今時入浴料がたったの200円！の野中温泉に車を停めて、冬季閉鎖の緩い下りの車道を進みます。やがて眼前には、白煙を上げている雌阿寒岳をバックに、白い平原のオンネトーが広がります。

　湯の滝方面へはこのまま車道を歩いていっても着きますが、厳冬期で氷がしっかりしていれば、氷結したオンネトーを直線に横断した方が、距離も2/3に短縮出来ますし、なにせ眺めも最高です。

　但し図で示した部分は温泉熱のせいなのか川の流れのせいなのか、真冬でも完全氷結しませんので、近づかないように注意しましょう。

　車道終点の駐車場からは、遊歩道を歩きます。多少アップダウンはありますが、歩くスキーで恐怖を感じるような所はありませんのでご安心を。

　遊歩道は昼なお暗い、鬱蒼とした森のトンネルです。

　2km弱歩いて程なく湯の滝着。ここの池には熱帯魚のテラピアが群をなして泳いでまして、驚かされます。ここからはスキーを脱いで露天風呂へ。

　今は立派な脱衣所と、眺めのいい位置にある岩風呂が整備されています。お湯こそちょっと温めですが、長湯するにはちょうどいい？（なかなか出られない）。

　また湯の滝にはこのような休憩所もあって、お茶をしながら滝を眺めるには最高です。