'01 2/25 湧別原野オホーツク100kmクロカン
データー
    天候
    スタート時の気温-18度
    ゴール時の気温-9度

コメント

 実は私は出ていません(^^ゞ。諸般の事情があってここ最近ご無沙汰気味のこの大会ですが、私がクロカンを始めるきっかけともなった大会でもあり、思い入れは人一倍あります。またこの大会参加が目標の方も沢山いらっしゃるようです。

 先日私の元へ、参戦記を送ってくれた方がいらっしゃいまして、読ませて頂くと、今年の大会の様子が良くわかる内容で、今後この大会参加を目標とされている方にも大変参考になると思いましたので、著者の了解の元、本ページへ転載させて頂く事にしました。大変ありがとうございますm(_._)m。


北野さんの参戦記(今回85km初参加)

     行ってきました。湧別も遠かったんですが、レースのゴールはもっと遠かったです。

     まず何より思ったより寒かった。スタートの大渋滞に巻き込まれたり、やけにスキーが滑らなかったり、30km付近でポールを破損するアクシデントがあったりでなかなか思うようにいかなく、特に60kmを過ぎてからはすごく長く感じました。

     スタートしてすぐ同行の仲間全員を見失い、第一エード、第二エードとも休憩せずに飛ばしたが、丸瀬布エードの手前の下り坂で後ろから抜かしにきた人と接触、ポールを踏まれバスケットを破損、紛失。エードまでの3kmほどの距離をノーストックで移動。

     エードでポールを貸してもらおうとあっちこっちの人に声をかける。幸いポールを折ってリタイヤした人のポールと長さが一緒だったんで折れてない方のポールを借りることが出来る。(なんて強運)しかしストラップの調節が出来ずちょい調子が悪い。そして自分の身体が最早結構疲れていることに気づく。

     最初はエードを飛ばし、そのうちスキーを履いたままで水分補給し、次はおかゆを食い、スキーを脱ぐようになり、最後の方では椅子に座るようになって、高橋私設給食所では豚汁まで食べて暖までとる始末。このころには順位よりすっかり完走ねらい。 (笑)「早くゴールすれば早く休める、途中で止まってどうするんだ。」って自分に言い聞かせてはいたんですが…

     しかし本当に各給食場や運営には頭が下がりました。この運営は大変ですよね。H川さんの言われたとおり遠軽給食場の後は長かった。1kmってこんな長かったっけ、って感じです。自分はH川さんとは逆に下りでどんどん抜かれ、登りで抜き返すっていう効率の悪い滑りでした。滑りが洗練させてない分、倍は疲れました。

     そして感動のゴール、ほんと長かった。自分の名前がアナウンスされた時は感激しました。結果は7時間35分で637位(?)。当初の目標の完走を果たせた喜びと、もう少し抜かれず、食らいつきたかったっていう思いもあります。85kmって生半可な距離ではないですね。

     その後15分後にT口さん(函館クロカンキッズ)、9時間20分前後にS藤ちゃん(エンデューロ仲間)、それに2、3分遅れてT澤さん(薬局経営)と、なんと仲間全員完走!。みんなヘロヘロです。

     月曜日は仕事の為、一路札幌に出発。途中吹雪きの為岩見沢で高速を下ろされましたが、午後11時頃付きました。

     そして翌日、これがクロカンの良いところかって思ったのが意外と身体にダメージがない。少々の筋肉痛はあっても膝とか肩とかに痛みは無いんですよね。肉体的なダメージっていうより体力が寒さで消耗したっていう部分がだいぶんあったんでしょう。エンデューロやマラソンと比べても翌日は楽なんですね。(やってる時は大変だけど。。特に腰から背中)

     そんな訳ですごく楽しめた2日間でした。一緒に滑った仲間にも大会関係者のみなさんにも沿道の応援の方々にもみんなに感謝。H川さんにも感謝です。メールでのアドバイス、ありがとうございました。

     温かい大会ですね。(気温は寒い。スタート時-18℃、ゴール時-9℃) 自分はまた来年も出たいなって思ってます。しかし本当に楽しむためにはもう少し練習しなくては。


こあきさんの参戦記(毎年出場のトライアスリート)
     XC5連戦、最終レースを無事完走してきました。(^^)/

     いつもはSWIXのWAXを使うのですが、今回はBRIKOのBKバイオレットにしてみました。行きつけショップで、適応温度範囲が広いと聞いたので、長丁場には良いかなと思ったからです。結果は、予想以上に平均して板が滑ってくれたな、という感覚が得られました。

     今回の目標は、1.60km地点の遠軽に12:00までに到着すること(4時間半以内)、2.6時間半を切ること、の2つでした。

     スタート時から、常に 60%くらいの力で滑り続けることを心掛けました。また、省エネとして板に長く乗って滑らせることも忘れずに。第1の目標である遠軽には目標の12分前に到着(やった!)。直線平坦コースで上手く板を滑らせることができた時は、気分はすっかり「坂口&H川さん」でした(笑)。

     しかし、遠軽を過ぎると、次第に雪雲が出てきて、向かい風の吹雪模様になりました。雪風で時折、ホワイトアウトして辛くなりますが、とにかく一歩を確実に滑らせることだけに神経を集中していました。寒いとか辛いと思ってしまうと、それに負けてしまいそうでしたから…。

     ラスト5kmでスパートしたのですが、残念ながら第2目標である6時間半切りに届かず、結果は6:34(自測)でした。それでも、自己記録を22分短縮できたので満足!全体順位(男女混)は、407位/1373人でした。

     これで今シーズンのXCレースは全て終了です。ホッとしたような寂しいような…。(^^)

     さて、今日からは、マラソン、水泳、春山モードへシフトチェンジ!

    追伸〜
     参考までに、各ポイントの通過時間もお送りします。60〜75kmが、向かい風と吹雪区間でした。板は滑っており、調子も良いのですが、急にラップが落ちているのが分かります。

    35km 2:37:35
    60km 4:17:30
    -- rest --
    60km 4:28:07
    75km 5:51:05
    80km 6:13:55
    goal 6:34:32(自測)

     現在、XCのために考えているのは夏場のラン強化です。それからH川さんがおっしゃるように、やはり一歩でいかに板を効率的に滑らせるか、というテクニックの向上。これらが自分には必要なんだな〜、ということを今回、身をもって理解しました。

     ますます、面白くなってしまい困ったもんです(笑)。


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