実施日：2000年９月16日（土）

　参加者：にしふたみさん、ネコちゃんさん、millさん、バカボンさん、よしくんさん、私（あっきー）の６名

　内容
　５月に実施した近郊区間乗車オフの第２弾がいつ実施できるかと思ったのですが、ちょうど王子動物園にパンダが来所した記念で地下鉄、市バス（シティーループを除く）全線で使用できるパンダフリーチケットが発売されました。今回はこれを利用してオフ会を開くことにしました。

　時期も少し悪かったのか、参加者は少な目になりましたが、感じとしては良さそうでした。集合場所はパンダフリーチケットを購入しやすい三宮としたのですが、結局参加者全員がさきにパンダチケットや神戸エリアのスルッとKANSAIエリアで乗車できる神戸1dayチケットを持っていました。まあ、三宮集合は集まりやすいですけどね。

　今回もルートをあらかじめ決めて行くことにしていましたが・・・詳しくは後ほどと言うことで・・・。最初は５名でスタートしました。

１．北区路線乗車　

　最初は北区の路線乗車としました。三宮集合と言うことで最初は急行64系統と66系統の選択肢がありますが、今回は急行64系統を選びました。と言うことで、集合場所のJR三宮駅から三宮駅のバスターミナルに移動し、急行64系統に乗車しました。やってきたバスは・・・。今年の５月15日より導入されて急行64系統を中心に運行しているロングバス、通称「流星号」です。このロングバスは、普段神戸市で導入しているバスよりも車体が50cm（座席で言うと１座席分）長くなっています。でも、神鉄バスと同じ車体のものだそうですが・・・。このロングバス、流星号という愛称があるとおり、車体の塗装が変更になり、青色を基本に神戸北町のイメージ、流れ星をあしらったものとなっています。この色には賛否両論があるようですが・・・。

　バスは、三宮駅ターミナルを出発しましたが、今回は時間帯が時間帯ということもあり乗客はいませんでした。地下鉄三宮駅を経由した後は、ノンストップで新神戸駅前まで行きます。今回は以前の渋滞ルートを通らずに、通常の加納町の交差点を右折して東に進んでから北進して新神戸トンネルに入場しました。新神戸トンネルの入り口手前に、新神戸駅前の停留所があって、乗客扱いの後、新神戸トンネルを走ります。こちらは、スピードもあまり出ているような感じもなく進んでいきました。新神戸トンネルを抜けて北区箕谷の住宅地が見えてバスは箕谷駅に到着しました。

　箕谷駅からは158系統に乗車です。158系統は箕谷駅から神鉄の西鈴蘭台駅を経由してしあわせの村に行く路線で、神鉄バスと共同運行となっています。ただ、この運用は午前中神戸市バスで午後からは神鉄バスとはっきり別れているところが特徴です。

　到着したバスはこれまたロングバスです。基本的には29系統、64系統、158系統と同一に扱われているようで、ロングバスもこれらの系統に入ってくるようです。今回は見事にロングバス乗り継ぎとなりました。ちなみに、箕谷駅の158系統の乗り場はバスターミナルから少し離れた狭い道のところですが、この場所も何とか考えて欲しい感じが・・・。バスが発車して神戸北町の街並みを横目や下目に見ながら走っていき、その後泉橋、北五葉と進みます。この間でも結構乗降客がありロングバス投入の効果が表れている感じです。北五葉からは今まで道なりに進んでいた道から右に入り、北五葉の住宅街を走るようになります。その後、一度西鈴蘭台駅のターミナルに入ります。ちなみに158系統はしあわせの村方面のみターミナルに入り、箕谷駅方面は道路側にあります。しあわせの村方面の停留所は、西鈴蘭台駅からしあわせの村を経由して神戸駅に行く150系統と共通の停留所となっています。その道中、北五葉２で一度millさんとお別れになりました。西鈴蘭台駅を出発し、交差点を右折して南五葉、星和台を通って、南口ゲートよりしあわせの村病院前に到着しました。

　しあわせの村病院前からは今度は120系統で名谷駅に行きます。今回も土休日と言うことで一部分のリフトバスでないバスに乗車します。以前はニューエアロスターでしたが、今度はエアロスターの最終組のバスでした。しかし、この局番号は75系統の須磨区役所路線に入っているはずなのですが・・・。先ほどと同じように南口ゲートよりしあわせの村を出て、ひよどり台方面に進みます。ひよどり台の住宅地を通って西神戸有料道路に入って板宿、三木方面の方に進み、有料道路が過ぎて白川ランプを下りて落合団地前の停留所を通って名谷駅の方面に行きます。こちらの方はほとんどしあわせの村〜ひよどり台の乗客を名谷駅に運ぶ役割があるので、ほとんどのお客さんは名谷駅まで乗車していました。

　以上で、北区の路線乗車は終了ですが、三宮から箕谷、しあわせの村を経由して名谷駅に行くのにバスで２時間もかからないのですから考えたら結構早いのかもしれませんね。まあ、地下鉄などを利用する方が確実に早いですけど・・・。

２．伊川谷方面路線乗車

　次は、以前の乗り回しでは回らなかった主に伊川谷駅を通る路線を堪能することとしました。

　まず最初は、伊川谷駅に出るために地下鉄に乗車します。パンダフリーチケットは地下鉄も利用できると言うこともあって、こちらもチケットで行くことができます。到着した電車は1000形1103Fで地下鉄開通当初からある車両の１つです。VVVFの改造工事を受けた車両です。地下鉄とはいえ、名谷から西神方面は地下部分を通らず高架橋を走るところが多くなっています。６分ほどで伊川谷駅に到着しました。ここからバスターミナルまで歩くのですが、付近の道路が整備中ということもあって結構距離がある感じがします。途中には停留所の名残もありましたし・・・。このあたりからそろそろ天気も危なくなってきて、今後の予定をどうするか考えないといけなくなりました。で、この駅は周りの風景が結構のどかでいい感じです。

　伊川谷駅に到着して、よしくんさんと合流の後57系統に乗車です。57系統は学園都市駅から伊川谷駅を経由して神戸学院大学に行く路線で、神姫バスと共同運行となっています。ただ、神姫バスは神戸学院大学からさらに免許試験場を経由して明石駅まで行くのですが・・・。この57系統、経由地が２つあって１つは伊川谷連絡所を経由するもの、もう１つは池上中央公園を経由する路線となっています。最初は伊川谷連絡所を経由する路線に乗車します。

　やってきたバスは結構新しめのバスでした。伊川谷駅を出発したあたりからポツポツと雨が降り始めてきました。伊川谷駅から南の方面に進んでいき、第２神明北線の高架も過ぎて池上５丁目の停留所に進みますが、ここから経由地の異なると言うことで今回はさらに南に進んでいき、伊川谷連絡所を通り、先の交差点を左折しました。ここからはショッピングセンターを横目に走りながら進んでいき、突き当たりの交差点を左折して神戸学院大学に到着しました。走行風景はのどかな場所あったり住宅地が並んでいるところありで変化に富んでいて、また途中には急な坂もあったりして路線的にも楽しめました。

　折り返しのバスを見送って次のバスに乗車です。今度は先ほどと経由地が異なって池上中央公園を経由し、最終到着地も伊川谷駅を通過して学園都市駅まで行く便です。先ほどと同じようにバスは進んでいきますが、経由地が異なるこの便ですので、途中の電気店がある交差点を右折することになります。右折して池上の住宅街を通った後に待っていたのはちょっとした急カーブですが、それほどでもないのでバスもちょっと徐行して進んでいきました。で路線が再び合流する交差点を右折し池上５丁目の停留所から伊川谷駅の方面に進んでいきますが、このバスは伊川谷駅のターミナルに一度立ち寄って学園都市駅まで進みます。伊川谷駅では一度降車扱いをしてから乗車の停留所に向かう様子がうかがえます。バスターミナルから再び北に進み、大山寺小学校付近から学園都市駅にはいるために交差点を右折します、このあたりも郊外と言うこともありのどかな風景が広がっています。交差点を曲がるとまたまた少し急な坂を上って大学が集まっている学園都市駅に到着しました、20分少々のこのバス路線ですが経由地もいろいろあって楽しめる路線ではないでしょうか。

　ちなみにこの57系統は伊川谷駅止まりのものも結構ある様子です。また、学園都市駅〜伊川谷駅では地下鉄200円に対してバスで行くと時間がかかるにしても190円と10円ですがお得になります。妙法寺駅〜名谷駅の73系統でもそうですが地下鉄で２分かバスで景色を堪能しながら９分かかるのとどちらがいいでしょうかと言うことかもしれませんね。でも、普通は地下鉄になりますよね。

　ここで、よしくんさんとはお別れになり、代わりにmillさんと再び合流となりました。

　次は、朝霧駅に出ると言うことで50系統に乗車します。以前の50番台乗車オフの時では見事に乗車できなかった路線ですので、今回が初めてとなります。50系統は学園都市駅と朝霧駅を結ぶ路線で、50番台の路線としては後にできています。地元住民の要望で新設されたとか・・・。実際その通りバス停には結構乗客が並んでいましたけど。さて、そのバスを待っている最中にノンステップバスの方が少し気になっていました。

　やってきたバスは去年のバスでアイドリングストップ機能付きですが、アイドリングストップはされていなかったような・・・。学園都市駅を出ておきまりのコースで垂水警察署の交差点に到着し、右折することになります。このあたりは学園都市駅から多聞団地を経由して舞子駅に行く54系統と似ていますが、50系統は多聞団地に寄らずにそのまま大門橋の方へ進んでいきます。大門橋には一番早くに行くことのできる路線になっています。その後西岡橋のバス停には行かず、直前の交差点を右折します。この後は、カーブのある急な坂道に入ります。道もやや狭くて走行が大変そうでした。その道も終わって、明舞団地付近を南下して朝霧駅に到着するのですが、この道は十分広くて走りやすそうな路線でした。と言っている間に終点の朝霧駅に到着しました。

　朝霧駅からは58系統に乗車して再び伊川谷駅に戻ります。58系統は朝霧駅から神陵台、伊川谷高校までは神戸市交通局、山陽電鉄バス、明石市交通部３社共同運行の55系統と同じですが、そこから先の伊川谷駅まで行く路線です。伊川谷駅までの需要はどうかは分かりませんが、整理券発券機のついていない垂水営業所の代わりに58系統として近郊区の運用にどんどん入る西神営業所のバスが入ってくるのでしょうか？。ちなみに、55系統のうち山陽バスと明石市バスは伊川谷高校まで走行する形となっています。垂水地区ともなると、山陽電鉄バスの共同運行もあるので、神戸市バスの回数券カードよりは、共同路線用の回数券が販売されていて、そちらの方を利用する方が多いのでしょうが、回数券カードに関しては、58系統は近郊区路線であるため、乗車時にもカードリーダに通す必要があります。同じ路線を走るこの煩わしさは、他のところでもあり得る話ですが、ここではもう１つ複雑な事情がありまして、58系統は両替方式、55系統は釣り銭方式になっています。これは、降車時の話なのですが、釣り銭方式は1000円札を投入すると800円お釣りが来るようになりますが、両替方式はただ両替されるだけとなります。まあ、整理券方式ですから致し方がないのでしょうが・・・

　来たバスはもう古い部類に入るバスなのかもしれません。58系統は55系統の乗客の需要もあるので、かなりの乗客を乗せて出発しました。先ほどと同じ道をずっと進んでいって乗客の流動がままあって神陵台に到着。このあたりでかなりの乗客が降りていきました。その後、神陵台から伊川谷駅の方に行きます。伊川谷小学校を越えると、少しのどかな風景が現れ始めます。その後、明石海峡大橋開通と同時に開通した国道２号線バイパスに入り交差点を前に乗車した57系統と同じ路線に出て伊川谷駅に到着しました。神陵台を出ると、バスの料金がどんどん上がっていって、整理券なしの場合ですと終点の伊川谷駅の時には360円となっていました。

　さて、ここまででこのあたりの路線乗車は終わりになりましたが・・・。続きは次の章と言うことで・・・。

３．予定変更、そして・・・

　伊川谷駅から地下鉄で西神中央駅に出て昼食後12系統で五百蔵行きを予定として考えていましたが、やはり強い雨が降り出したこともあって、今回は取りやめにしました。代わりに少し気になった53系統ノンステップバスに乗車することにしたのですが・・・。

　五百蔵に行く予定を変更して53系統のノンステップバスに乗車することにしました。と、言うことで最初に地下鉄で学園都市駅に出ます。来た電車は今年のペイント電車でした。オフ会でこういうものばかり当たってしまうのも何というのか・・・。バカボンさんとは電車の中でお別れになり、私たちは学園都市駅で昼食としました。これまたノンステップバスの発車と格闘しながら高速で食べるという状況になってしまいましたが・・・。でも、結局間に合わなかったですけどね(^^;。

　後を追いかける形で51系統の山陽バスを利用することにしました。山陽バスはパンダチケットが使えませんので200円を現金払いとなりました。51系統の解説は第２回オフ会の解説を参照と言うことで割愛させていただいて、本来なら結構早くに到着できるのでしたが、途中第２神明高丸インター付近で渋滞に巻き込まれて舞子駅の到着が遅れてしまう形となってしまいました。舞子駅に到着すると同時にノンステップバスが出発・・・。考えたら西舞子２丁目で乗り換えても良かったのかも・・・。

　またまた後を追いかける形で53系統の山陽バスで学園都市駅に向かいました。53系統の解説も第２回オフ会を参照と言うことで、こちらはスムーズに学園都市駅に到着することができました。

　学園都市駅でやっと追いついたノンステップバス、でも今度は53系統本多聞７丁目止まりという便でした。でも乗車して終点まで行き何とか気になることも解決しました。その後反対側の53系統に乗車しました。

４．その後、あとがき

　今回は学が丘で下車をし、近くのファミレスでお話会としました。別に学園都市でもよかったのですが、少しいろいろありまして・・・。お話会でゆっくり話をした後、名谷駅まで山陽バスで出るか、学園都市駅までバスに出て地下鉄に乗り継ぐか考えたところ、学園都市駅に出ることにしました。学園都市に出て、にしふたみさんと分かれた後、地下鉄で名谷駅でいったん下車し、最近オープンした店を見に行って帰りました。

　今回は、前回ほどではないにしても、ロングバスの乗り継ぎや、同じ系統番号でも経由地が異なる路線を１度に堪能する事ができました。五百蔵に行くことはできませんでしたが、これはまた別の機会ということにしたいと思います。

　ご協力ありがとうございました、お疲れさまでした。

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