死んで赦されるほど
私の罪は軽くないと
そういうことなのですか



あなたに逢うためには
どこへ行けばいいのでしょうか
それとも
どこへ行っても逢えないのでしょうか



還りたい場所があるのに
帰れない
ただ暗闇の中を彷徨って
それでもまだ 走り出せなくて
どこに行けば逢える?
どこに行けば 君はいるだろう
捜し続けるだけの日々は
まだ 終わりそうもない



たとえば
何かが変わるような
そんな朝を ずっと待ってる



たとえば きっと
校舎の窓を全て割ったって
何ひとつ 変わるものなんかない
そんなこと 本当は
僕たちだって 知ってるさ



あの日 あなたが行った言葉は
全て嘘だったと
そう 思ってもいいですか



いつまでもしがみついてたら
いけないなんてこと
本当は 知ってるさ



限界なんて そんなもの
本当はとっくに超えてしまってるさ



なにも怖くはないさ
ただ あなたを失う以外は



「たった独りの空間」というのは
なんて甘美で
空虚な言葉なのだろう



いつの間にか 自分のいるこの場所が
「本当の居場所」じゃないことに
気づいて しまったから



泣かないで
もう 独りじゃないから



「またね」が
「さよなら」に変わった夜





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