裏切りの夜


カワイソウダネ
こんな女のせいで
そこまで悩むなんて
カワイソウダネ
ごめんね?



過去を想い出すような
あなたの言動が
なんか 凄く淋しかった
あなたは何も知らずに
そうしているだけなのに



何が怖いのかなんて
そんなのあたしは知らない
あたしが 知らない

だけど全てを壊したくなる
怖くて 崩れるのが怖くて



全部投げ出したっていいじゃない
全部 投げ出させてよ



わかってくれなくていいよ
だから ほっといてよ
もう ほっといてよ



わかった顔して
説得なんかしないで
何もわからないくせに
何も わからないくせに



ごめんなさい
きっと 私
あなたを裏切ってる



あなたの名前を呼ぶとき
彼の人の名前が出かかる
どうしてだろう
どうしてなんだろう



それでも 私
あの人を気にしてる
それだけでもう
裏切ってることに なるよね



あなたの言葉 全て
怖くて信じられない
嬉しいはずなのに
信じることが できないんだ



迎えに来てくれたら
私 いつでも行くよ
あなたが迎えに来たら
全て投げ出して
いつでも 行くよ



君を裏切ってる気持ちが
ずっと 消えないんだ
だからかな 君のこと
もっとちゃんと 大事にできないのは



ときどき浮かぶ
あの人の全てが
また 私を苦しめる





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