キミノヒトミニコイシテル

 ほんの少してれたような笑い方や、
 何を話せばいいかわからなくて吸う煙草や、
 隙をついてするキスだとか。

 そんな全てが好きだった。

 あなたの気持ちとか想いとか、
 語らなくても、
 指先から伝わってきてた。
 それでももっと知りたくて、
 もっともっと知りたくて、
 あなたの顔を見つめた。

 あなたのその瞳を、見つめた。

 あなたの瞳は何よりも正直で、
 全てを映す鏡になってたこと、
 あなたは知っていた?

 私は何よりも、あなたの瞳が好きだった。




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