雲の行方


あのときの雲の行方を
今でもずっと 捜してる



あの山と海に囲まれた場所へ
もう一度だけでも 戻りたいよ



明日の朝 太陽が昇るってことよりも
もっと確実なことが
絶対に あるんだ



たとえば
明日の宇宙の行方を占うような
そんな 感じ



あの雲の向こうの景色
もう一度 見たくない?



たとえば 道端に咲いてる花とか
そんなのを羨ましく思う瞬間が
なんだか少し 切なくて



タイムリミット
時間切れ
そんな言葉に 憧れた



いつまでもこうして
道草していられたら
良かったのにね



ドアを開いて
もしも道がなくても
それでも 歩き出さなきゃ
僕が僕でいられるうちに



迷わないで
ゴールならきっと
近くにあるから



捜してたものは
見つかったのかな



「またね」って口にするたび
永遠が来るような
そんな気がしてたんだ



逃げられないなら
闘うだけさ





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