☆コンビ技系☆ 
[二の二] 二の二とはその道の用語で天和の代名詞にさえなった有名な技である。これも厳密には積み込み技であるが、コンビでやる事が前提となっているのでコンビ技系に加えた。ちなみにサイコロ2度振り用である。 
 <利点>・一瞬で勝負が決まるので文句の言いようが無い。 
       ・破壊力も抜群! 
 <欠点>・仲間が上家・下家に座らなければならない。 
       ・サイコロが操作できなければならない。 

[通し] サイン。別名ロウズ。指ロウズ、チクロウズ(口)といろいろある。 
 <利点>・証拠が全く無い。 
       ・いろいろな事に利用できる。 
 <欠点>・サインの意味が他家にばれると他家に自分の待ちを教えている事になってしまう。 
例、 プロが使う代表的チクロウズ。 
     1 2 3 4  5 6 7 8  9    
 例1.マ ウ ク ナ ウ タ ハ リ コ 
 例2.イ ク ヤ マ コ エ テ ハ ツ 
 例3.ウ ナ コ ハ タ マ ク ア ツ 
 ・こちらに入ってくるような意味の言葉を全て筒子。 
 ・出て行くような意味の言葉を全て万子。 
 ・語尾が「な」で終わるとテンパイ。「なぁ」とのばすときはポン・チーのサイン。 
 ・例、 1筒テンパイ・・・まずいツモだな。 
     1筒鳴かせろ・・・まさかこれを持ってくるとはなぁ。 
     1万テンパイ・・・まずい牌を切ったかな。 
     1索鳴かせろ・・・まずいなぁ。 
 これらの9発音は、麻雀をやっている時にみんなが口にする度数の多い言葉の頭文字を選んで作ったもの。 
例、 リーチ時にテンパイを教える通し。 
 ・そして「リーチ」の発声より先に千点棒が出たら、1−4−7。 
 ・発声と同時に出たら、2−5−8。 
 ・発声より後に出たら、3−6−9。 

[カベ] 麻雀用語で自分の目から4枚見えている牌を「カベ」と言うが、それとは異なる。基本的には通しだが、これは通す相手が麻雀をしていない見学者である。通常の通しと比べ、相手の待ち、不用牌が分かるので利用価値は高い。この通す仲間を「カベ役」という。 
 <利点>・相手の待ちが分かる。 
       ・相手の不用牌も分かるので狙い撃ちができる。 
 <欠点>・チクロウズの場合、やはり卓についていない者としゃべるのは怪しく見える。(だからといって証拠は無いのだが・・・。) 

[送り込み] 仲間に通された当たり牌を他家に送り込むイカサマ。常に先ヅモぎみで、鳴くと同時に先ヅモしていた牌を当たり牌とすりかえ山に戻す。また、握りこみを利用しても送り込める。 
 <利点>・送り込む側が当たり牌を持っていると必ず和れる。 
       ・仲間以外から当たり牌を出す事ができる。 
 <欠点>・先ヅモでやる方法は先ヅモ完全禁止だとやりにくい。 

[人和・地和爆弾] コンビ打ちでの積み込みの最高形といえば「二の二」を思い浮かべそうであるが、これはそれ以上。なぜなら二の二は天和である。天和といえばツモ和りなので16000オールであるが、それはコンビを組んでいる仲間からも16000を吸い上げる事になる。これはあまりおいしくない。それならば人和で和れば良い。子で32000だが、親で天和でも仲間から16000点取るのだから同じ事。それなら仲間の点数を減らさず32000点取ったほうが良い。この技は例え人和が和れなくても最悪地和をツモれる保険付き。それだけに大胆にやらなければならない。ちなみに十枚爆弾の変形である。 

・和る人が北家、仲間が親の時に行う。 
1:東家、北家はそれぞれ上図の様に積む。東家の牌の内容は天和になるのならどうでも良いが、北家は他家のオタ風である北を仕込む。この時北家は1トン少なく、東家は1トン多く積む。 
2:親は積み終わると同時に、山の右端の1トンを南家の山の左端になにげなくつける。 
3:2とほとんど同時に北家が手を伸ばし、「そこ1トン長いだろう。」と南家の山の右端、つまり親がつけたしたのとは反対側の2枚を持ってきて自分の山の左端につける。手早くタイミング良くこれをやると、南家は手を出さずして左端と右端を換えられてしまうのだ。 
4:サイコロ1度振り用なので、親は10を出す。これで終了。 
北家がとる配牌第1ブロックは、南家の山の左端。それから6枚おきに仕込み牌が入り、配牌で「北」単騎のテンパイになる。「北」は南家と西家に1枚ずつ入っている。普通なら一発で出てくる。出れば人和。もし出なくても第1ツモで「北」が入り、地和となる。 
 <利点>・すぐ勝負が決まるので文句のつけようがない。 
       ・人和ならば放銃した人が自分で捨てた牌なので文句の言いようがない。 
       ・人和ならばコンビ打ちの仲間の点棒にマイナスはない。 
 <欠点>・山を1トン取り替える時に不自然にすると怪しまれる。