君のいる場所


独り占めできるのって
どんな感じ?



あなたの声が聞こえた気がして
振り向いてみたけど
あなたの姿は 見当たらなかった



淋しいって きっと
こんな 気持ち



君がいる場所と
僕がいる場所は
いつの間に こんなに
離れてしまったんだろうね



あなたに逢いたくて
ただそれだけで
ここまで来た私を
あなたは 笑ってしまうでしょうね



もう 帰ろう
そろそろ あの頃の二人に戻ったって
誰も 咎めたりしないから



全てが変わる前に
手放すことが出来たなら
きっと



期待だけしてた
ずっと 期待だけしてた
裏切られることを
知った後でさえも



涙で 前が見えないから
あなたがそこにいないこと
信じなくても いいかな



やっぱり 間違えていたんだよね
きっと最初から 全てを



あしたまた逢えるのに
今別れることさえ
哀しいことにしか 思えない



君みたいに 強くなれたらいいね
そうしたら きっと
誰も傷つけないでいいよね



指先から伝わる体温を
もっと 感じていたいだけなんだ



初めてあなたと行った場所は
季節が違うだけで
知らない場所に見えた





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