この場所は以前から山スキーヤーにはおなじみだったのですが、自然保護の観点や駐車スペースの問題から,ページに載せるのはためらってきました。でも北海道新聞に紹介されるなど一般にも知られてきたので、今回掲載しました。
でも必ず、下記のことは守って下さい。
この国道は大変交通量が多く、場所的にも日陰に当たるため,路上駐車は大変危険です。自分で自分の首を締めるような事はせず,車社会のマナーは守りましょう。
前置きが長くなりましたが、紹介にうつらさせて頂きます。
冬場なので,苔は茶色に変色しているかと思いきや、結構緑色をしているので驚きました。観光シーズンはひっきりなしの人の列で,ゆっくり眺める暇などありませんが、冬場でしたらゆったりと洞門内で,誰にも邪魔されずにお茶を楽しめます。
国道沿い、夏場用の駐車場入り口からは夏場の道同様に,10分ほど洞門の入り口にむかって歩きます(写真左)。夏場のざくざくした火山砂を歩くより、冬にスキーで歩く方が楽でした。ほどなく洞門入り口に着きます(写真右)。ここからは全くと言っていいほどの別世界になります。
夏に来られた方ならご存じとは思いますが、狭く枯れた函沢の壁面一面に、苔が張り付いているという枯山水のような景色が延々と続きます。
途中の大岩くぐりも雪で埋没しておらず、ちゃんと先に進めます。神秘的な景色の中を歩くうち,ほどなく折り返し地点に着きます。ここから先を進めば、樽前山にも登れますが,歩くスキーでしたらここでUターンする方が無難でしょう。