システム --- system

■システム解析
バーチャファイターとは バーチャというゲームの醍醐味
攻撃/ガード 属性などの基本的事項の説明
移動/ARM 今回導入されたARMとは
重さ 相手によって追撃を変える必要あり
├避け 
├壁 
├起き上がり 
├受け身 
├当て身 
├捌き 
├打撃効果 
├投げ 
投げ抜け 投げ抜けでダメージ軽減
└ステージ 


  バーチャファイターとは


 バーチャファイターというゲームは、有利な状況から一転して不利に、またはその逆など、迅速で的確な対応が必要とされるゲームである。また、このゲームの特徴として「読み」と言われる 相手の行動をある程度予測する ことに重点が置かれている。その「読み」は、試合開始からからKOまであらゆる状況で必要とされ「読み合い」に勝つことによって勝利を収めること出来る。かんたんに言えばジャンケンのようなもの。相手が次に何を出してくるか予測し、それに勝てるもので勝負する。もちろん運の要素もあるが、このゲームほど読みが必要とされそして相手との力の差がはっきり出るゲームはないだろう。それがこのゲームの醍醐味である。



  攻撃/ガード


 バーチャファイターにおける攻撃の種類は、大きくわけて二種類。打撃技と投げ技である。それぞれ上段・中段・下段の属性があり、それに対応したガード方法もある。まずは下の対応表を見てもらいたい。

  相手立ちガード 相手しゃがみガード
上段攻撃 ガードされる スカる。技が当たらない
中段攻撃 ガードされる ヒットする
下段攻撃 ヒットする ガードされる
上段投げ 投げれる スカる
下段投げ スカる 投げれる

 赤色で表示されているところが、相手にダメージを与えられるポイントである。 つまり立ちガードしている相手には、[下段攻撃] 又は [上段投げ]、しゃがみガードしている相手には [中段攻撃] 又は [下段投げ] を出せばいいということになる。ただ投げに関しては [投げ間合] まで近づく必要があり、近づいている間に相手に反撃される恐れがあることに注意したい。これらの技を相手の状態を見てから出すことは非常に難しく、ある程度予測してこれらの技を出していくことになる。相手がしゃがむと思ったら中段攻撃を、立ちガードだと思ったら投げ・・・・など。また、確実に技が当たる場面も存在し、相手のスキの大きい技をガードした場合や、避けなどでスカした場合などがこれにあたる。確実にダメージを奪える場面ではキッチリダメージを与えることが勝利への近道となる。


  移動/ARM


 キャラクターは、レバーを左右にいれることによって前後に移動出来、下方向へ入れるとしゃがむ。[→→] 又は [←←] と素早く入力することで、ダッシュが出来る。相手との距離が離れているときに [→右長く押す] と入力することで走る。斜め下方向に素早く二回入力 [右下右下] 又は [左下左下] すると しゃがみダッシュ が出来る。 各種ダッシュは、相手との距離を一瞬で詰めたり間合を取ったりと対戦中において必要不可欠なので、どのような状況でもすばやくだせるように練習しておくべきだろう。特に前方向のしゃがみダッシュは、しゃがんでいるという性質から、投げと上段攻撃をかわしつつ相手に接近出来るため、ただのダッシュで近づくよりこちらを使うようにしよう!ちなみにしゃがみダッシュは [↓右下右下] というコマンドでも出すことが出来る。
 そして今作より導入されたオールレンジムーブ[ARM]という移動システム。レバーを上方向に入力しつづけることによって、奥や手前に移動することが出来る。一度入力した後は、レバーをニュートラルに戻さない限りは移動し続けることが出来る。例を挙げると、 [右上] に入力しつづけた場合、相手の周りを時計回りに回り、そのまま [右下] に入力を切り替えると今度は反時計回りに歩き始める。始めから手前方向に移動したい場合は [↓↓] と素早く入力しよう。この[ARM]はほとんど避けのような性能はないので、技を交すのには絶対に使わないほうがいい。
 [移動系 コマンド表 ※1P時]
右長く押す 右に歩く(前進) →→ ダッシュ
左長く押す 左に歩く(後退) ←← バックステップ
奥に避ける※後術 →長く押す 走る
手前に避ける※後術 右下右下 しゃがみダッシュ
左上長く押す 左奥へ歩く 左下左下 バックしゃがみダッシュ
↑長く押す 奥へ歩く 下長く押す 手前に歩く
右上長く押す 奥へ時計回りに歩く



  重さ


 バーチャファイターでは、各キャラそれぞれ[体重]が設定してあり、大きく分けて軽量級・中量級・重量級に分けられる。この重さの違いによって同じ技を当てた場合でもキャラによっては追撃が入らなかったりする。具体的にどのような違いが出てくるのかというと

■移動スピード
■浮かせ技ヒット時の浮きの高さ
■技ヒット後の距離
軽量級   葵 パイ サラ ベネッサ
中量級   リオン シュン カゲ レイ ラウ ジャッキー アキラ
重量級   ウルフ ジェフリー

 なとが違う。まずスピードだが、ほとんどプレイしている上では気にならないが歩く[右長く押す]行動をしたときに、体重が軽いキャラの方がほんの少しだけ移動スピードが速い。ダッシュに関しては全キャラ同じ速度のようだ。次に浮かせ技ヒット時の浮きの違い。これは膝などヒットすると浮いてしまう技を喰らったとき、体重が軽いキャラほど高く浮いてしまう。つまり空中の無防備状態の時間が長いということになる。体重が軽いキャラを使っている場合は特にこういう浮かせ技には気を付ける必要があるだろう。最後に技ヒット後の距離だが、体重が軽いキャラは、技をガードした場合など大きく後ろに下がってしまうので、次の技がスカってしまうという状況が出てくる。白虎双掌打など相手を押し出すような技の後にこういう事態が起こるので、そういう技を出す場合は注意しよう。

 余談だが、今作ではどうかわからないが、過去のデュラルの体重は220`でした。重すぎるんで当然全然浮きやしねー(-_-メ;)



  避け


 レバーを [↑] 又は [↓] に短く入れることにより、避けという動作が発生し、↑なら画面奥へ ↓なら画面手前へと軸をずらして移動する。相手の直線的な打撃技にあわせてこの動作をすると、打撃を完全にかわせる[ジャスト避け]という動作に切り替わる。[ジャスト避け]は、各キャラ掛け声を発するとともに、一瞬で相手の側面をとることが出来る。



投げ抜け


 投げ抜けとは。相手の投げ技をノーダメージで回避できるテクニック。やり方は、通常投げ[P+G]の場合はこちらも[P+G]、コマンド投げの場合はそのコマンドの最後の方向と[P+G]となる。例えば、アキラの獅子抱月[右下P+G]を投げ抜けする場合は、投げ抜けコマンドは[右下P+G]となる。ウルフのジャイアントスイング[←左下右下→P+G]を抜ける場合は、投げ抜けコマンドは[→P+G]となる。
 そして投げ抜けコマンドを入力するタイミングは、非常に早いタイミングで投げられたとほぼ同時である。ある程度先行入力も受け付けているようで、投げが決まるタイミングの、前後0.3秒といったところ。ほとんど見てから反応するのは厳しいので、投げが確定で決まる技をガードされてしまった後などに、相手の投げを予測して投げ抜けコマンドを入力するしかないだろう。投げ抜け後は大抵の場合は抜けた側が有利になって おり、中には確定で技が決まる状況も存在する。投げる側は相手に抜けられないように多彩な投げを使わないと折角のチャンスを棒に振るうことになってしまう。
 ちなみに側面投げに関しては、相手が左右どちら側から投げを決めたかによってコマンドが違う。相手が自分から見て右側なら[→P+G]で相手が左側なら[←P+G]になる。画面を見て瞬時に判断しよう。

 一部のキャラが持っている下段投げも同じで、最後の方向とP+K+Gで投げ抜け出来る。ジェフリーのパワーボム[右下P+K+G]なら投げ抜けコマンドは[右下P+K+G]、マシンガンニーリフト[↓→P+K+G]なら[→P+K+G]となる。横下段投げも立ち状態の横投げと同様で[右下P+K+G]又は[左下P+K+G]と相手が左右どちらから投げを仕掛けたかで判断しよう。

 打撃ヒット後に追加入力で出るヒット投げと背後投げは投げ抜けすることが出来なく、背後投げに関してはver.Aなら投げ抜けは可能だった。キャッチ投げは、ごく一部だけ投げ抜け出来ないものがある。抜けられるものは、キャッチ投げが見えたらすぐに反応して投げ抜けを入力するようにしよう。壁投げは通常の投げと同じく投げ抜けすることが出来る。壁際の攻防では壁投げを狙ってくる相手が多いので優先的に壁投げを投げ抜けするようにしよう。

-- 全キャラ投げ抜け対応表はこちら --


 投げ抜けのなかでも特殊なものが存在し、通常の投げ抜けとは違う入力をしなければならないものが多数存在する。以下の表にまとめておいたので投げ抜け出来るようにしておこう。

【 特殊投げ抜けコマンド表 】
キャラ 技名 投げ抜けコマンド 補足
アキラ 順身翻胯−心意把[P+K] →G 特定のタイミング中に入力されていれば可
アキラ 順身翻胯−闖歩[↑]−靠山壁[P+K] ↑G 闖歩くらい中にガードモーション発生
アキラ 順身翻胯−闖歩[↓]−靠山壁[P+K] ↓G 闖歩くらい中にガードモーション発生
パイ 背身挑掌[→P+K+G] ※横下段投げ →P+G or ←P+G 側面投げと同様の投げ抜け条件
リオン 撲歩−翼進[↑]−落首双手[P+G] →P+G 側面投げと同様の投げ抜け条件
リオン 撲歩−翼進[↓]−落首断腿[P+G] ←P+G 側面投げと同様の投げ抜け条件
アオイ 綾手取り[↓P+K+G] ※横下段投げ →P+G or ←P+G 側面投げと同様の投げ抜け条件
ベネッサ 各種打撃−フロントスリーパー[→P+G] レバー&ボタン連打 3箇所の投げ抜けポイント
ベネッサ プリズンアームロック[←P+K or 左下P+K] P+G 成立直後と中間の2箇所の投げ抜けポイント
ベネッサ ライト(レフト)ハンドホールド−ホールドハイキック[K] 特定のタイミング中に入力されていれば可
ベネッサ ライト(レフト)ハンドホールド−ホールドローキック[↓K] ↓G 特定のタイミング中に入力されていれば可
ベネッサ ライト(レフト)ハンドホールド−ライトアームブレイカー[P+G] P+G 特定のタイミング中に入力されていれば可