傷つけた気持ち


あなたが笑ってるとこ
楽しそうに笑ってるとこ
この目で 今 このときに
見てみたいよ



『ごめんね』

あんなに嫌だった
あなたの「ごめんね」を
今 もの凄く聞きたいよ



鳴らない電話を
ずっと待ってる
来るはずのない
あなたからの電話を



なんで私 ここにいるのかな
本当なら 今頃は
あなたの隣で眠っていたはずなのに
それなのにどうして ここにいるのかな

どうして私 ここにいるのかな



あなたの夢を 最初に見たい
それがどんなに 痛い夢でも



あなたが私を嫌いなこと
もう私 わかってるから
どうせなら もっと嫌って
嫌いすぎて一日中考えちゃうくらい
そのくらい 嫌いになって



もう逢いたくないよ
私を嫌いなあなたの姿
見られるほど 強くないから
だからもう 逢いたくない

こっそり姿を見ていたいけど



あなたの姿をいつでも探してる
家の近くに行くたびに
いないこと 知っているのに
それでも あなたの姿を
いつだって 探してる



叶わなかった約束
指折り数えるのは
もう やめよう

平気になるために
切り捨てなきゃいけない想い
引きずっていたくないから



あのときのあなたの涙
ずっと忘れてた気がする
そうして自分の辛さを
あなたに ぶつけてた

ごめんね 本当は
あなただって辛かったよね
ごめんね 私
優しく なかったね



切り捨てたい想いが
ずっと ぐるぐるしてる
忘れてしまいたい過去は
今でも 色鮮やかで

どこに行けば救われる?
どこまで行けば 僕は
もっと 自由に
もっと楽になれるだろう

切り捨てたい想いが
ずっとまとわりついてる
きっとそれは 本当は
忘れてはいけない 過去



「きっとまた逢える」
信じるのは勝手だけど
それを望んではいけない
望んでは いけないこと

そうして 望んで
いつまで縛り付けてるの
解放しなくては きっと
すれ違うことさえ赦されないのに

「きっとまた逢える」
信じるのは勝手だけど
望むことは赦されない
きっと そう 祈ることさえも



全てを失くして
もう一度 初めから
独りで歩き出してみよう
大丈夫 傷ついた痛みも
傷つけた痛みも
全部覚えているから
同じ事は繰り返さないさ
同じ事は繰り返せないさ
だから 大丈夫だから
もう一度 歩き出してみよう
違う道が きっと見つかるから





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