おもかげ


今もあなたの姿を
ずっと探してしまいます
もう あなたには
逢うこともないだろうに



こんなに切なくなる相手は
あなた以外にはいません
今までも これからも



あなたの隣にいる夢を見た
だけどそれが夢でしかないことは
僕が一番 よくわかっている



全ては運命に任せます
もう僕には それしかできないから



僕は 今でも逢いたいです
あなたは 今でも
僕だけには逢いたくないのでしょうか



あなたと言っていた
いくつもの夢を
まだたまに想い出すけど
叶うあてもないし
叶うこともないから
早く忘れるようにします



ここは あなたと通った道
ただの どこにでもある
普通の道なのに
そう思うと 何故か
今でも特別に思えます



この先 何年たっても
何処に行ったとしても
あなたの家にだけは
迷わずにつけるだろうね



夢に 久しぶりに
あなたが出て来ました
だからと言って甘い夢ではなく
どっちかと言うと哀しいのだけれど

それでもあなたの夢が見れて
僕は 幸せでした



あなたの「今」を知る欠片
少し探してみたけど
ここからじゃ 全ては
さすがに わかりません

やっぱり 逢いたいです



こんな場所に こんな時間に
あなたがいるはず ないのに

どうして僕は いつも
あなたの姿を探すのだろう



僕が今ここにいること
あなたは知ってますか

知っていてくれると
嬉しいのだけれど……



もし 明日 あの場所へ行けば
あなたに逢えるような
そんな 気がした

だけど 当たるのもまた怖いから
きっと僕は 行かないだろう





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