たったひとこと。 それだけがキーワード。 すべて、思い出す。 あの場所にいて幸せだったこと。 あの場所にいて切なかったこと。 離れているからこそ綺麗に。 届かないからこそ鮮やかに。 この胸に、瞼の裏に。 焼きついて、離れないくらい。 そう、たったひとつのキーワード。 真昼の夢を、僕は見る。