幸せの経過


キミとの約束までの最後の5分間が
なによりもずっと 長く感じるんだ



スキ?
スキダヨ
アイシテル?
アシテルヨ
冗談まじりの君の声が
一番好きな声



その声が好き
大きくて暖かい手が好き
広くて包み込まれる胸が好き
やわらかな笑みをたたえた
その優しい目が好き



あなたが煙草を吸う仕草に
なんとなく 憧れた



独りの部屋は
寒くて 淋しくて
たとえば あなたのこと
想い出したりも した



この5分間が 僕にとって
どれほど大切で
どれほど切ないか
君には わかるのかな



寒くて淋しい部屋には
独りでは いたくなくて



独りじゃ淋しくても
二人なら 大丈夫



君とずっと
一緒にいたいだけさ



幸せなのがいいね
幸せだと思えるのがいいよね



好きって想いだけで
すべてできればいいのにね



一緒に帰って行った二人を
少しだけ憎んだ夜



早くあなたに逢いたいね
電話を見つめて そんな言葉を呟いた





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