押し殺した想い


あなたのこと
凄く好きだよ
だから 絶対
幸せになって欲しいよ

私以外のダレカ、でもね



二人とも大好きだよ
あなたも あなたの彼女も
だからあなたたちが
幸せなのは
本当は凄く嬉しいよ
……苦しいから言わないけどね



今度は 夢ではなく
現実だと いいな

今の ささやかな 願い



あなた アソビでも
あたし ホンキだよ



ずっと笑顔でいるのなんて
本当は 凄く簡単

自分は本来なら
ここにいる人間じゃないって
ただのゲストなんだって
そう 知っていること

それだけで もう
ずっと笑顔でいられる
本心は 別でもね



本気出しちゃ駄目
ずっと笑ってられないから
本気になって楽しむと
本気の顔 出るから

だから ずっと
笑顔でいたいなら 駄目



壊したい欲望に駆られる
全て 安らぎの中にあるもの全て
壊したくて 仕方ない

その涯に待っているものが
孤独と絶望しかないのも
本当は わかっているけど



助けて
助けて
助けて

誰か お願い
この声を 聞いて



何処にも行けない
想いも 気持ちも
何処にも行けない

違う そうじゃない
何処にも行かせない
逃げさせない

あたしの 気持ちなんだから



何処からも来ない助けを
君はいつまで待っているの

目を背けないで
現実をちゃんと見て

「ダッテ 方舟ハ
アタシガ壊シタカラ…」



救いの手なんかない
全てから助けてくれるなんて
そんなの 絶対あり得ない

だって 望んだのはキミでしょう?
そういう道を 選んだのでしょう?



神の声なんて要らない
全てを導くなんて
そんなの 今更でしょう

どうして今なの
どうしてあの頃じゃなく
どうして 今なの



傷ついて ボロボロんなっても
仕方ない だって仕方ない

こういう生き方しか 知らないから





詩集 Vol.4の目次へ戻る

詩集コーナーの入口へ戻る or 案内表示板の元へ戻る





★館内の著作権はリレー小説以外全て私光坂歩に属します。リレー小説は光坂と亮に属しています。
 無断転載などは、絶対にやめてください。
★ご不満ご指摘などございましたら、お手数ですが光坂(kosaka@comco.ne.jp)までご一報願います。