誰かへの伝言


あの人は
他人の痛みまで
自分のものにしてしまうから

どうか 守ってください
私の 代わりに



私に逢うのも
嫌なんだね きっと



自分にとってじゃなく
誰かにとって
優しい嘘なら
赦されるかな

私が辛くても



逃げないで
お願い

もう あなたを
困らせたりしないから



逃げられたら
誰だって
追いかけたく
なるものでしょう?

だから お願い
逃げないで
追いかけたくないの
今は まだ



特別な日というのは 結局
マスコミとかが作り出したものだけど
なんにもない日なんかより ずっと
「特別」に勇気が出るんだから
「一緒にいたい」って思えるんだから
だから いいじゃない



信じてた ずっと
最後に行ける場所があるから
ずっと 頑張っていられた

だけど その場所は
もうないから なくなってしまったから
頑張ることなんて もうできない



一言で良かったの
たった一言で

初めて私を救ってくれた
あのときのような 一言で



キミがこれを読むことで
キミがそれを知ることで

僕のことを どのくらい
理解(わか)ってくれるかな



傷つくことを恐れずに
ただ未来だけを信じて
そうして 走り続ける

でも今は そんなの無理
今の私は そんなの無理



夢は 誰かに言うと
叶わなくなるんだって

みんなに言っちゃったから
叶わなくなったのかな

淋しいな 淋しいね



いつでも 今でも
あの曲を聴くと
君の顔を想い出す

君が教えてくれた
あの曲だから



誰か 代わりを捜しても
それでも 誰もいないんだ
どれだけかっこよくても
あなたよりかっこよくても

やっぱり あなたが
一番 だからさ





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