飛型点のポイント及び減点事項

★空中姿勢
空中では動作のタイミングと正確さ、そして安定性が重要!次の4つポイントが採点の対象になる。
1.空中動作 タイミング・動作の不正確さなどで最大1.5点の減点
2.スキーの位置 左右のスキーの角度がそろわず横から見てハサミ状になったり、上下に動いたりした場合最大で1.5点の減点
3.腕位置 左右の位置が揃わなかったり、不安定な腕の動作で最大1点の減点
4.脚位置 膝が伸びていなかったりした場合最大1点の減点


★着地及びアウトライン
テレマーク姿勢(両腕を肩の高さで水平に伸ばし、左右のスキー板を前後にスライドさせた姿勢)で滑らかに着地し、着地後15mはその姿勢を保たなければならない。理想的なテレマーク姿勢は、前後に開いた足の間隔がちょうど1足分で、左右のスキーの開き具合はスキーの板2本分以下、そして膝を曲げ上半身を伸ばした姿勢でと言われている。この項目ではテレマークをきちんと入れられたかどうかが大きく影響する。
テレマーク姿勢で着地した場合 ・硬すぎる着地やスキーの開きすぎで最大1点の減点
・不安定さで最大0.5点
※テレマーク姿勢で着地が出来た場合には、多くても1.5点の減点で済む。
テレマークを入れられなかった場合 ・確実にまずは2点減点
・スキーの開きすぎで最大0.5点の減点
・硬すぎる着地・低すぎる着地で最大0.5点の減点
・不安定さで最大1点の減点
※ と言うことで、テレマークを入れられなかった場合は最大で4点もの減点をされてしまうことになる。


★転倒
転倒ライン(アウトライン/フォールライン)を通過する前に、片手、両手、体の一部が雪面(サマージャンプの場合はマット?人工芝?)またはスキーに触れた場合には、転倒となってしまう。
飛型点の減点で一番痛いのはこの転倒。最大で10点もの減点になってしまう。
この転倒ラインを超えた後の転倒は、減点の対象とはならない。また転倒ラインは各大会ごとに決められる。
転倒状態で転倒ラインを超えた場合 10点の減点
途中で立て直した場合 ・体の一部が接触すると 8点の減点
・両手の接触で 6〜8点の減点
・片手の接触で 2〜4点の減点

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