スキー日記 98年 11月編

98年11/23 (祝日)
    行った所 岩見沢市利根別自然公園
    コース 大正池〜見晴らし台往復
    所要時間 往復で約1.5hr
    天候曇り
    気温+1度前後
    積雪状況 37cm(気象庁発表データ)

     今年は冬の到来が早く、岩見沢周辺でももう十分歩くスキーの出来る積雪になったので、今年の初滑りとばかりに、利根別自然公園へ行った。ここを訪れるのも約半年ぶりだ。

     大正池の駐車場(あいかわらず除雪はなし)に車を停め、中央園地に向け歩き出すが、上の方で工事をしているらしく、遊歩道は除雪してある。積雪量は十分あるのだが遊歩道はクロカンでは歩きづらい。車の轍の真ん中やらコース脇の雪のあるところを選んで歩く。私の他にもこの日2名の歩くスキーヤーにすれ違う。

     工事車両の目的地は中央園地であった。なんと今ある東屋を壊して隣にそれと対して変わらない東屋を新築する工事中であった(今ある東屋でなんの支障があるのであろうか?)。しかも遊歩道の草刈り・砂利敷きと一緒に、一冬中来年の3月までかけてである。ちょっと首を傾げたくなる。

     中央園地から先は、静寂ないつもと同じ自然公園であった。ここから先スキーのトレースはなかったが、せいぜい足首ちょっとのラッセルで苦労はなく、またここの林は、針葉樹あり広葉樹ありと変化に富み、降雪直後の雪をまとったその風景はどこを取っても絵になる。雪質もちょっとべた雪気味だがスキーの裏にだんごになることもなく、実に快適であった。

     見晴らし台に到着。志文スキー場はまだ冬支度前で、オープンを待ちきれなかったボーダーが2人程、ボードを担いで登り降りしていた。この日天候こそ晴れなかったが遠望はとても良く利き、夕張岳・芦別岳までよく見えた。風は無風で気温は暑くなく寒くなくと実に休憩日より。車にお茶セットを置いてきたことを悔やんだ。

     中央園地までの帰り道は、行きに付けたトレースのお陰で、ダイアゴナル走法もどきで快調に走る。しかし残念ながら中央園地からの下りは、時折ガリガリと板裏を擦りながら、神経を使っての下りとなった。

     ここの公園の自然環境は、市街地に囲まれているとは思えないくらい静かで良い所である。しかしここ最近、大型車が通れる程遊歩道を拡幅整備したり、実に立派なビジターセンターを新築したり、まだ十分使える東屋を改築したりと、ハードにはせっせとお金をかけている。そのくせ駐車場が除雪してなくて車の停め場所に困ったり、立派なビジターセンターは冬場閉鎖など、ちょっとしたソフトには配慮がないように思われる。私は岩見沢市民ではないので、こんなこと言えた義理ではないのかも知れないけど、このままでは”仏作って魂入れず”になりやしませんかい?、岩見沢市さん!。


    98年11月初旬

       いつもは初雪で冬の到来を感じるのだが、今年はそれよりもっと早く、十勝から冬の到来を告げる便りが舞い込んだ。十勝大平原クロカンの参加申し込み書である。昨年、第一回大会に出させて貰ったが、大会関係者の、”大会を盛り上げるぞ!”という熱意がひしひしと感じられる大会で、実に楽しませて頂いた。その割には参加者がちょっと少なく残念であったが、今年はこの大会もよりみんなに浸透しているだろうから、昨年以上に賑わうことでしょう。

       ゆくゆくは、冬の十勝のスポーツ文化として定着し、また湧別と並ぶ、北海道の2大長距離レースの双璧としてより発展するよう、一参加者として願わずにはいられません。


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