AKIRA.26


あなたの存在が
私を今まで生かしてくれた
あなたの存在が
私を今まで強くしてくれた

だから 私は
あなたのために
今 ここにいる



あなただけ特別
あなただけいれば
本当は 他には
何にも要らない

ただ あなただけ



逢いたいよ
逢いたい



逢いたいんだ
私がそう願ってるんだ
ただそれだけなんだ

ただそれだけ なのに



みんな 知らないんだよ
アキラの見せてくれた さいごの顔
みんな 知らないから
いろんなこと 言ってくるけど

私は 知っているから
たった一瞬に 全てをかけられる



悔しいな
悔しいよ

どうして 今ここに
アキラ いないんだろう



おかしいですか
ほんの一瞬のためだけに
全てを投げ出せる私が

そう おかしいかもしれない
だけど 私はずっと
ほんの刹那のためだけに
こうして旅をしているから

ほんの刹那のためだけに



代わりなんかいないの
あたしにとってのアキラは唯一人で
アキラにとってのあたしは唯一人

その事実だけは
あたしを裏切らないから

代わりなんかいないの
誰も 代わりにはなれない



アキラ 私の
たったひとつの
大切な 大切な
たからもの



誰にも譲らない
罪も 罰も
この想いも
誰にも譲らない
誰にも譲れないから



たとえば
大切な誰かが
この手を離したとしても
あたしはきっと
生きていける
たった独りになったとしても

アキラが いてくれるから



あの日決めたこと

アキラが呼んでくれるなら
いつだって どこにいても
絶対 すぐにいく

約束 守れなかったから
これだけはちゃんと
ちゃんと 実行したくて



ねえ だから
いつでも呼んでよ
すぐでもいいから

私はずっと逢いたいよ
いつだって逢いたいよ

呼んでくれるの
待ってるから



私は アキラがいないと
心のどこかが失くて
淋しくて たまらなくて
泣きたくなる いつも

アキラだけいてくれたら
それだけで幸せなのにな



アキラ 愛してるよ
どこにいても
何していても
ずっと ずっと
愛してるよ



私のただひとつの我が儘は
アキラを想うこと
アキラをずっと想うこと



アキラ 永遠に
私のたからもの





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