方の1本は灘区役所から摩耶ケーブル下を経由して一度灘区役所に戻り、JR六甲道方面に直通する便があります。狭い道や急な坂道があるために小型のワンステップバスを導入して対応しています。この路線は今までの神戸市バスと異なる感じで、停留所も独特なものが使われていたり、投入されるバスも塗装が異なっていたり(灘区のイメージを表に出している塗装になっています)、系統番号も公式には出ていなかったりします。ただ、系統番号についてはカードの処理もありとりあえず割り振られています。

 最初はJR六甲道から浜手を通って灘区役所に行く南側の路線です。灘区役所を通った後は再び六甲道に戻る循環となっていて、系統番号は211系統が割り振られています。JR六甲道の乗り場は18系統、32系統、100系統(HAT神戸の路線)と共用になってます。JR六甲道を出発したバスは、南に進んでいき、国道43号線もさらに浜方面に進んでいきます。行き当たりの交差点の手前の交差点を新在家南住宅の方面に進んでいきますが、一度住宅に立ち寄って再び同じ道を出るパターンとなっています。その後は西に進んで先の交差点を右折して進み、その次の交差点を西方面に進路を取りますが、このあたりからこの路線独特の狭い道を進んでいく形となっています。川を渡った先の交差点を再び北に進んで阪神大石に到着、さらに進んで国道2号線の交差点も北に進んで千旦通に入るために一度東に進みます。このあたりは軽く循環になっています。先の交差点を再び北に進んで山手幹線との交差点を西に進路変更して灘区役所に到着しました。バスはこの後交差点を再び阪神大石方面に向かって進みますが、私たちはここで下車しました。灘区役所は南側の路線と北側の路線、あるいはその逆の乗り継ぎを行う停留所ポイントとなっています。

 次のバスが到着するまでに少し時間があったのですが、当日は神戸まつりの開催日と言うこともあって臨時便も増発されているのを確認しました。


三宮神社行きの臨時便です。ペイントバスというのも何というか・・・(millさん撮影)

 今度は同じ灘区南北路線の北側を堪能します。それも1便しかない北から南の路線へ直通するタイプです。系統番号は213系統が割り振られているようです。北と南の路線直通は少ないですが、接続の方はそれほど待たずに行っているようで、今回もJR六甲道に行くバスが出て7分後にやってきました。バスは発車すると、最初は90番台系統と同じ路線で水道筋から阪急王子公園まで行きます。その途中に急行1系統のニューエアロスターが・・・。気になりつつもそのまま乗車しました。元に戻ったときに乗れるのだろうと言う思いもあって・・・。その先がこの路線の魅力的なところで、王子公園をすぎると阪急の高架に併走する形で進んでいき、先の交差点を左に上がります。この先は坂が急で道が狭いところを走行していきます。高出力の小型ワンステップバスが導入される意味が分かりました。王子動物園などがある王子公園を左横目に進み、交差点を右に進み青谷川の停留所に着きます。その先は循環となっていまして、最初は信号の交差点左の坂を上りますが、この道もまた坂が急で狭いところです。突き当たりを東に進んで神戸高校前の停留所に到着し、その後は18系統と同じように観音寺北を経由して一方通行の道路で摩耶ケーブル下に到着します。その後18系統はさくらのトンネルを下っていくのですが、この路線はそのまま直進しますが、ここはまた狭い割に両方向の道路となっていてここでも小型バス投入になった実感がありました。そのままバスは進んでいって突き当たりを南に下りて信号のある交差点を西に進んで再び2、18系統の路線に出ます。五毛の停留所をすぎると2、18系統は先の信号を山手に進みますが、この路線はそのまま直進して停留所2つを通ってから再び青谷川の停留所に戻り、元の路線を走ります。途中の王子公園北停留所は不思議なことに北行きのみ設置してあるのですが、南行きにもきっちりと停留所と書かれた跡があります。これはいったいどういうことなのか・・・。王子公園から再び水道筋を走行し、直通路線の場合は一度南に進んで西方面の灘区役所の停留所に止まってJR六甲道に行き、それを体験してから三宮に出る予定だったのですが、今回は先ほど見かけた急行1のニューエアロスターが気になるとのことで水道筋3で下車しました。感じとしては南北とも乗客が結構いて新設の意味があるように感じました。

 対抗の歩道に渡って急行1系統を待っていると、見事に先ほど見かけたニューエアロスターが折り返して戻ってきてくれました。路線再編で廃止予定の急行1系統、しかも古いバスが多用されているこの路線でニューエアロスターが入るのもそう多くないでしょう、と言うことで早速乗車しました、急行1は以前阪急王子公園までは90番台系統と同じように走るのですが、途中の停留所を一部とばしていきます。今回は急行区間が終わった後からなので、急行は体験できませんでした。阪急王子公園からは阪急の高架としばらく併走する主要道路を道なりに進み、加納町の交差点を三宮方面に下って地下鉄三宮駅で下車しました。乗客も結構いました。バスを降りた私たちは気がつけば珍しい光景とばかりに一斉に写真撮影に走っていました・・・。またまたすみませんでした、運転士さん、乗客のみなさん。

運用に入っていた急行1系統ニューエアロスターです。
仮に見せていたため、この写真はデータがなくなってもHPサーバに残っていました。

 ここでピカチュウ電鉄社長さんとお別れになり、残った人たちで三宮駅前のバス停まで歩いていってボンネットバスに乗車することにしました。バス停で急行ライナーさんと合流しました。ボンネットバスは、6月24日より10月1までの土休日に100円(カード類や福祉乗車証も使えませんでした)で運行されていまして、三宮駅から元町大丸、旧居留地、市役所を経由して三宮駅に戻ってくるという循環路線です。買い物客や観光客の足として機能するほか、ボンネットバスの懐かしさで乗車される方もありますね。ボンネットバス自体はトラックをベースに復元したものだそうで、従来は白ナンバーをつけていたのですが、今年の4月頃営業ナンバーに付け替えたようです。

 三宮駅前のボンネットバス乗り場は一番東の6系統のバス停と同じ位置でした。バス停でいろいろお話をしているとボンネットバスが到着しました。さすがに古い年代のバスを復元させたこともあってステップの高さは結構ありました。足の不自由な方などは補助者がいりそうですね。乗客を乗せてバスは発車。西方面に進んでいきますが、車の多さと駐車待ちの列もあって少し時間がかかる感じでした。三宮のセンタープラザをすぎて先の交差点を南に進んでウオッチマン前を通り再び大丸が見える交差点を西方面に進んで大丸にやってきました。大丸を周回する形で南、東と進路変更をし、旧居留地を走って京町筋を北に入り、行き当たりの交差点を東に進んで国際会館の見える交差点で再び北に入って三宮駅前の停留所、乗り場の反対側の道路に到着しました。トラックを改造しただけあり、乗り心地は少しよくなかったのではと思いますが、これも仕方ないでしょうね。一方通行の狭い道を進んだり、ギアポジションが反対だったりして、運転も大変だったのではと思います。乗客ですが、買い物目的で大丸のある元町1丁目で乗降客があるもののほとんど1周する人が多く、乗客も少ない感じでした。インパクトに欠けていたのかもしれませんね。ちなみに、下車時に記念乗車カードをいただきましたが、結構いいサービスのように感じました。

 これで、当日予定していた行程は全て終了しました。

 

6.その後、あとがき

 三宮そごう前に到着した私たちでしたが、34系統魚崎回りさんとその友人さんはそのまま解散となり、もう1度渦森台経由で帰宅されたということです。その後、残りの方で三宮のオフ会で使う場所に行き、軽くお話会を済ませて18時前に解散となりました。

 今回は、乗車するバスの関係で、かなり早くからのバス乗車となりましたが、それなりに開催する意味は強かったと思います。今回、同じ30番台系統ながら以前にかなりの乗客を巻き込んで迷惑をかけてしまった32系統は入れませんでしたが、これはある意味これでよかったのかもしれません。今回のように、特定のエリアを中心に攻めるオフ会もたまにはいいかなというのが感想です。

 ご協力ありがとうございました、お疲れさまでした。

 

 

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