[カベ]・・・自分の目から見て４枚見えている牌。カベとは中張牌だけであるというところもあるが、ここでは全ての牌を対象とする。字牌のカベ牌は国士無双以外に１００％安全。また、全てのカベ牌は単騎・シャンポン待ちには１００％安全。つまり相手がトイトイや七対子、四暗刻なら必ず通るという事。 

[ノーチャンス]・・・カベ牌を含むスジ待ち、例えば４が４枚見えている時の２−５待ち、３−６待ちは無いという事。また、相手がチャンタである時、２がカベになっていれば、３はノーチャンスといえる。　注）このノーチャンスの事をカベというところもある。 

[ワンチャンス]・・・自分の目から見て３枚見えている牌を含むスジ待ちの確率は低いという事。ノーチャンスの時の例で、４が３枚見えている時は、最後の４を相手が持っていないと２−５、３−６の待ちは無い。ノーチャンスと比べれば安全度は低い。 

[スジ]・・・1に対する４、２に対する５というような両面待ちの待ち牌の組み合わせ。相手が両面待ちならば、４が現物ならそのスジの１と７は必ず通る。しかし、１が現物だからといって４は必ずしも通らない。４は７のスジでもあるからだ。１と７が共に現物なら４は通る。相手が両面待ちでリーチをかけていれば、一度通った牌のスジも通る。 
 

★危険★ 
[裏スジ]・・・２に対する３−６、５に対する１−４・６−９等。つまり、２　４とあったところへ５がきて打２。で、３−６待ちとなること。中盤以降の手出しの捨て牌の裏スジは危険。 

[またぎスジ]・・・３に対する１−４・２−５、５に対する３−６・４−７等。つまり、３３とあったところへ２がきて打３。で、１−４待ちとなること。中盤以降の手出しの捨て牌のまたぎスジは危険。　注）またぎスジも裏スジとしているところもある。 

[暗刻落とし及び暗刻スジ]・・・自分の手牌にある暗刻及びそのスジは危険。なぜなら、自分の手牌に３の暗刻があり、相手に４５という３−６待ちの両面塔子があると、相手の塔子は入りにくくなっているので、その他の塔子が入り、最終の待ちがその３−６の両面待ちになりやすいから。オンリだからと数牌の暗刻を落とすのは愚の骨頂。確かに一度通ればアンパイがさらに２枚増えるわけであるが数牌の暗刻落としは危険なのである。 

[間４ケン]・・・捨て牌で同種数牌が数字で４あいて捨てられている事。つまり、１と６というように捨てられている事。間４ケンの裏スジは超危険。１の裏スジが２−５、６の裏スジも２−５と、裏スジが重なっているのでいかにも危険そうであろう。 

[生牌]・・・ションパイ。まだ河に１枚もきられていない牌。トイトイなどに危険。それ以外にもそれなりに危険。シャンポン待ちなどに危険だから刻子にしかならない字牌の生牌は危険。役牌ならさらに危険と思われる。ドラならもっと危険であろう。