ちょっとハードではありますが、北海道ならではのツーリング場所もあります。それはサロベツ。特にこのコースというものはありません。稚咲内から豊富まで車道が延びている以外は全くの白い大雪原。特に下サロベツの内部に入ると，人工物はほとんど見えません。その雪原を一人黙々と歩くと、自分が植村直美のような，偉大な冒険家でも成ったかのような錯覚を覚えます。
稚咲内からペンケ・パンケ沼を経由して下沼に至るルートは，とても良かったですよ。稚咲内周辺の海岸砂丘林を，何度も登ったり降りたりして原野に出、凍って雪の付かない、蛇のように蛇行したサロベツ川を，ストック滑走したり（抵抗がないから良く滑る），湖歩きをしたり、雪原でお茶を飲んだりと，天気が良ければ快適です。（吹雪の時は辛いでしょうけど）