運命の神様


あなたじゃなきゃ 要らない



でも 好き
まだ 好き



信じていれば
いつか真実になるさ



これが運命だというなら
運命の神様というのは
よほど 悪戯好きらしい



私を見ないで下さい
凍らせた想いが解けてしまうから



私が幸せになるための鍵を
いっぱい 考えてみたけど
「あなたと共に在ること」しか
思いつかなかった



きっとあなたは
気づいても くれない



未来には
何処へ行けば逢えるのでしょうか



一番欲しいのは
叶うことのない あの幻



束の間の逢瀬は
傷口として 胸に残った



もしもあの日が晴れていたなら
僕たちは違う結末を
迎えていたかも しれないね



そうやって あなたは
少しずつ だけど確実に
私を絶望の淵へと追いやるのですね



運命だとは
あなたが言った言葉でしたね





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