実施日:1999年11月3日(水、祝)
参加者:にしふたみさん、てふてふさん、Omiyaさん、私(あっきー)の4名
内容
10月17日の正雀工場レールウェイフェスティバルの話し合いで、神戸市バス25系統に是非とも乗車しようと言う話になり、今回企画しました。時期が少し悪いのか、値段が少し張るのか、少し少ないようでした。今回は、今までと少し書き方を変えて書きます。
1.神戸市バス25系統乗車
行程 |
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発車時刻・場所 |
乗車路線 |
乗車バス |
到着時間・場所 |
料金 |
10:20 三宮駅前 |
神戸市バス |
(松)954 |
10:53 森林植物公園 |
530円 |
11:27 森林植物公園 |
神戸市バス |
(須)330 |
11:53 三宮駅前 |
530円 |
集合場所は、10:00阪神三宮駅前、そごう側改札口にしました。乗車停留所に近い方ということで・・・少し遅れてそろったところで、25系統の乗り場へ行きました。三宮駅前の停留所は、季節便と言うこともあり、他の系統とは少しはずれています。当日がすばらしい天候と言うこと、季節的にも良い時期でもあり、すでに何人もの人が集まっていました。実際、バスが来るまでに列が長くなっていました。
25系統は、松原営業所と須磨営業所が担当していまして、到着したバスは(松)954でした。25系統は神戸市バスで唯一残っているツーマン運転の路線です。ただ、きちんと案内放送も通常のバスと同じですし、車掌さんはバスが行きにくくなったときなどの手助けをする役割があるようです。乗客も多いため、車に酔いやすい方などはさけた方がいいと言われている最後部に陣取りました。結局少し立ち席もあった状態でバスは出発しました。三宮の交差点を右に曲がり、加納町から中山手方面へ行きます。山を登る手前は、中山手3のみ止まります。その後、異人館付近を西に走り、再度山ドライブウエイに入りますが、そのときに大竜寺の説明が放送されていました。最後には「では、参上までの間、変わる景色をご覧下さい」という放送で締めくくっていました。ドライブウエイは山道と言うこともあり、道が狭い上に急なカーブも多く、運転手さんも大変だと思いました。近郊区間に設定されている理由もわかりました。大竜寺などで若干降りる客がいましたが、ほとんどの人は終点、森林植物公園で降りました。神戸市バスのカードリーダはスルッとKANSAIカードの読みとりに関しては少し難があるようで、エラーを起こしているケースが数回ありました。最後には現金の人を優先的に降ろす光景もあって・・・
その後の行程を考えていなかったので、検討しました。山を歩いて別の登山バスに乗車する、もう一度25系統で下山する、北鈴蘭台行きの無料バスを利用するなどが考えられましたが、須磨営業所のバスが来れば25系統で下山、そうでないなら北鈴蘭台行きのバス(11:45発)で行こうと言うことになりました。北鈴蘭台のバスは1時間に1本、満員の時は増発はなしで、歩いて降りて下さいという、何というか・・・森林植物公園は結局入りませんでしたが・・・11:07発の先ほどのバスを見送るとすぐに次のバスが来ました。次は須磨営業所の(須)330のバスで、これで下山することにしました。でも、バスを見送ってすぐ次のバスに乗る光景は怪しいかもしれませんが・・・須磨営業所のバスの近郊区間路線は61系統とこの25系統だけですが、61系統は専用バスがありますので、25系統には一般バスで近郊区間路線対応の装置がついているものに限られます。今のところ確認したバスは301、330、331で、ツーマンの25系統ということでカードリーダのみついていて、整理券発券機はありません。ちなみに、この3台は全て平日に5系統に入っているバスでもあります。11:27発のこのバスでは途中の乗客もいましたが、途中の乗客に対して、車掌さんが整理券を配る光景がありました。ツーマンならではの光景でしょうね。ちなみに、松原営業所のバスですと、近郊区間路線にワンマンの17系統があるため、整理券発券機もついています。二本松から再度山ドライブウエイを下山するときは、今度は神戸についての放送がかかっていました。他のところから来られた方のためなのでしょうが・・・下山後は同じように中山手3と三宮駅前に停車します。三宮駅前には11:53到着でした。その後、費用もかかっているので最近よく立ち寄るダイエーのフード店で昼食にしました。しかし、ここは融通が利くので使いやすいですね。
2.衝原へ移動
行程 |
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発車時刻・場所 |
乗車路線 |
乗車バス |
到着時間・場所 |
料金 |
13:10 三宮駅前 |
神姫バス |
(三)2858 |
13:38 衝原 |
620円 |
14:12 森林植物公園 |
神戸市バス |
(中)592 |
14:31 箕谷駅 |
340円 |
昼食の合間に、行程を検討していましたところ、神姫バスで衝原(つくはらと読みます)に出る案が出て、とりあえず時間を確認しに行くことにしました。神姫バスのターミナルはJR、阪急の高架下にあります。この便は三宮から新神戸トンネルを経由し、箕谷から衝原、グリーンピア三木を通って神姫バスの三木営業所に行くという1日数本しかない珍しい便だそうです。さて、ここで少し行程についていろいろと出てきました。衝原で下車するか、三木営業所まで行くかなど。若干1名、経済的に苦しい方がいらっしゃいましたので、今回は衝原で下車し、111系統を利用することにしました。三木営業所〜三木鉄道は別の時にでも・・・(急行ライナーさんところの合同オフでもいいですし)さて、神姫バスの三宮バスターミナルは、三田方面や篠山、西脇、淡路方面への高速便もありますが、乗車案内は時間直前にLED表示器に出てきます。私たちは三菱の中型バスで行くことになりますが、乗客は私たち4人だけ。ちなみに、このバスは2段窓、しかもフィンガーコントロールシフトでなく、神戸200番のナンバーがついているので、私は一瞬転属と勘違いしていましたが、98年の新車だそうです。
バスは、13:10に発車。実に3台ぐらい同時発車でした。このバスは、箕谷までは神戸市バス急行64系統と同じようなコースですが、新神戸トンネルに入るまでに、急行64系統は地下鉄の駅前を経由する関係で一旦西にコースを取りますが、神姫バスは、国道2号線を東に走って北上するコースを取ります。ちなみに、新神戸駅はトンネルに入る手前にあり、少し驚きました。神姫バスは乗車のみの扱いですが、ここでも乗客はいません。新神戸トンネルを通過したバスは、神戸市バスが停車する箕谷停留所を通過し、111系統でも走るコースに突入します。ここは若干ながら狭い道から、さらに車線が狭い脇道に入っていきます。この路線は、脇道から乗客を拾い上げる路線のようです。途中一旦通過した道路との交差点に出ますが、バスは直進し、脇道を引き続き進んでいきます。再び戻るのは丹生神社前あたりからです。ここからは衝原を通って三木まで神姫バスは行きますが、衝原で待っていた釣客1名と入れ替わりで出発しました。ここまで、620円ですが、実は三木までも690円で行けてしまいます。それで、三木鉄道ルートが思いついたわけですね、はい。神姫バスは、スルッとKANSAIカードが使用できずに、現金払いとなりました。衝原でバスの時間を調べると、若干余裕があるということで、衝原湖と千年家の外観をみて、近くの喫茶店で少し休憩。神戸市バスの路線再編の話もありましたが・・・
そうこうしているうちにバスが到着したようです。バスは(中)592で、最近の111系統は有野操車場担当の代わりに中央営業所のバスが入るようです。ここも近郊区間で、箕谷駅まで乗ると340円かかります。バスは14:12に発車しました。少し気になることもありましたが・・・先ほどの神姫バスと同じルートで箕谷駅まで行きますが、途中、大型バスでは少し対向車とのすれ違いに苦労しそう、路上駐車などしていれば大変な感じでした。バスは14:31に箕谷駅に到着しました。ちなみに、運行スタッフは29系統の一部のようでした。
3.鈴蘭台経由で神戸駅へ
行程 |
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発車時刻・場所 |
乗車路線 |
乗車バス |
到着時間・場所 |
料金 |
13:51 三宮駅前 |
神戸市バス |
神鉄バス912 |
15:11 西鈴蘭台駅 |
310円 |
15:27 西鈴蘭台 |
神戸電鉄粟生線 |
1064+1073+1123F |
15:29 鈴蘭台 |
170円 |
15:35 鈴蘭台 |
神戸市バス |
(須)360 |
16:08 神戸駅南口 |
430円 |
箕谷駅から先の行程を検討しました。急行64系統で三宮に降りるのも単純だし、神戸電鉄で鈴蘭台まで行っても61系統で降りるのに余裕がありすぎるし・・・と、考えていると158系統で西鈴蘭台駅まで行き、神戸電鉄で鈴蘭台に戻って61系統で降りると良い感じになるようでしたので、そのルートを取りました。158系統は14:51発で若干余裕があるということで、箕谷駅付近の陸橋で少しバスの写真撮影を行い、158系統に乗車しました。158系統は神戸市バスと神鉄バスの共同運行ですが、午前中は神戸市バス、午後は神鉄バスが担当しています。神鉄バスは来年にスルッとKANSAIに参入するそうで、今回は現金での乗車です。神鉄バスは阪急バスの流れをついでか、西工+三菱エンジンのバスです。停留所にバスが到着しますが、ターミナルとは少しはずれている道路のところに停留所があり、狭いので、結構ぎりぎりに来るという状況でした。14:51にバスは発車し、2車線の道路に出ました。しばらくは北進のニュータウンを走っていきます。途中、日の峰1でショッピング帰りの乗客が多かったですが、徐々に降りていっていました。バスは、大原中学校を通ってから五葉の方に入りました。途中で、家に通じる入り口と、てふてふさんが教えて下さいました。ちなみに、てふてふさんは北五葉2か3が最寄り停留所だそうで、17時台で終わってしまう158系統ではあまり利用しづらそうです。西鈴蘭台駅は12:11到着ですが、乗車予定の15:12発神戸電鉄は乗り遅れる結果となりました。次の便でも問題なしですが・・・料金は310円でした。西鈴蘭台では、神鉄バスが3台並ぶ光景が見えました。他にも神鉄運輸サービスのバスも見ましたが・・・
と、言うことで15:27の新開地行き準急で鈴蘭台まで行きます。西鈴蘭台駅は、始発の関係もあり、1、2番線は折り返し専用のホームで、粟生方面は3番線のみ使用されています。到着した電車は、新開地より2両が1064+1073の非冷房車両で、他が1121Fの冷房車両の5両編成が来ました。電車は複線化の予定されているところを通過しますが、これから先、ここの複線化はどうなるのでしょうか。鈴蘭台には15:29到着で170円です。2駅間では少々高いかもしれませんが、山岳鉄道を考えると仕方のないことかもしれません。鈴蘭台駅では、すずらんカードの販売を駅員さんが行っていました。まだ3枚セット記念台紙付きが売られていました。
鈴蘭台では61系統がすでに待っていて、乗客も結構いました。待機していたバスは、1日数本の湊川公園経由の臨時61系統扱いの路線ですが、正面の方向幕からではわかりません。今回は(須)360のいすゞ車V8でした。この路線も近郊区路線なので、整理券発券機、カードリーダが設置されています。さらに大型料金表もあります。また、このバスは正面の白色部がオレンジ色に塗装されている、61系統専用になっています。理由は後ほど・・・
さて、15:35に鈴蘭台を発車したバスは、狭い山道を登っていきます。対向車とのすれ違いも大変そうでした。山を登った停留所あたりから降りるお客さんが出てきました。急勾配の山道を登るのが大変と言うことで、そのような乗客もいるとのことです。水源池を過ぎたあたりから、国道428号線の有馬街道を南に行きます。このあたりは、バスの便が頼りというてふてふさんの説明がありました。特に、水呑あたりは、バス停までが20〜30分というところらしくて・・・わたしの家はまだましかもしれません。高座金清橋あたりから、この系統の特徴とも言える路線になっていまして、対向車線の通り抜けでも結構厳しい狭い山道路線、急カーブも多く、運転手さんも大変そうです。この路線は、61系統の他、神姫バスも通るのですが、すれ違いも結構大変なようです。また、神戸市バスが近づくと、対向車線を走る車にバスの接近を知らせる、バス接近装置を感知させるための装置が、61系統専用のバスには付いていまして、その装置は前の方にあるそうです。接近装置で動作すると、対向車線側にバス接近中の表示が点滅します。で、先ほどのオレンジ色の塗装は対向車の視認性を上げるために、警戒色塗装をしているのです。この路線は、長い間ツーマン運転が残っていた区間でもあり、いろいろと大変な路線であることが認識できました。一度バスは国道428号線と合流しますが、交差点を直進し、また狭い道路へと入ります。この道路は時間を区切って一般車の進入ができなくなっています。狭い道を通り抜けるこの路線も、再び国道428号線と合流し、平野に到着し、平野から一旦西方に進路を通って湊川公園、新開地を経由して神戸駅南口に到着しました。430円でした。神戸駅南口では、白川台行きの神姫バスがいましたが、乗客もそこそこいましたので、今回はパスしました。
その後、よく行く新開地東口のファミレスまで歩いてお話会の後、解散しました。
今回は、結局滅多に乗車することのできない路線ばかり乗車しましたが、近郊区になるくらいの理由は納得でき、充実した1日を過ごすことができました。ちなみに、今回の交通費は2930円、北区の路線バス探索も結構痛い感じがします。まあ、今回はスルッとKANSAIカード使用も探索できたので、それはそれで良いのですが・・・でもこのコース、どなたさんかが聞かれるとうらやましがるコースばかりだったのではと言うのが、参加者の間で話題に上がっていました。
ご協力ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。