あの夏の日


高くなった空を見上げて
あなたのことを思い出しました
元気ですか? なんて
きっともう 届かないでしょうけど

もうすぐ 夏が来ます
あなたを傷つけた
あの 夏です



喧嘩したときだって
側にいたいと 思った



星の降る夜に
恋も 降って来た



「愛してる」なんて
絶対 言わないから



何がいけないんだろう
「逢いたい」と思うことかな



嘘の約束ならしないで
期待なんか させないで



「好き」って気持ちは
勇気にだってなるんだよ



独りだなんて思わないで
私が 側にいるから



あなたは
あなたのままでいいんだ



独りに慣れるのは
凄く 難しいね



傷つけられた痛みに
慣れることと平気になることは
全然 違うから



「また明日」が「サヨナラ」に変わった日
あなたがいなくなる幻想(ゆめ)を見た



そこにあなたがいるだけで
私は 幸せにだってなれるんだ





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