AKIRA.9


おいで ここに
今日は一緒にいよう



いつだってこの日は
あなたのための日だよ



逢いたいなって 想うんだ
やっぱり いつでも



きっと こうやって「生きて」くことが
あなたの教えてくれたこと



だってもしもそう言えないなら
あなたという「犠牲」を出した意味
どこにも ないじゃない?



時間が動き出したのを感じた
あなたのことが「想い出」に変わる
だけどきっと それでいいんだ
それが いいんだ



過去が想い出に変われば
あなたは きっと
もっと綺麗になる



赦されるとは思わない
贖罪を乞うこともしない
あなたは私を憎んでもいいんだ
それを受け止められるのも
きっと 私一人だけだから



昨日のことのように感じるあの日は
もう遠い過去のこと
それだけのことが
認められなかったんだよね



もう迷わないよ
間違えるのもやめた
これから本当に「あなたのため」になること
必死で 探していくんだ



あの頃の私ではなくなったけど
あなたへの想いなら まだ
あの頃のままだよ



きっと 一番大切なものを
傷つけて 傷ついてきたから
そうやって 得たものだけは
絶対に 手放したりしないよ



もう泣かないね
もう 泣いたりしないね
過去を嘆くのは簡単だけど
未来につながって行かないから



あなたが私にくれたもの
大切にしなくちゃ 嘘だよね





詩集 Vol.2の目次へ戻る

詩集コーナーの入口へ戻る or 案内表示板の元へ戻る





★館内の著作権はリレー小説以外全て私光坂歩に属します。リレー小説は光坂と亮に属しています。
 無断転載などは、絶対にやめてください。
★ご不満ご指摘などございましたら、お手数ですが光坂(kosaka@comco.ne.jp)までご一報願います。