暗闇


どうなるかな って思った
ここで殺したら
あなたを殺したら
そしたらどうなるのかな

考えるのが楽しいから
まだ 実行はしないけどね



光が見えない
何処にも 何処にも
歩いても見つからない
見つからなくて

淋しい 淋しい



さっき見たあなたは
私の しらないひと

真実(ほんとう)のあなたを
誰が 何処に隠したの?



暗いの 怖いよ
怖いよ 暗いよ



どれだけ明るくしたって
あなただけ 見えない

あなただけが 見えない



逃げていいよ
あたしきっと
今のままなら
あなたを 殺すから

だから 逃げなよ



このまま 消してよ
あなたが 私を

私が あなたを
消してしまう前に



暗いとこにはいたくない
あなたの夢を見るから
あなたがいないから



探すのは 疲れた
だから 問います

「神様 あなたは
 どこにいますか」



私を見ないで
強くいたくて
平気でいたくて
だから逃げてる私を
お願い 見ないで



あなたを殺める瞬間を
ずっと夢に見てる

心地よい瞬間
あなたが私だけのものになる時



逢いたくないのは
私の方じゃなくて
あなたの方でしょう?

それとも
そう思いたがっている
私の方 なのかな



朝も昼も夜も
あなたがいないから
ずっと暗いままだよ

ずっと暗闇のままだよ





詩集 Vol.2の目次へ戻る

詩集コーナーの入口へ戻る or 案内表示板の元へ戻る





★館内の著作権はリレー小説以外全て私光坂歩に属します。リレー小説は光坂と亮に属しています。
 無断転載などは、絶対にやめてください。
★ご不満ご指摘などございましたら、お手数ですが光坂(kosaka@comco.ne.jp)までご一報願います。