道標


ここまでが子供で
ここからが大人

そのラインは
どこにあるの?



見てよ
ちゃんと
見てみてよ

ほら 私
大丈夫でしょう?



側にいて欲しいんじゃなく
側にいたいんだって
そう想ったとき

これでいいんだって
今はこれがいいんだって
そう 思ったんだ



考えること一緒で
思いつくこと一緒で
だけど 選ぶ道は違う

そんなあなただから
側にいたいと思った
ずっと見てたいと 思った



ただ遊んでいたいの
面倒なのはいや
人の心の裏側を
探るような言葉なんて
今は 聞きたくないんだ



キミに支えられてたとこ
まるでなくなったから
今は ちょっとだけ怖いよ
独りでの「立ち方」
結構 忘れてるから

だけど 大丈夫
絶対に 独りで
独りで立ってみせるから



どうして これが
「あの頃」ではなかったのか
ちょっとだけ 悔しいけど

でもきっと 今だからこそ
こんなふうにも なれるんだよね



悩んだって仕方ない
できないことはできないし
やりたいことはやりたい
やらずに後悔するより
やって後悔した方がいい
だから 持てる力の全てを使おう

僕の道標は いつだって
ただ 君一人だから



逢いたいよ
逢いたいよ 君に

君がいないと
僕は 独りでは
泣くことも できないんだ

逢いたいよ
側にいて欲しいんだ



僕がもう少しだけでも強かったなら
あなたはずっと側にいてくれたかな
せめてあなたの心を守れるくらいに
僕がもう少しだけでも強かったなら



あなたの「存在」がこんなにも
大きなものになっていたことに
僕はずっと 気づかずにいたね
安心できる場所にずっと僕はいたから



キミがくれた勇気は
絶対に 無駄にしないから



あなたがいなくなったから
何処に行けばいいか
全然わからなくなったから

とりあえず もう一度
ドアを開けてみよう
そこに道があるかもしれないから





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