誰か　殺して下さい
この私を

私が死ぬことで
哀しむ人がいること
ちゃんと知っているけど

呪縛から解き放たれる
そんな人がいることも
私は　知っている

それが私にとって大切な人だということも

今は　凄く自分が嫌い

だから　殺してやりたい

私は何故存在（い）るのですか
それがわからないから

存在る意味がないのなら
存在なくても　同じでしょう

大っ嫌い
いつか　きっと
殺してやりたい

私なんか

一番下らないのは
いろんな人を見下している
この　私

大切な人がいます
私の存在が彼の人を苦しめている
それを知っているから　私は

私を　消し去りたくて

死にたいわけじゃない
殺したいだけで

私が死んでも
私の代わりなんて
いくらでも　いるでしょう

自分で自分を殺しても
きっと　楽しくない

感情を殺してるのと同じで

たったひとりだけ
私が死んだときに
泣いてくれたら

それだけで　いいから

もういいよ　もういいでしょう？
解放してよ　私を
解放してあげてよ　彼の人を

どうせ殺されるのなら
どうせいつか死ぬのなら

そのときは　彼の人の手で