ナショナルチーム合宿IN白馬

98.9.20


 
ナショナルチーム国内最後の合宿6日目
 


この日は記録会が行われました。
お天気にも恵まれ、さわやかな白馬の青空も森選手の大ジャンプを待っているようでした。
前日、ナショナルチームは1日フリーということだったのですが、森選手は野沢温泉村で行われる
結婚式出席の為ゆっくりはお休みになれなかったようです。
フィンランド合宿の疲れも取りきれないまま合宿に突入し、かなり森選手の疲労も溜まっていたようですが、
さすが森選手!披露宴でも ”日本酒を一気”してきたそうです。。。


 
記録会開始

8月の白馬合宿から通算3連勝中の森選手、今日も優勝し4連覇なるでしょうか。


前半ジャンプ<白馬ジャンプ競技場 ラージヒル>


トライアル

見逃してしまった。。。森選手が飛ぶ順番が来ている事に気づかず、私は移動をしていまして、
気が付いた時にはすでに森選手はブレーキングトラックを滑っていました。失敗!
 
競技会前半ジャンプ 1本目



K点付近までのなかなかのジャンプ。
しかし、、、森選手は納得いかないご様子。
腰に手を当て、じーっとジャンプ台を見つめ考え込んでいました。
素人には分からない何かがいけなかったのでしょうね。

−1本目のジャンプについて森選手のコメント−
                 hayashi:「森選手、納得いかないようですね。距離は出ていたようですが」

                 森選手: 「距離の問題ではないのですよ。記録会は…」

                 hayashi:「飛んだ後、機嫌悪かったですよね?」

                 森選手: 「めちゃめちゃ!」
   
       競技会前半ジャンプ 2本目
 
すごい!!!

本当に素晴らしいジャンプでした。距離は オリンピックの時、原田選手、岡部選手が出した
最長不倒距離に匹敵するくらいだったようです。
森選手もかなり満足のいくジャンプだったようで、着地の瞬間からガッツポーズ!
見学の方々も大きな拍手を送っていました。

 

−2本目のジャンプについて森選手のコメント−

                hayashi:「2本目のジャンプ、本当に素晴らしかったですね!1本目、あまりご自身で納得のいかないジャンプだったようなので、
                          森選手がスタートゲートに着いてから、今度こそは。。。と思っていたのですが」

                森選手:「怖かったですよ。飛び過ぎて」

                hayashi:「原田選手、岡部選手の最長不倒距離くらいまで距離が伸びましたよね。」

                森選手:「めったに見れないですよ。あんなジャンプ!」

                                   との事でした。
       


後半距離 ローラースキー <栂池スキー場 >


後半距離は栂池スキー場で行われました。
10kmのローラースキーのコースはすべて上り坂といっていいほどのきついコースで、ゴンドラ、ロープウェーを乗り継いだ山の頂上でした。
森選手は一番スタートだったようですが、途中荻原健司選手に抜かされてしまったようで 私がいた約6kmの地点では2番で通過いたしました。こんなにつらそうな森選手の姿、近くで見たのがはじめてだったので、「がんばって!」も 言えず、ただ見守る事しか出来ませんでした。
それから私は選手たちと同じコースを歩いて登ってみました。
約4kmでしたがかなりきつい!日ごろの運動不足を痛感いたしました。
こんなにきつい上り坂を選手はローラースキーで登っていくなんて改めて選手の凄さを実感致しました。
それとびっくりしてしまったのがローラースキーの速さ!本当に早いのです。
私がゴンドラで上がっている時にはまだスタートもしていなかったのに、ロープウェー終点より上のゴール地点まで あれよあれよという間に登って来てしまったのですから。
ゴール地点からロープウェー乗り場まで上野選手とお話しをさせていただいた時、「どのくらいの時間で登りきるものなのでしょうか」とお伺いしましたところ、約1時間ほどとの事でした。
(上野選手、私の質問にお答え頂きましてありがとうございます。)
森選手をはじめ選手のみなさま、おつかれ様でした。