'01 2/4 十勝大平原国際クロスカントリースキー大会 60km(35km)参加
データー
    天候快晴
    スタート時の気温-18度( 雪温-19度)
    ゴール時の気温-7度
    使用ワックスSWIX LF6 (-6〜-12℃)〜スタート時に思いっきり渋くていまいち(CH4とLF6のミックスが適当だったとは思うが、はっきり言ってあれだけ冷え込んだら何塗っても滑らないと思う)

コメント

2/3(土)日本海側:曇り、太平洋側:地吹雪

     午後6時前頃に栗山の自宅を出る。今日は天気予報では荒れると言っていたが、比較的穏やか。但し木曜日に降った雨のせいで路面はツルツル!。どれくらい滑るかと言うと、制限速度内でコーナーに進入しステア切ってもみごとにアンダーステア。曲がらないのでアクセルオフするといとも簡単にタックインして今度は逆にオーバーステア。そのまんまじゃスピンするから適当なタイミングでアクセルオンすると、ワーイ!簡単に四輪ドリフトだー(オイオイ(^^ゞ)。

     そんなこんなでようやく日勝トンネルを過ぎると天候は一変し、地吹雪の世界であった。国道ですら時折視界ゼロになる程だったので、清水の街を避ける近道通ったっけ、吹き溜まりで凄かった。遅い・重い・うるさいと3拍子揃った我が愛車であるが、こう言う時は頼もしい。でも明日のコース大丈夫かな?。吹き溜まりでバーンはブカブカだろうし、結晶の崩れた雪って滑んないんだよね。

     なんだかんだで9時過ぎに、常宿(?)と化している帯広緑が丘公園着。明日は早いので速攻で寝る。


2/4(日)快晴

     6時前に起床し、車の中で恒例の餃子力うどんの準備をしていると、帯広在住で以前メールでやりとりした事のあるT永さんが、わざわざなんと、あの高橋尚子も飲んでいると言うスーパードリンク、ヴァームを差し入れに来てくれた!。感謝である。しばし狭い車中で氏と懇談。氏は今回10km参加との事。健闘を祈ります!。

     7時直前に市役所駐車場に行くと(ほぼ満車状態だったので、今度は15分位余裕を持って行こう)、係りの方から、60kmコースは整備が間に合わなかったので、35kmに変更との説明があった。あれだけ吹雪いたらさすがにしょうがないでしょう、と言う訳で、連絡バス中で紅茶を飲みながら、目的地の岩内仙峡へ。

     バス車中で、”いくら練習不足(というよりぶっつけ本番)でも、40分/10kmのラップは楽勝だろうから、35kmなら2時間20分以内だな”と、楽観と言うより、ちょっとなめた目標タイムを設定する。

     快晴無風のスタート地点着。バスを降りると、まず刺すような寒気。場内アナウンスでは気温が現在-22度だって!。ワックス合わないよー!。

     受付を済まし荷物を預け、あまりに寒いのでヤッケ・耳あて・オーバーミトンのフル装備でスタート地点で試走するが、案の定板はさっぱり滑らない!。でもここまで来たらもうしょうがない。あきらめて8:40頃スタート地点に並ぶ。ボロボロに破れた横断幕が昨夜の地吹雪のすさまじさを物語る。

     9時に一斉スタート。スタート位置こそ良かったが、なにせ板が滑らないので大変。でもこれは私だけじゃないようで、回りの皆がスローペース。コースは吹き溜まり跡も完璧に踏まれており、コンディションはばっちりであったが、ただ滑りが悪い時はひたすら体力勝負となるので、私には非常に分が悪い。最初の7〜8kmはアップダウンが多い事もあって、登りの度に抜かされてしまう(;_;)。

     ようやくアップダウンの多い樹林帯のコースを終え、広々とした十勝らしいコースに出る。10km地点でのラップタイムは48分/10km。どっしぇー!、先週に続きワーストラップの更新街道まっしくら!。目標タイムを切るどころか、既にもう8分も借金してしまった(;_;)。

     幸いな事に暗い樹林帯を抜け、快晴のオープンなコースに入ってからは、板が良く滑り出した。今回は60kmも体力(と言うより太股)を温存しなくて良い気軽さもあって、一気にペースを上げる。20km地点となる中札内関門の通過時点でのラップタイムは例年並の35分/10km。借金を5分返し、遅れを3分に縮めた。

     縮めたとは言ってもまだ遅れている事には違いがない。例年ではここでお汁粉・ポタージュ・お粥・生チョコ・ハスカップゼリーと、飽食の限りを尽くすのだが、今年はバナナ一片とドリンクで涙を飲む。後のスタミナは、ヴァームのスズメバチパワーで大丈夫だべ。

     例年通り、中札内からはちょこっと風向きが変わり向かい風気味となるが、今日は微風なのでさほど堪えない。ラスト5km地点でのラップタイムもさっきと同じ35分/10km。借金を5分返し、ようやく2分の貯金が出来た。やっと一息付ける。

     ラスト5kmをスパートしたが、ゴール前1km程は狭く抜けないコースでペースダウンして、ラップタイムは32分/10km止まり。でもここでもう4分縮め、トータルで、目標タイムの6分前に無事ゴール。取りあえず自己目標達成である。

     ゴールしてからは、中札内の借りを返すべく(?)、お汁粉・きなこ餅・そば・生チョコ・ハスカップゼリーと、一通り食べまくる。いやー、ほんと美味しかったですm(_._)m。

     そんなこんなで食欲に走っていると、オフ会等で見慣れたこあきさんがほどなくゴール。しばし彼女やその友達らと懇談。しかし彼女、クロカンの世界では顔が広い事広い事!。今大会の入賞者全員が実は彼女のスキー仲間やらスキー友達であった。そんな方とはつゆ知らず、この前まで私ごときが、”足の引きつけが甘い!”だの、”視線が近い!”だの、”ポールのスタンスが広過ぎる!”だのと、叱咤していたんですねえ(^^ゞ。うーん、怖い者知らず(^_^;)。

     今回の渋い雪質では、もし地吹雪で短縮コースになっていなかったら、下手すると例の太股引きつりでリタイヤの恐れすらあったかも。昨夜の悪天候に助けられたのかな?。順位こそ、目標だった、クラスの20%以内は果たせなかったものの、やはり十勝は良い!、来年もまた来ようと誓いを立てて、会場を後にするのであった。最後に大会関係者の皆様、あの悪天候にもめげずの開催、大変ご苦労さまでした。

    タイム 2:14 19位/88人(35歳以上49歳以下)、47位/368人(総合)



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