黄色の薔薇の花言葉
あなたは　知っていますか

もう一人の私が言うよ
逢いたいなら逢えよ
声聞きたいなら聞けよ
でも　私はそれを止める
逢いたいから逢わない
声聞きたいから聞かない

それが私自身への
最高の罰なのだから

駄目だよ
ずっと消えないんだ
あなたの顔も　その声も

行かないで　って思った
お願いだから　行ってしまわないでって
幻の中のあなたが振り向かないことを
私は　知っていたけど

質問
暗闇はいつまで続くのですか
幻には終わりがないのですか
これが私への　罰なのですか

しゃんしゃんしゃん
鈴が鳴る
月が誰かを迎えに来るよ
さあ　急がなくちゃ
馬車がカボチャに変わる前に
ほら　月があなたを
迎えにきたよ……

月が見ている
自分の犯した過ちを
忘れ去ろうとする私に
月が警告を投げかける
忘れることは赦さない
おまえの犯したあの罪は
忘れられるほど　甘くはないと

狂気の海に沈んだ月を見ていた
誰もいない場所
時計だけが冷徹に時刻（とき）を刻む
この時計を壊してしまえば
永遠の夜が　来るのかな

もしも願いが叶うなら
どんな望みでも叶えてくれるなら
誰かお願い
私を殺してください
もう　楽になりたいのです

みんないなくなればいい
みんなみんな　消えればいい
そうして独りになれば
私もすぐに　消えるから

アナタハイマ
ナニヲシテマスカ？

まだ一ヶ月しかたってないのが
嘘のような　そんな気がした

なんども受話器をあげては
あなたのことを想い出し
そして　受話器を降ろす
毎日　そんなことの繰り返し