しかし、ロタ・ウイルス(毎年流行する、発熱・胃痛・嘔吐・下痢〜白っぽい便になる を伴う、子供がよくかかる)病み上がりには、クロカンレーサーの全てであるスタミナがなかった。白旗競技場を抜けた登りで体が重くなり、以降....思い出すのも辛いっす。30〜35kmのだらだら林道でダウン、ダウン、ダウン、40〜42kmの焼山ギザギザ登りでダウン、ダウン、ダウン(こここんなにつらかったっけ?)。もう、抜かれる、抜かれる。学生諸君、そしておじさん、速すぎだ。しょうがないか、止まっているんだし。さらに坂を思いっきり下って羊が丘の農場に入る手前の先頭集団と対面走行する部分で、いつもより早めの”両太股内側つり”でまたダ〜ウン(いてててててえ!)。そして涙の滑走走行だ。もうやめてえ。
こんな状況だと後ろが非常に気になる。誰かって?”興部の鉄人”ですよ、オコッペの。30km以降、ダウンの度必ず振り返っては、影のないことを確認した。その安堵感はせつない。ところが、ゴール前会場に出る当たりで振り返ると、ガニ気味の青いウエアが見えてしまった。これだけは見たくなかった。あとは、もう歯を食いしばって、むちゃくちゃに這い登るだけ。”ああ、なんか意識が遠くなってきた。早く楽にして、楽に。” こんな姿を端で見ていると楽しいかも知れない。何とか逃げ切りゴールしたものの、燃え尽きていた。ポールにうなだれたまま、動けなかった。N坂氏は驚いていたようだ。ややしばらくしてから、うん年前のY田氏とのゴール前決戦を思い出した。
と言うわけで、またしても散々なレース展開だった。そう、札幌スキーマラソンでは、会心のレース運びってなかったような気がする。コンディションも実力のうち。会心ばかり迫られる。でも、それが出来りゃあ辞めてるよ。
結果 50km 3:17:39 32位
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