弱くなる瞬間


あなたのそれは
優しさなんかじゃない

残酷なだけだ



あなたにもう一度
好きになってもらえるなら

私 なんでもするのに
どんなことでもするのに



もう少し 時間をおいて
それから 全てを始めよう

今は 始まりのために
少し休んでいたいんだ



あなたになら
殺されてもいいよ

だから 殺してよ
あなたを好きなうちに



きっと こんなに寒いのは
君が側に いないから



好きとか
嫌いとか
そんなのもう
どうでもいいよ

今はもう
どうでもいいんだよ



独りはいや
気持ちが
どこにも行けないから

だから 独りはいや



あなたの声が
聞きたいよ



すごく嬉しいのに
もの凄く嬉しいのに
なんだか 切なくて
泣けてきちゃったよ

なんか変だよね



あなたが苦しんでいるときに
私は なにもできない
悔しいよ
悔しいよ



独りでは泣けないほどに
私は 弱かったんだね



眠らせて 今は
もう 疲れてしまったから
だからもう 眠らせてよ



こんなときは やっぱりね
君に 逢いたくなるんだ





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