人魚姫の恋


だって 好きだから



あなたといるから
私の世界は広がっていくんだ



「三歩下がって」あなたの背中を見つめるよりも
隣に立って あなたが見ているものを
同じように見れるといいよね



ごめんね
もう あなたしか見えない



あなたの家に行って
初めて見たあなたの姿が
私には 辛すぎて



あなたが辛いのなんて
本当は ずっと知ってる



「ごめんなさい」なんて
きっと 言えない



あの人が来るたびに
いなくなる私に
早く 気づいて



愛した人のために
消えていった人魚姫を
羨ましいと 思った



あなたがそこにいる
だから私が ここにいる



やばいな って思ってたんだ
やばいなって



日記に書けない恋なんて
するんじゃなかった



想いを告げるより早く
そこから逃げ出せばよかったんだよね





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