ストリートマジック
どこまでいくの?
帰ろうと思った所が目的地
ツーリング

 
 A.M.8:00。起床する。窓から外を見る。多少曇っているがこれならOKだ。早速準備にとりかかる。といってもほとんど何も持っていかない。とりあえず持っていくものは、レインウェア、カメラ、財布、免許証。これだけ。地図はコンビニで朝飯と一緒に買う。これらをデイパックにつめ、外に出た。 
 とりあえず出発前の写真。そしてストマジのエンジンをかける。そして出発。さていったいどこまで行くのやら…。 
出発前の883とストマジ
 国道201号を少し走り、横道に入る。穂波川沿いの道を通り、国道200号へと出た。そして、ヤマザキデイリーストアーにはいる。 
 デイリーストアーでパン1つ、お茶ペット1つ、福岡の地図1冊を買う。福岡の地図は周辺の県も多少全体地図で載っているので使えるだろう。どうせならもっと広域の地図が良かったが高い物しかなかった。 
 パンを食べ、出発する。国道200号を南下する。そのまま順調に走り続ける。しかし寒い!Tシャツ1枚はもうきつかったか…。まぁ、しばらくすれば暖かくなるだろう。 
 しばらく走り、冷水峠にやってきた。自動車道は通れないので峠越えとなる。まぁ、原付が通れたとしても峠越えを選ぶんだがね。 
 冷水峠を超えるのは2度目である。前回は自転車であった。まだその頃は原付を持っていなかった。で、自転車で熊本までひた走ったのだ。今回は原付なので楽々越える。 
 下り坂のタイトな道を楽しみながらどんどん進む。冷水峠を超え、しばらく進むと大宰府と標識にあった。太宰府天満宮にいこうとも思ったがやめた。そして筑紫駅でトイレによる。 
 地図を見ながら、さてどっちに進もうかと考える。太宰府方面を蹴ったので、後は佐賀方面か熊本方面だ。熊本は自転車で行ったことがあるので佐賀方面に行くことにした。というわけで国道3号を鳥栖へ行く。 
 佐賀県にはいる。順調順調!国道を34号へと変え、西へ進む。何事も無くどんどん進む。いい気分だ。軽快に走りぬけ佐賀市に着く。特に何も無いので走りぬける。 
 しばらく走り、江北町で休憩の為ローソンに入る。からあげくんとレモンティー、コーヒーガムを買い、出る。からあげくんを食べ、地図を見る。おっ、ちょうど横を通っている道の方に曲がれば長崎方面に行くな…。よし、長崎の方へ行ってやれ!ってなことで国道207号を南下することとなる。 
 しばらく走ると左手に有明海が見えた。おおっ有明海!海の幸が豊富なのだろうなぁ。でもあまりきれいじゃないかな?なんてことを思いながら順調に走る。今回は40km/h位でずっと走っている。警察さんのお世話にはなりたくないからね。この日、10月3日は道路交通調査を一斉に行っていた。幾度と無く調査している所を見る。バイトもいるだろう。ある所では一人で、その人は寝ていた。 
 長崎県に入った。途中、コンビニに寄り、トイレを借り、さらに地図を買う。福岡の地図ではこれより先は載っていないからだ。ここでは西日本全域の地図を買った。 
 さらに進むと、雲仙岳が見えた。一時期噴火して大騒ぎになった所であるが、今は落ち着いている。 
 順調に進みつづける。諫早市に着く。雲仙、島原方面と長崎市方面に別れる。どっちに行こうか…。よし!長崎市だ。長崎まではあと24km。国道34号を走る。 
 辺りが街っぽくなってきた。長崎市だ。長崎市街地を走る。うーん、これからどうしよう。もうお昼か…。1時半くらいだ。長崎ちゃんぽんでも食べようかとも思ったが適当なトコが見つからなかった。大浦天主堂に行ってみようとも思ったが、原付の置くとこが見つからなかった。というわけで長崎市を回りまくる。このころはかなり暑い。朝の寒さがウソの様だ。2時頃になり、そろそろ帰ろうと思った。というわけでここ長崎市が今回のツーリングの目的地だったわけだ。 
 長崎市内をあても無くぐるぐる回りまくったので今どこかよく分からない。とりあえずガソリンを入れた。で、道路標識を頼りに進む。すると自動車道を通る様に標識がなっていた。ので、その自動車道沿いを走る。タイトなカーブが続く。その道を楽しみながら進む。しばらく走ると国道34号に戻ってきた。 
 諫早市を抜け、来た道を戻る。けっこうお尻が痛い。小長井町で道路公園という所があったのでそこで休憩することにした。子犬が2匹いる。人に馴れてるのかこっちによってくる。飼い主とか親犬とかはいないのか?1匹はさわろうとすると逃げる。もう1匹は逃げない。なんか面白い。ここで、写真を撮る。有明海と雲仙岳をバックに写真を撮る。しばらく休憩し、出発。
2匹の子犬 有明海をバックに 雲仙は写真では見えていない
 さて、佐賀県に戻ってきた。月の引力が見える町?ははあと思い有明海の方を見てみる。うおっこりゃすごい!来る時はかなり遠くの方まで海岸だったのに、今はもう海の中。満ち引きの差がすさまじいってことです。 
 鹿島市を超え、江北町に戻ってきた。来る時に寄ったローソンに再度寄る。じゃがりこと紅茶を買い食べる。…しかし寒い!!かなり寒い!朝より寒くなってきた。 
 国道34号を東へ。寒い!!もうがまんできん!歩道にはいり、レインウェアの上を着る。よかった…レインウェア持ってきてて。これなけりゃまじやばかったよ。ほんまに寒いんやから。 
 三日月町。信号で停まっているときに前の車に移った自分の姿を見た。ん?あれ?ライトが消えてる。電球が切れたか?ハイビームにしてみる。ちゃんとつく。うん、電球切れです。って、こいつはやばい!暗くなってからライトなしで冷水峠を超えるのはかなり怖い!あの峠は街灯がほとんどない!真っ暗で峠を超えるのはきつい!日が落ちるまでに冷水峠を超えねば!しかし、このままだと冷水峠につくのは7時前後。この季節とっくに日は落ち真っ暗である。!いそげ!!40km/hにこだわらず急ぐ事となった。 
 急げ、急げ。佐賀市を通り抜ける。どんどん進む。鳥栖市。よし、急げ!しかし、無常にも日は落ちる。だが、もうしばらくは明るさが残っているはずだ。つるべ落としがこれから始まる。走れ! 
 国道3号だ。よっしゃ!もうすぐ!標識に「飯塚」と現れた。その方向へ進む。 
 辺りがどんどん暗くなる。やばい。もうまわりの車はみんなライトを点灯している。よし、自動車道の料金所だ。当然原付は通れないので冷水峠越えの道へ行く。 
 まだ、多少明るさが残っている。真っ暗ではない。前方に車がいない。よし、ハイビーム点灯。チカッチカッパッ。うおっハイビームも切れた!なんてこった。目を凝らし、冷水峠を超える。 
 下る。下りには多少街灯がある。だが、暗い。まだ真っ暗闇ではない。今のうちに…。 
 抜けた!冷水峠を超えた。間に合った。ここさえ超えればもう大丈夫だ。後はしばらく直進するだけ…。しかし尾灯まで切れてなくて良かった。こんな国道のバイパスだと後ろから来る車に自分の存在が知られていないと危険極まりない。ここでは尾灯があればOKである。 
 標識に「飯塚10km」と現れた。もうすぐだ。ってところでガス欠。リザーブにしてGSへ。5.4Lも入る。やっぱり40km/hで走った方が燃費が抜群にいい。 
 もう見なれた景色になってきた。セガワールドによってトイレに行く。 
 国道201号。右折。寮が見えた。帰ってきた。お尻が痛かった。ストマジはシートが固いからなぁ。駐輪所にストマジを停める。ご苦労さん。よく走ってくれた。後半はちょっと無理をさせたな…。883は部屋に戻った。 
…終わり。 

走行距離:352km 
到達地点:長崎市