しったこと


私があなたのことを愛してるなんて
あなたは 思いもよらなかったのでしょう



あなたと逢って 私は
「好き」だけでは 何も始まらないことを
それだけでは 何も終わらないことを
そのふたつのことを 知りました



星が出ていると あなたに逢いたくなる
あなたと星は 似ているから



あなたに逢えば
きっと私は変わってしまう

だからもう 決して逢わない



いつの間にか どこかで
道を間違えてしまったのかもしれない

気がつけば
こんなにも遠くに来ていた



なんか よく考えなくたって
私 馬鹿みたいだよね



もっと いい子になったら
もっともっと頑張ってたら
何か 手に入ったのかな



欲しいものが何ひとつ手に入らないことなんて
本当は 知ってたんだ



それでも……
今でも……



夢は結局
夢でしか ないんだよね



後悔なんて そんなもの
いつだってしてるよ



また 壊しちゃったな
自分の手で



いい子でいるから
ずっといい子でいるから
だから お願い
嫌わないで





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